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ランちゃんの編集履歴

2023-04-22 21:13:48 バージョン

ランちゃん

らんちゃん

『うる星やつら』のキャラクター。

CV: 井上瑤(初代)、小宮和枝(二代目) (1981年版) / 城雅子(パチンコ『Pうる星やつら〜ラムのLoveSong〜』、パチスロ)/花澤香菜(2022年版)


概要

高橋留美子のマンガ『うる星やつら』のキャラクター。


ラムの幼馴染みで宇宙人。露出度の高い銀のビキニ(アニメではピンク)、または淡色のシフォンのドレスを着用。友引高校では制服を着ている。


唇同士の接触で相手から若さを吸い取ったり、吹き込む能力を持つ。他にも科学技術と黒魔術に長けており、ラムへの復讐のために爆発する大小のカラクリ人形を手作りしたり、奇妙な道具を多数持つ機械が好きな女の子。


ふわふわカールの赤毛(アニメではピンク)でロリータ・ファッションの可愛らしい風貌だが、極度の二重人格。普段はぶりっ子で華やかで愛くるしい雰囲気の美少女だが、怒ると牙を剥いて凶暴になり、ドスの効いた河内弁でしゃべるなど口調も悪くなる。普段は自分のことを「ランちゃん」「あたし」と話すが、キレると「ワシ」「ワイ」に変わる。

男子生徒から人気があり、ミス友引コンテストでは、ラブレターを送ってきた相手全員にデートをエサに自分への投票を約束させた。


子供の頃は裏表のない大人しい子で、活発なラムに付き合わされ、とばっちりでひどい目に遭った挙句、ラン一人が悪いことにされて叱られる羽目になることが多かった。そのことで現在の歪んだ性格が醸成されてしまった。

例として5歳の時、ラムにおねしょの濡れ衣を着せられたことがあった。激怒する母親にラムちゃんが入れ変えたと主張したが、ラムにやってないと否定され、自分の罪を人になすりつけるのは最低の人間がやることだとお尻を叩かれ続けた。

後日ラム家に泊り、ラムからお詫びだとラムが大切にしていた人形をもらったが、またラムにおねしょを押し付けられた。さらに不運な事に母親が目のあたりして折檻を受けた。何も知らない母親はランに人形を渡そうとするラムを見て、ラムちゃんは優しい子、見習えと頭を叩かれた上に帰宅後はさらに母親にどつきまわされた。ラン曰く母親は「きつい人」だったとのこと。ラムをフォローしておくと、ランが母親の大切な人形を壊してしまった際、自分がやったと庇った事もあった。状況証拠からすぐバレたわけだが。

2022年版は体罰シーンが改変されて叱責だけとなっている。


ちなみにラム自身には悪気はなかったが、ランから自分の行動でランを悲惨な目に合わせた経緯を尋ねられると、いつも巧みに言い逃れた。そのこともあって、ラムをいつか痛い目にあわせて復讐を…と考えるようになった。

だが、ランのケーキ(食べたら腹の中で100倍に膨れ上がるレイ専用ケーキ)を拾い食いしたあたるが死んだと思ったラムから「ダーリンを返せー」と責められたときは、ランは怒ることなく「どうしたの?あのダーリンが死ぬわけないじゃない」と泣きじゃくるラムをなだめていたことから、心底嫌ってはいない様子。


レイに恋心を抱いていたが、ラムと恋愛関係にあったため、レイが幸せならば自分の恋をあきらめて二人と友人関係を続けていく道を選ぼうと心に決めていた。ところがラムは地球で諸星あたると婚約し、レイとあっさり別れたことでついに怒りが爆発し、過去のことも含めて遺恨を晴らそうと地球にやってきた。


レイとはたびたびデートを重ねており、大食漢の彼のために大量の食事や弁当を用意し、その食べっぷりを幸せそうな笑顔で見つめている。だが、ラムとあたるの騒動に巻き込まれて、デートを邪魔されることもあった。


ラム同様にあたるのことを「ダーリン」と呼ぶが、ラムと違ってあたるに特別好意を持っているわけでなく、ラムが呼んでいるから呼んでいる程度の通称的な意味合いしかないのでラムも黙認している。そもそも、弁天おユキでも言えることだが、あたるの本名を知っているかも怪しい。

たいてい「ダーリン」呼びしているものの、たまに「おんどれ」呼びすることがあるが、特段あたるは気にしていない。


友引高校ナンバーワンの美女を決める「ミス友引コンテスト」では決勝進出した5人の中の1人でもある。他4人は(ラム、しのぶ、サクラ先生、竜之介)

4人に比べて戦闘能力で劣り、どちらかと言えば搦め手を得意とする彼女は決勝開始直前で他選手との直接対決に備えてラム以外の他選手の若さを吸い取ってしまった。それが早合点で、直後に明かされた競技内容が「5人チームで友引動物園の猛獣達を倒し、稼いだ得点を競う」だった為にチームを絶体絶命に追いやってしまう。

若さを奪われて力を発揮出来ない他選手のピンチシーンや、若さを戻す(=女同士のキス)過程で芸術点が大量に入った(但し採点忘れで意味が無くなった)。ある意味ミス友引決勝戦のMVPともいえる。

このエピソードは昭和版アニメはカットされたが、令和版は1期最終回としてアニメ化された。


因幡編でリセットされた未来では、レイと結婚してる未来と独身を貫いて、残りの人生は結婚したレイとラムを脅かすために生きると宣言する未来の二パターンが登場しており、また急に出てきた女(クラマ姫)にレイを取られるくらいならレイを殺して自分も死ぬ、レイを取り返す協力をしてくれないと毎晩夢枕に立ってやるとラムを脅すなど作中屈指の一途かつヤンデレ気質であることが判明している。



余談

2022年版でラムを演じる上坂すみれは自身のYouTubeチャンネルの番組『上坂すみれのおまえがねるまで』#39にて、ランが好きなことを語った


種族

現実世界に何かしらの原典を持つモノが多いラムの関係者(例.弁天→福の神、おユキ→雪女)の中で、ランだけが唯一種族が伏せられており、原作・アニメはおろか原作者からも設定の開示は成されていない。

これについて、先述の露出度の高い容姿、外面しか知らない者は誑かされてしまう二面性や「口づけして若さを吸引あるいは注入する」能力からサキュバスではないか?という推察が視聴者の間で成されている。つまり能力について全年齢対象向けにオブラートに包んだ吸精ということになる。


真偽は不明だが、真実が明かされる日は来るのだろうか…?


関連タグ

うる星やつら


ルン・エルシ・ジュエリアヒロインの幼なじみ繋がり。子供の頃にヒロインに酷い目に遭わされて一方的に嫌っている(ただし続編では、ある一件を機に関係が改善されたため、以前ほどヒロインを毛嫌いする描写は減っている)、ややぶりっ子といくつか共通点あり。ちなみに2022年版のランの中の人はこちらでは主人公の妹を演じている。

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