曖昧さ回避
二つの頭がある蛇
多くの場合胴体から尾にかけては普通の蛇で、頭部が二股に分かれて独立した二つの頭がある。
大抵は長く生きられないが、創作上は独立した種(特にゲーム作品のモンスター)としての「双頭の蛇」が登場する場合がある。呼称は作品ごとにまちまち(オーム蛇、2ヘッデッドスネーク等)。
またこれとは別に、頭部の反対(本来は尾があるべき部位)にもう一つの頭がある「双頭の蛇」としてアンフィスバエナというものもあり、こちらは神話上の怪物もしくは哲学的な命題の比喩として創作された存在であると考えられる。
双頭の蛇(手塚治虫)
手塚治虫氏が描いた短編漫画。
黒人と白人の人口が半々になった近未来のニューヨークが舞台であり、白人至上主義や人種差別を題材としている。
組織としての「双頭の蛇」
白人で構成されたマフィア組織。
メンバーが白人至上主義であり、黒人が白人と対等になった社会を良しとせずに黒人の有力者を次々と殺害しているが、その一方では黒人の味方をする白人に対しても容赦がない。
ボスのキケロは黒人を人一倍憎んでいる過激派と同時に息子を大事にしている1児の父親でもあり、作中ではその中途半端に残った人間味が災いする形で失脚へと追い込まれて最期は同じ白人である部下達の手で処刑されるという皮肉な末路を辿っていた。