「結城リト、あなたをこの手で始末するまで、私は地球に留まる事にします」
「バカな人は、嫌いじゃないです」
プロフィール
身長 | 153cm |
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体重 | 45kg |
誕生日 | 12月24日 |
血液型 | AB型 |
スリーサイズ | B75/W52/H77 |
バストサイズ | B |
特技 | 変身(トランス)能力、格闘 |
好きなもの | たい焼き、読書 |
苦手なもの | ニュルニュルしたもの |
好きな映画ジャンル | ホームドラマ、時代劇 |
CV | 福圓美里(美柑の友人・小暮幸恵と兼役) |
概要
元々は「BLACKCAT」のヒロイン、イヴのパラレルキャラ。そのため、性格以外はほぼイヴと同じ(アニメ版の中の人も同じである)。ただし作風の変化もあってヤミの方が肉感的に描かれている。作中では一度黒猫本編終盤のイヴそのままな衣装を試着した場面もある。
本編ではアンチヒロインのような役回りだが、続編『ダークネス』ではモモと共にメインヒロインの座に抜擢される。
自身の意思で身体の一部を自由な形に変えられる変身(トランス)能力を持つ。
生まれてからずっと一人で、生きる価値を見いだせず殺し屋として生計を立ててきた苦労人。
様々な戦場を駆け抜けては命がけで任務を遂行し、「宇宙一の殺し屋」とまで呼ばれるようになった。
「金色の闇」というのも所謂コードネームであり、本名は一切明かされていない。周囲からは専ら「ヤミちゃん」「ヤミさん」「ヤミ」と呼ばれる。
殺し屋稼業の依頼料は相当高いらしく、具体的な額こそ明かされていないが、少なくとも大金持ちの令嬢である天条院沙姫が悲鳴を上げて驚く程度には高いようである。しかも依頼を取り消す場合は通常の2倍の額のキャンセル料を請求される。
他にも依頼を受ける際、標的に関する情報は必ず嘘偽りなく話す事を依頼人にも義務付けている。
初登場は原作35話。アニメ版第1期では1クール終盤の11話から登場するが原作ではヤミより後に登場したルンや唯よりも出番が後になっている。結城リト抹殺の命を受け地球に降り立つ。
しかし、依頼者のラコスポ(CV:山口勝平)から聞いていた「結城リトはララを騙してデビルーク星乗っ取りを企てる極悪人」という情報がまったくのデタラメだったためそれをラコスポに問い詰めた際に逆上した彼に攻撃されたことにより契約は実質上の帳消し状態となった。アニメ版ではリトを追い回す際に「あなたは極悪非道なのでしょう?一見、そうは見えませんが…」とヤミ自身もやや情報に懐疑的だった台詞を発している。
ラコスポがララに撃退された後はリトから宇宙に帰るよう薦められるも彼女は「一度受けた仕事は必ずこなす」事をモットーとしていることや自分を可愛いと言ってくれたララと仲良くなりたかったこともあり、標的(ターゲット)のリトをいずれは殺すと宣言(本人曰くきまぐれで生かしているだけらしいが)。
彼を監視するために地球に在住することとなる。
無印の頃は彩南高校の生徒ではないが、学校内の図書室に頻繁に入り浸っていることが多いため、モブの男子生徒からも「よく学校の図書室にいるカワイイ女の子」と認識されていた。普段着である戦闘服(バトルドレス)が地球人の感覚ではコスプレじみていることもありその様はまさに可愛い不審者と言った感じだった。
中盤以降は変態校長から追いかけ回されては返り討ちにするのがお約束になっている。
性格は至って真面目。常に丁寧語口調で、相手を呼ぶときは常にフルネームである(だが、ダークネスでは、ナナが「ナナでいいって」といったことにより、名前で呼ぶようになった)。
性的な事を酷く嫌い、パンチラを見られたりセクハラに遭った際は容赦なくぶっ飛ばし、「えっちぃのは嫌いです!」と言い放つ。
またにゅるにゅるしたものも大の苦手でありそう言ったものに絡まれただけで戦意喪失してしまうレベルの弱点となっている。ナナが飼っているペットの1匹であるメダQ(タコのような触手が生えている生物)に懐かれてしまった際にはヤミにとっては地獄でしかなかった。(おまけにこのメダQは母親と生き別れているという重い境遇だったため剥がしてくれとは頼めない状況にもなってしまった)。
にゅるにゅるが苦手なのは過去にある惑星で大量の触手生物に出会ってしまったのが原因らしいが、思い出すのさえ嫌なのか、話すのをやめてしまったので何があったのかは永遠の謎。
趣味は読書で、図書館を回っては速読で館内中の本を読む生活を送っている。住居は専用の宇宙船『ルナティーク号』。アニメ版第1期では御門診療所に居候している。
好きな食べ物は地球降下直後にリトから貰ったたい焼きで最初に食べた際は「地球の食べ物は変わってますね」とコメントしていた。殆ど主食と化しており、結城家で食事をとる場面以外ではほぼたい焼きを食べている(なお、たい焼きは美柑に奢ってもらうこともあるらしい)。
ちなみにリトに振る舞った味噌汁はたい焼きをたっぷり入れていた。なお無印でも美柑と体を交換した際に彼にたい焼きだらけの料理を振るまったことがある(もちろんリトは嫌々食うどころか本意じゃない感想を言わされ美柑も驚愕していたが、アニメ版ではララとセリーヌは美味しく頂いていた)。
初期は感情を持たない言動が多かったが、地球に降り立ちララ・サタリン・デビルークや結城美柑との出会いを経て次第に人間らしさを持つようになる。
