概要
CV:林原めぐみ
都心部に存在する大学の経済学部にて教授をしており、日々多忙なため結城家では通いの家政婦に家事全般を任せている。
夫・結城彰三の実家である結城家が京都府を本拠とする名家であるのに対し、彼女自身は宮城県の米農家の出身であるため、家柄で見下されることに強いコンプレックスを抱いている。
なお、自身の両親はSAO事件以前に他界し、棚田も処分している。
自分のような差別を受けさせないのと未だに自分を差別して爪弾きにする本家の人間を見返すため、子供たちには早い段階からエリートコースを歩ませることを望んでいた。結果、長男・浩一郎は順調に夫が代表を務める「レクト」に就職したものの、長女・明日奈はSAO事件が原因で、それまで通っていた名門校「エテルナ女子学院」からSAO生還者を集めた帰還者学校に編入し、学歴を気にせず気心の知れた友人たちと付き合うようになった。
「マザーズ・ロザリオ編」では、自身のエゴと娘の将来のため、明日奈を自身が勤務する大学の付属高校に転校させようとしたが、その話の中で友人や恋人のことを貶す、夕食の時間を過ぎてもALOへのダイブを継続していた明日奈からアミュスフィアを引き剝がし強制ログアウトさせるなど厳しい態度で接したため、以前からあった親子の溝をさらに広げることになってしまう。
最終的に、ユウキのアドバイスでちゃんと向き合う決意をした明日奈にALOにて対話を行い、その際に今は亡き両親が孫娘にあたるアスナに託していた京子への遺言である「自分の為だけに頑張ることばかりが人生ではない」という言葉を聞かされることで諭され、好成績の維持を条件に帰還者学校通学を許した。
両親の遺言を聞いたことで長年苦しんでいたコンプレックスが払拭されたことからアリシゼーション編終盤では、アンダーワールドで200年間過ごしたことで昏睡状態に陥った娘の姿に、表面上は取り乱すことなく状況を受け入れていた。
なお、夫や息子とは異なりUR編開始時点までキリトと直接対面したことない模様。
SAO事件以前より学歴には厳しく、明日奈が中学時代の模試や定期テストで好成績を修めても「そんなもの当たり前」と一切褒めなかった。その厳しさは家族以外にも向けられており、明日奈には須郷伸之が歪んだ原因の一つとして挙げられている。(須郷への態度は自分を差別してくる本家の人間たちと同じものを感じたことで半ばその本性に気づいたことも原因だったようだが)
それ故、須郷も結城家やレクトを見限るのに躊躇いもなく、結果ALO事件が引き起こされる形となり、自分のみならず家族全員が破滅寸前に追いやられかけるという危険を招くことになってしまった。
本人はフルダイブ環境を好まない上にゲームとは無縁であるが、アスナが対話のためにALOに招いた際、彼女が持っていた別アカウント「エリカ」を使用した。そのため、pixiv上ではエリカの画像にタグ付けされている場合が多い。