概要
『仮面ライダーBLACKSUN』に登場する市民団体。
井垣渉を筆頭とした一般人で構成された団体であり、人間と怪人が共存する社会に反発して「怪人の排斥」を掲げている。
あくまでも市民団体であり、支持者を含めた構成員の人数と規模そのものは社会全域に影響力を持つにしてはさほど大きくはないが、心情的にその主義主張に共感する人々は少なくはないため、人数面の不利は存在しない。
……と、ここまで書くと曲がりなりに人間のために活動している人間至上主義組織と言えるが、その実態は自分達より弱い立場の怪人を差別する事に目覚めて結成したというただの悪質な過激派で、過去の仮面ライダー作品における名称の意味が似た組織である「アンチショッカー同盟」とは全くの別物である。当然ながら、強大なコネクションや優れた技術・戦力の類など何も持ち合わせていない。
思想に関しても構成員のほとんどは明確な目的を持たず、怪人に対する差別も「自分達の優越感を満たしてくれる都合の良い免罪符」程度にしか認識しておらず、逆に圧倒的な組織力を持った国家や上位の怪人へ戦いを挑むといった野心は皆無で、無論社会的なリスクが高いテロリストに成り下がる覚悟も無い模様。
また、差別対象は怪人のみならず、自分達の思想に反する者ならば同じ人間であろうと怪人と同類扱いしている。(とは言っても構成員の中には怪人に身内や家族を殺されたりした者もいる)
即ち、有り体に言えば“世論を盾に差別を正当化して好き放題騒いでるだけの愚連隊”であり、見方を変えれば『BLACK SUN』における真の悪の軍団とも呼べる。
関連タグ
人間解放軍:同じく反怪人を掲げる人間の組織だが、リーダーを筆頭にメンバー達の殆どは極端なまでに怪人(やそれに味方する人間)を敵視・迫害するなど、半ば愚連隊も同然な有様となっている。
シンクネット、EXE(仮面ライダーW):似たような集団。
双頭の蛇(手塚治虫作品):ある意味「反怪人団体の可能性の1つ」と呼べる架空の組織。
マウンテンピーナッツ:掲げる思想こそ正反対であるが、やり口の過激さは反怪人団体に勝るとも劣らないエコテロリスト達。
KKK、ツイフェミ、マスク警察:現実世界における似たような過激派。
在特会、レイシストをしばき隊:↑の中でも特に元ネタの最有力候補と目されている組織。