概要
「けごん」とは、東武鉄道が運行している特急列車の愛称である。浅草駅から東武伊勢崎線を経由し、東武動物公園駅から東武日光線に入り、新栃木駅・東武日光駅までを結んでいる。列車名の由来は栃木県日光市にある「華厳の滝」から。『けごん』という列車名は1948年(ただし漢字表記の『華厳』)に臨時列車として使用を開始し、翌年から毎日運行となった。
また、早朝深夜には東武伊勢崎線・浅草駅~春日部駅間のみの運行の特急『けごん』もが運行されていたが、この列車は2017年のダイヤ改正で特急『スカイツリーライナー』へ列車名が変更されている。
停車駅
※★印の駅は一部列車が停車。
浅草駅 - とうきょうスカイツリー駅 - ★曳舟駅 - 北千住駅 - 春日部駅 - ★杉戸高野台駅 - ★板倉東洋大前駅 - 栃木駅 - ★新栃木駅 - 新鹿沼駅 - 下今市駅 - 東武日光駅
リバティけごん208号
元々は上り・新栃木発浅草行きの列車として設定されていたが、2021年3月改正で春日部駅発へ区間短縮された。この結果、リバティけごん208号は『スカイツリーライナー』と停車駅・運行区間が同一となってしまい、本来は列車名を変更すべき案件に。
が、指定席料金が全区間520円均一で『スカイツリーライナー』と指定席料金が異なる区間があるため、列車名が据え置かれている。
車両
昭和時代
1951年に5700系が登場。1957年には1700系が登場しグレードアップ化が行われた。
1960年に1720系ことDRC(デラックスロマンスカー)が登場。このころから東武特急の繁栄が始まった。1720系登場時は1700系も併用という形であったが、サービス面の問題から1700系も1971年・1972年にDRCの車体に載せ替えた。
平成時代
時代が平成へ変わると、1990年には100系「スペーシア」が登場しDRCを置き換えた。さらに2017年には500系「リバティ」が登場し、増発の形で特急『けごん』運用にも加わることになった。
現在は使用車両の区別をつけるため、500系を使用する列車に限り『リバティけごん』という名称を使用する。この500系使用列車については「リバティきぬ」「リバティ会津」併結列車も一部設定される。
関連項目
東武鉄道 東武スカイツリーライン 東武伊勢崎線 東武日光線 特急 列車愛称 きぬ きりふり 日光 会津(リバティ会津) 東武500系