機体データ
型式番号 | F70 |
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所属 | 地球連邦軍 |
開発 | サナリィ |
生産形態 | 試作機 |
全高 | 14.8m |
頭頂高 | 14.8m |
本体重量 | 8.2t |
全備重量 | 22.5t(マシンキャノン搭載時) |
出力 | 3,850kW |
推力 | 27,440kg |
センサー有効半径 | 不明 |
装甲材質 | ガンダリウム合金 |
固定武装 |
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換装武装 |
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携行武装 |
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概要
型式番号F70。
雑誌企画『F91-MSV』に登場。
サナリィのフォーミュラ計画によって開発された中距離支援用試作型モビルスーツ(MS)。
Gキャノンの前身にあたる機体であり、F90のミッションパック装着形態の一つであるF90サポートタイプをベースに、量産を前提に再設計した機体となっている。また、コックピットやスラスターなどの一部構造は並行して開発されていたF91が参考にされている。
本機はスペック上はF90に匹敵する高性能機であった。しかし、その実態は、構造が特注機なみに複雑かつ高額な高精度部品によって構成されており、大量生産はおよそ不可能といえる設計であった。
また、動作も極めて不安定であり、ソフトウェアにはブラックボックスが多く、サナリィの専門技術者でなければ修理もままならないなど、前線での運用を無視した仕様であったことが発覚した。
このため連邦軍はサナリィのキャノンガンダムを不採用とし、アナハイム・エレクトロニクスが本機をベースに、低コスト化と安定性の向上、既存の機体との部品の共用化など、量産に適した再設計を施した機体がGキャノンとして制式採用されている。
支援機として開発されているものの、ある程度の汎用性を有している事から攻撃型MSとみなされる事もある。
なお、名称には「ガンダム」と冠されているが、頭部センサーはバイザーに覆われておりV字型アンテナも持たないなど、外観にガンダムタイプの特徴は少ない。
設定上はかなりの高性能機とされ、サナリィが設定的に「善玉」、アナハイムが「悪玉」とされていることから様々な願望込みの考察とともに必要以上に美化されているきらいがあるが(初出記事からしてアナハイムの「落ち度」を告発するような体裁、数少ない立体物はヒロイックかつ過度なアレンジを施されたものばかり)、映像作品では登場せず、また模型誌の作例やゲームなどでの公式メディア展開もほとんど見られないことから実態は実はわからない。
漫画『機動戦士ガンダムF90FF』にも登場。
ジョブ・ジョンが自ら搭乗してテスト運用を行い、その後はファステスト・フォーミュラに配備され、ハジメ・タスカーの搭乗機として運用される。
しかし、エゥーゴ残党「エグム」の一員であるサイファーが駆るMSA-0120との交戦の際に、メガブーストに翻弄された末にコクピットをビーム・サーベルで貫かれ撃破された。
武装
バルカン砲
連邦軍のMSの標準固定武装。2門搭載。
ダブル・ビーム・ガン
両腕に近接戦闘用として装備する、小型の2連装ビーム砲。
3連マシン・キャノン
背部に装備する、対人戦闘やコロニー戦用の実弾兵器。
状況に応じて排除可能で、最初から装備せずに汎用型MS
として運用する事も可能。
ビーム・サーベル、ビーム・ライフル、シールド
いずれもヘビーガンと同じものを使用。
ビーム・ライフルとシールドはオプション装備である。
ミッションパック
キャノンガンダムの機体各部のハードポイントに装着可能な規格換装オプションであり、装備することで多種多様なミッションに対応できる。
各ミッションパックに関してはミッションパックを参照。
バリエーション
Gキャノン
型式番号F71。
アニメ『機動戦士ガンダムF91』に登場。
宇宙世紀0120年代における地球連邦軍の火力支援用量産型MS。キャノンガンダムの再設計機にあたる。
詳細はGキャノンを参照。