概要
『星のカービィWii』に登場する敵でレベル5「ナッツヌーン」のボス。スフィアローパーたちの親玉。ローアの持つ次元を超えるエネルギーが好物。カービィが予め置かれている「最後のパーツ」を入手するもののそれが忽然と動き出すという演出が入った後に姿を現す。
戦闘開始前後の演出や、発売当初はステージとしての「ハルカンドラ(レベル6・7)」の存在が伏せられていたことから、初見では多くのプレイヤーに「こいつがラスボス?」と思わせた。
また、グランドローパー戦の直前のパートには『星のカービィ2』のラストステージ「ダークキャッスル」を思わせるところがあり、それもまた「思わせぶり」である。
クラウンドローパー
『星のカービィWiiデラックス』では新たに追加された「異空をかける旅人」においてEX以上に強敵のクラウンドローパーが登場する。
マホロアがカケラを集めて完成させた果実をマスタークラウンの破片が横取りすると出現。
攻撃後、その場所に瘴気のような毒々しい色合いの霧状の攻撃判定が一定時間残る性質を持つ。ウルトラソードを使えないマホロアで戦う為か、カバードスフィアを纏わない。
クラウンドローパーを倒した後、果実に寄生して大樹のような姿に変貌したマスタークラウンとの最終決戦へ移行。
戦闘
巨大なエナジースフィアから不死鳥のような翼と尾羽が生えた姿をしている。ノーマルではオレンジ色だが、EXでは赤紫色に近くなる。
画面奥からマシンガンのように弾丸を飛ばす攻撃や、いくつもの異空間(?)を開き、そこからプレイヤーを狙って突進する攻撃の他、EXはバーニングアタックやアイスクラッシュなどの手下のスフィアローパーの攻撃も使用する。
今作以降の全ボス共通で、体力を半部ほど削ると攻撃が激化する。ただ、大技を放つ前に雄叫びをあげるようになるため、やや隙は大きい。
また、追い詰めると鎧のような外殻(カバードスフィア)をまとい、球体に変化する。
決戦
上述の通り、最後は自身を守るように鎧(カバードスフィア)をまとって攻撃してくる。
鎧状態になると攻撃方法が一変し、ザコ敵を召喚する、ドロシアソウルの「バウンドポンド」のように画面奥からフェイントをかけつつ押し潰してくるといった攻撃に変化する。
この鎧はスーパー能力でしか壊せず、グランドローパーが召喚するスーパーブレイドナイトを吸い込む、もしくは倒してウルトラソードを入手して戦うことになる。
またこの時のウルトラソード状態の時のBGMは今までとは違ったりする。
ダメージを与えるにつれて徐々に鎧が砕かれていき、完全に破壊すると本来の体に戻る。そこでようやくトドメを刺せるようになる。その時の演出はカービィが凛々しい表情で剣を振り回した後、巨大化させ、次々に持ち替え、切り刻むというスタイリッシュなもの。滅多斬りにされたグランドローパーは苦しみながら消滅し、本当の意味でパーツを入手できるようになる。
まさに「ラスボス戦」と言った様相だが、当のラスボスではより凝った演出がされる。しかもそれでも本当のラスボスの前座。
Pixivでの扱い
以上のように、本来なら非常に印象深いボス敵なのだが、なぜか投稿数は圧倒的に少なく、ラスボスはおろか次のアイツ、はては手下にすら投稿数では負けていた・・・が。
擬人化絵師によって人型として描き、愛着を持つことで現時点(12年5月下旬)で、Wiiに登場する(マホロアやランディア等メイン級キャラを除く)ボスキャラクターの中で堂々の投稿数1位を獲得した。
しかしこちらは原型タグです。擬人化タグと併用することは擬人化を苦手とする人への配慮不足で問題を起こしていることが多々あるので、擬人化絵を投稿する際にはこのタグを使わず、擬カビや星のカービィ擬人化タグに絞ることをお勧めします。