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自己中の編集履歴2023/04/14 02:16:21 版
編集者:nobunaga
編集内容:創作物の自己中

概要

自己中心的性格」とは、自分を客観視できない(自我中心性)性格、または自己利益や自己顕示欲を満たす事ばかりを重視する(利己的)性格の事であり、一般的にはマイナスの印象を持たれる。心理学的な意味での「自己中心性」は前者のタイプだが、一般的にと認識されやすいのは大半が後者のタイプ。

わがまま自分勝手などが類義語ではあるが、これらと比べても基本的に蔑みの意味を込めて用いられる事が多い。

他人を自分の都合の良いように利用したいという考え方は一般的な人にも多かれ少なかれあるわけだが、それを露骨に出すと周囲には嫌われ、警戒されることは避けられない。

昨今においてはアニメの聖地花火大会などのイベントにおいて自己中と思われる人達が近隣住民に多大な迷惑をかけており、これが原因で以降の開催を取りやめにした所も少なくない。

また、自分もしくは自分が含まれる(またはそう偽る事のできる)集まりを一方的に被害者とする事で自身の行為を正当化しつつ不当な利益を得ようとする悪質な団体または個人が多数おり、営業の妨害をされる、業務の停止を余儀なくされる、挙句の果てには職業そのものが廃止となり就いていた人達が路頭に迷う、など自己中による問題が深刻化している。

創作物の自己中

基本的に創作物の登場人物は(モブでもない限り)基本自己中である。登場人物が好き勝手に動くことで状況が二転三転し、物語が生まれるのである。よく製作者側の人間が『自分の意志とは無関係に、勝手にキャラクターが動く。』と言う事があるもそのため。

余談

元々は、自己中心的を略したものとして2000年代初頭あたりから中高生間で主に用いられた、主に『テメー勝手な奴』という意味の若者言葉であった。

2001~2004年頃にかけて片山恭一恋愛小説世界の中心で、愛をさけぶが一大ブームになった際、

その内容が本居宣長いうところの『もののあわれ』--あくまで人の心の移ろいを主題とした視点という意味でーーとしてはピュア層のハートを唸らせたものの、

メタ的な視点では主人公の数々の言動がエゴ矛盾独善に満ちたものにも見なくもなくもない内容で、映画版の終盤では白血病で死の淵にあるヒロインをオーストラリアまで連れていこうと(無謀にも)主人公は計画。病院から無断で抜け出し、空港まで連れ出した先でヒロイン失神&主人公「助けて下さい!!」と絶叫という…

加えて、原作冒頭では主人公の祖父「自分が死んだら、遺骨を(祖父の)初恋の人のの中に入れてくれ」と、盗掘を指示する描写もみられ、俯瞰的な層・批評家からの評判はいまいちであった。

この作品、愛称が『セカオワ』もしくは『セカチュー』であった為、これを捩ると共に作品の内容を皮肉った『ジコチュー』が一部でレッテル貼りとして付せられるようになり、同時にそれに共感する層も一定数見られ、『自己中』が市民権を得ていく一助となってしまった。

関連タグ

自己中心的 ぎゅわんぶらあ自己中心派 暴君 ジャイアニズム 唯我独尊 エゴ

我田引水 独善 わがまま 身勝手 自分勝手 ダブスタ/ダブルスタンダード 自己愛

俺様系 自分ルール 尊大 傲慢 眼中無人 上から目線

ジコチュードキドキ!プリキュアの敵キャラクター

ジコチュウ妖怪ウォッチに登場するネズミ妖怪

小悪党卑劣漢悪漢悪女ツンデレ:他者に自己中とよく言われる者はこの中のどれかの要素に該当する(自己の利益ばかりを重視するタイプであればツンデレ以外に該当、自分を客観視できないタイプはツンデレに該当する)。

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