特に美柑は彼女の最大の理解者であり、唯一フルネームでなく名前で呼んでいる。無印76話で結城家に招かれたのを機に美柑との交流が増えていき87話、88話では銭湯で起きた騒動でヤミの命を狙ってきた宇宙の賞金稼ぎ2人組を協力して撃退してからは完全に美柑に心を開くようになった。
pixivでも美柑と一緒に描かれる事が多く(ヤミカン)、この2名は『ToLOVEる』のキャラの中でも圧倒的に投稿数が多い。
どちらかと言えば当初はララと仲良くなりたかった感がありリトとララの関係にやや嫉妬している節があった。しかし無印45話でトランス能力の使い過ぎで体調を崩した際にリトに御門診療所に運ばれて助けられたことをきっかけに口では抹殺対象の標的と言いながらも徐々にだがリトに対しても心を許すようになっていく。無印最終回間際では笑顔を見せるまでに成長し、リトに対しクーデレからツンデレになる。
よくよく考えると美柑と親しくなった時点で口では標的と言いながらもリトを本気で殺す気は実質無くなっていると言っても良かっただろう。
『ダークネス』では彼に裸を見られても無闇に殴らなくなっているなど自覚はないがリトに惹かれていることは確かである。引き続き美柑との関係も良好であり5話では(さみしくなると美柑に会いたくなる)(美柑に会うとやすらぐ)と思うほどに美柑の存在も大きくなっており直後にアゼンダに操られた美柑に攻撃されても美柑自身には一切手を出さなかった(モモが救援に来てアゼンダを叩きのめしたため事なきを得た)。…この時、操られた美柑に防戦一方だったために乳首を吸われるという超刺激的なエロシーンも描かれた(アニメ版でも再現されたがさすがに局部は映らなかった)。
70話では、ついにリトが好きと美柑に打ち明け、その後殺し屋クロとの戦いの後にリト本人に「恋の標的」であるとどさくさ紛れに告白した。また彩南高校に編入してからは制服姿でいることも多くなった。
そして14話では生みの親であるティアーユ博士が回想で登場し、15話ではティアーユと再会。過去にヤミを連れていくことができなかったと涙ながらに謝罪する彼女に対してそっけなくしつつも「あなたが生きててよかった」と言葉をかけ、素直に再会を喜んでいた。
ダークネス事件以降は以前に比べるとリトと積極的に仲良くなろうと彼女なりに努力をしている。またリトに対する気持ちを自覚してからはそれまで以上に表情豊かになり動揺のあまりギャグ顔になることもあった。
リトとフラグを立てたツンデレ要員の中で彼への告白を果たす事ができたのはヤミだけである。
PSvita版ゲーム「トゥループリンセス」(このゲームの時系列は原作で言うとダークネス覚醒事件終了直後にあたる)ではヤミルートに進むと、またしても復讐に現れたアゼンダに今度はヤミ自身が操られてしまうが、既にヤミのことを1人の女の子として好きになっていたリトから告白を受けたことで洗脳が解けアゼンダを撃退。後日改めて互いの気持ちを確認し合い、結ばれる。EDではリトと結婚し、仲睦まじくたい焼き屋を営んでいる(この時、リトへの呼び方も「あなた」に変わっている)。
シナリオクリア後の後日談ではすっかり素直クールと化したヤミを拝める。美柑からもリトと付き合い始めたことを歓喜されていた。
過去・正体
『ダークネス』第14話である事情でリトと共に寝た際、自身の過去を打ち明けた。
その正体は天才科学者ティアーユ・ルナティーク博士が自らの細胞から生み出したクローン体であり、本名は「イヴ」(この設定は矢吹の前作『BLACK CAT』のイヴとティアーユの関係とほぼ同じ)。ティアーユとはとても仲が良く「ティア」と呼び慕っていた。
ティアーユと暮らしていた頃は今とは違って、よく笑顔を見せる感情豊かな明るい性格で、口調もですます口調ではなかった。ティアーユは彼女を兵器ではなく『人』として育てようとしていたのだがある日、彼女を生体兵器として育てようと考えている組織と対立し、抹殺されそうになってしまったためティアーユは彼女の前から突然姿を消してしまう。
それからまっとうな研究機関を装っていた組織に兵器として仕立て上げられたが、それからしばらくしてデビルーク人の手によって銀河統一され、彼女を兵器として仕立てた組織も戦後の混乱の中で壊滅した(恐らくクロが潰した)。
ダークネス
生体兵器イヴの真の姿。ティアーユを追放した組織エデンの科学者から、破壊をもって宇宙を混沌へと導くプログラムとして埋め込まれていたもの
詳細は項目参照。
余談
週刊少年ジャンプ増刊『こち亀ジャンプ』において、矢吹先生描き下ろし『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の読切では「たいやき刑事」として特殊刑事課のメンバーになっている。
リトと同等のハレンチ体質になった両津勘吉が悪さをすると思った大原部長に助っ人として呼ばれ、両津を成敗した。
作中では秋本・カトリーヌ・麗子と擬宝珠纏がハレンチ体質化した両津の被害に遭っており、アニメオリジナルキャラの小野小町と清正奈緒子がモブキャラとして登場している。
表記揺れ
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宮藤芳佳:中の人の代表的な主人公。『治癒能力者』、『明朗快活』、『えっちぃ異名を持つ変態淑女』と、何から何までヤミとは対極の存在。しかも異名に関しては原作者公認で、挙句リトと違ってかなり露骨。