概要
イグドラシルが管理するデジタルワールドとは別のサーバーにあるデジタルワールドで、ホストコンピュータ・ホメロスやロイヤルナイツに相当するオリンポス十二神族が管理している。
初出はアプリ『デジモンクルセイダー』のアイギオモンを主人公としたストーリーで、のちに公式化。
公式側(バンダイ)が初めてその存在に触れたと思われるのはプレミアムバンダイ『デジヴァイスVer.15th』商品紹介ページにおけるロイヤルナイツ(参考)の項目。デジタルワールド・イリアスと通常のデジタルワールドの関係性が語られた。
やはり、メディア展開で主流とされるのはイグドラシルが管理するデジタルワールドなので出番には乏しい。
現在わかっている事
- 過去に幾度か大戦があった(タイタモンが支配権を巡って敗れたという大戦もその一つか)。
- ダークエリアが存在するが、最下層の「コキュートス」はデジタルワールドと共有している。
- ミネルヴァモンXの存在から、NEWデジタルワールド側にもオリンポス十二神族が存在する可能性がある。
各メディアでの扱い
デジモンクルセイダー
記憶を失ってアイギオモンに転生し、我々の知るデジタルワールドに流されて来たユピテルモンの故郷として登場。
彼の言動からイリアスには「善・悪」の概念がなく、「オリンポス十二神族」が秩序側、プルートモンら「タイタン族」混沌側に位置しており、ホメロスは自由意志を望んでいる事がうかがえる。しかし、それによって無意味な争いの引き金となってしまったようであり、アイギオモンはインペリアルドラモンや十二神との特訓の末に、『クルセイダー』本編で破壊されたイグドラシルの残滓を取り込む事でユピテルモンとして再誕し、プルートモンと対峙した。
デジモンコレクターズ
イベント「逆襲の巨神」にて「古代の大戦」に言及しているが、今回の舞台となったデジタルワールドが「イリアス」の方かは不明。
小ネタ
- 元ネタはいうまでもなくギリシャ神話の世界観。
- 名前の由来である「イリアス」は古代ギリシャの詩人「ホメロス」が記したトロイア戦争を基にした叙事詩のこと。
- アキレウスモン、テティスモン、エンシェントトロイアモンはこの叙事詩に登場する英雄、神、道具が元ネタとなっている。
- 幾度も大戦があったという設定にも元ネタがあり、ティターンとの戦い「ティタノマキア」やギガースとの戦い「ギガントマキア」など巨人族との戦いがギリシャ神話で繰り返されている事に由来すると思われる。
参考
- デジモンウェブ『[デジプロ知識]デジタルワールドに存在する「ダークエリア」』(2022年9月15日閲覧)
- デジモンウェブ『[デジ基礎知識]「オリンポス十二神」のデジモンたち』(2022年9月15日閲覧)