レン・エルシ・ジュエリア
れんえるしじゅえりあ
「ルンの事もそうだけど、女の子を泣かせるような真似はするなよ」
「いい加減本心くらい伝えてやってくれ、僕が言えるのはそれくらいだ」
無印20話で初登場。メモルゼ星からやってきた、王族の男の子。
幼い頃、ララと結婚の約束を果たすためにやってきた。当初は宇宙船で暮らしていたが、ルンが人気アイドルとなって経済的に余裕が出てきたのか、『ダークネス』9話の時点では高層マンションに引っ越してきたとされている。(『ダークネス』10巻の番外編によると2001号室に住んでいて、恐らく20階の位置に住んでいると思われる)
ララの好みである結城リトを敵視していて、対立することもしばしば。でも、リトに対して重要となる言葉を挙げることもある。
メモルゼ星人の特徴として、男女変換性質がある。地球ではくしゃみのたびに入れ替わるが、砂漠の星である故郷では周期ごとに入れ替わっていた。それには、食料が貴重とされる程過酷であった環境に適応するために、進化の過程でそうなったとされている模様。
クラスの女子の大半が認めるほどの美少年で、宿題をレンに見てもらう際に不可抗力で胸を揉んでしまったとき、紗弥香は「レンくんならいいや」と許していた(また、それをうらやましく思う女子生徒もいた)。彼にとって女体化は嫌で、また男の娘にも見えることから、男らしくしようと頑張っている。
後述する『ダークネス』9話を見る限り、ルンと分離した際の彼女の衣装をレンが着ており、かつ彼が自由の身になることを非常に喜んだこともあり、主人格はレンに当たると思われる。文字通り二人で一人のキャラだったこともあり出自も特殊ではあるが、作中では双子の兄として扱われている。
ぶりっ子で腹黒いルンとは対照的に、社交的で協調性がある。また、ルンに比べると精神的に打たれ弱い(ララ曰く「泣き虫」だったらしい)。頭脳が高く、ララほどではないが運動能力もリトを超える。ただ、天条院沙姫や後述の校長にスピードでやられている描写もあった。
2人は脳内で会話する事も出来るが2人のリトとララに対する感情は真逆である為、仲は宜しくない。
登場初期の頃はリトとララの関係性を描くためのキーパーソンとして描かれており、リトに「ララちゃんを忘れられるか!?」と問う等重要なファクターを演じていた。また、無印21話では春菜から好きな人にハッキリと告白できる事を羨ましく思われており、それに対しレンは春菜の本心を察したような様子を見せたが、それ以降のエピソードでは特に伏線は回収されていない。
ただし、ルンが登場して彼女がアイドルになってから、彼はますます空気キャラに。ララからも「久しぶり」、猿山から「あれ、誰だっけ?」と言われる始末に。
一応、途中まではルンの方が登場頻度が低かった為、それでも扱いは平等だった。また霧崎恭子やマネージャーなどルンのアイドル関係者はちゃんとレンの存在を把握している。
しかし、スピンオフ兼続編である『ダークネス』では救いの手が。なんと9話でレンとルンが分離することに。出番も増えつつあり、ルンとレンが一緒に映る事も多くなった。
特に、『ダークネス』10話の彼の台詞である「(ララやルンなどの)女の子を泣かせるような事はするなよ」という言葉は、リトの恋愛関係の考えに対して強い影響をもたらし、随所でリトがレンの台詞を想起することも多い。
TVアニメ版第1期では初期の展開がベースになっていてオリジナル回も多かったため、原作よりも出番が多かった。2期以降は原作準拠の展開なので出番は少ない。
ピクシブでは、彼の登場の頻度の低さ(特に無印後期)やルンの人気度に関係してか、ルンのほうがイラストの投稿数が多い。別の意味で、リトとリコのような関係である。
前述の通り、ララとは幼馴染。小さい頃に女装されたり発明品の実験台にされたりしているが(ルンは逆にこれが恨みの原因に)、それでもララに対する気持ちは真っ直ぐで、彼が婚約を申し出て、ララは同意した。(しかし、当のララはこれについて覚えていなかった)
しかし、長い年月が経て、レンがララの所に来た際、ララがリトと仲が良いことを聞いていたらしく、リトを敵視することに。
公式でレンはララが好きでリトが嫌い、ルンはリトが好きでララが嫌いと明言されていたが、『ダークネス』ではルンがきっちりリトに告白した事とレンとルンが分離した事で、お互いの関係の溝が無くなった為、リトとレン、ララとルンとの関係がある程度良くなっており、レンはリトに対して上記のような恋愛関係の助言を与えていることも。
だが、その一方でララがダークネスとの戦いで幼児化してしまった時は『全てお前が悪い!』などと言ってリトに突っかかっていた。(まあ、あながち間違いではないのだが…)
『ダークネス』に於いてはララとの関係は無印ほど濃くは描かれていないが、少なくても良いイメージを受けていることは確かなようである。
- ルンがロリコンである校長に追いかけまわれている際に、レンを身代わりにして脱却を図るも、それでも追い掛け回される。(無印12巻・99話)
- キャラ紹介にて、先に出たのにもかかわらず、後にルンより小さく描かれていた。(無印13巻~無印18巻)
- すけすけゴーグルくんのハプニングにて、ララに久しぶりと言われる。台詞に従えば、ずっとララ達の前に出ていなかったことを意味する。(無印13巻・109話)
- 海水浴にて、猿山に忘れられる。本人によれば冗談らしいが、レンはショックを受けた。(無印13巻・113話)
- レンが、ルンがララを酷いのにあわすのを止めるも、ルンが聞いてくれない。そして、これ以降『ダークネス』になるまでレンには一切の出番が無い。(無印16巻・140話)
鏡音レン:未成年・「レン」・相方が同い年の女の子であることが一致。こちらには別の「リン」がいますが。
早乙女乱馬 女らんま:向こうは後天的なものだが男女一体の体という点で一致する。
キッタリハッタリ:男性人格と女性人格を分離させるもの。初期のレンなら間違いなく欲しがるのかもしれないが、上記の通りダークネス序盤で実際にされたのと同じ結果になる。
面堂終太郎:主人公にぞっこんなヒロインに想いを寄せるライバルキャラとして登場したが、あしらわれてよく酷い目に遭う残念なイケメン繋がり。公式で同一人物である女性が存在し、またモブの女生徒からは評判は良いという共通点も。ただし出番がどんどん減ったレンと違いこちらは最後まで頻繁に登場した。
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