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IntelCoreの編集履歴

2023-05-04 09:50:33 バージョン

IntelCore

いんてるこあ

インテルから発売されているCPUの主力ブランド。

概要

2006年以降、インテルが設計開発・製造するCPUの主力ブランド。主にメインストリームからハイエンドに属する製品にこのブランド名が与えられ、下位ブランドにIntel_ProcessorIntel_Atomがある。

ここではCoreシリーズだけでなく、後継のCore 2シリーズ、Core iシリーズについても述べる。


Intel Core(オリジナル版)

2006年Intelは第5世代のPentium4である『Tejas』の発売を予定していた。しかし、発熱・消費電力の問題が解決できなかったため中止となってしまう。そこでインテルは、Pentiumシリーズに変わる新たなCPUを開発することとなった。

ノートパソコン用に開発されたPentium Mをベースに、高効率と低電力を目指して開発された。こうして誕生したのが『Intel Core』である。


Kikayon(キカヨン)

動作確認用のCPUで、商品化はされていない。


Yonah(ヨナ)

当初は第3世代PentiumMとして開発されていたが、発売前にこの名前となった。

ノートパソコン用として発売されたが、デスクトップパソコン用のマザーボードも発売された。

デュアルコア(2コア)の『Core Duo』とシングルコアの『Core Solo』が存在する。


Core 2 シリーズ

2006年に発売されたCPUで、Pentium Mの改良ではなく、Coreマイクロアーキテクチャとして完全に新規に設計された。これまで以上の性能と低発熱・省電力を売りにしており、一時AMDに奪われていたシェアを取り戻した。

このシリーズからデスクトップ版も登場した。

ハイエンドデスクトップ・ワークステーション向けの『Core 2 Extreme』、4コア4スレッドの『Core 2 Quad』、2コア2スレッドの『Core 2 Duo』、ノートパソコン用で1コア1スレッドの『Core 2 Solo』と、様々な種類がある。


Core i シリーズ

Core 2シリーズの後継として現在に至るまで続いているブランドである。

最初の第1世代Core i(Nehalemマイクロアーキテクチャに基づく)製品は2008年から発売された。


上位モデルである『Corei7』、メインストリームの『Corei5』、家庭向けである『Corei3』、2017年から展開された最上位である『Corei9』のサブブランドがある。


2023年現在の最新世代は第13世代Coreプロセッサ(RaptorLake)である。


文字について

CPUモデルの末尾にアルファベットがつくことがあり、それを見ることでどのランクの製品か判別することができる。


現在使用されているデスクトップ向けのアルファベット

KS:最上位モデルで、K付きよりもクロックが上がっている。第9世代で初登場し、12/13世代でも使われている

K:オーバークロック対応

KF:K付きの内蔵グラフィック無しバージョン。第9世代で初登場

無印(アルファベットなし):通常モデルでオーバークロック不可

F:内蔵グラフィック無し。第9世代で初登場

T:低電力モデル。第2世代で初登場


現在使用されているモバイル向けのアルファベット

HX/HK/H:ゲーミングノート向け

P:メインストリームモデル

U:低電力モデル


過去に使用されていたデスクトップ向けのアルファベット

C:iGPUを強化したモデル。第5世代のみ使用

R:CモデルをBGA1364用にしたもの。第5世代のみ使用


過去に使用されていたモバイル向けのアルファベット

QM/QE/HQ/MQ/EQ:ゲーミングノート向け

M/E:メインストリームモデル

Y:超低電力モデル。かつてのCoreMに相当


Core X シリーズ

Core 2 Extremeの後継モデルで、Core iシリーズのハイエンド版である。

モデル名にはCore iシリーズの最上位ブランドにExtreme EditionXE/Xをつけたものが採用されるため、Core i7やi9を名乗る製品がほとんど。第7世代のみi5~i9が混在している。

内蔵GPUは搭載されていないが、コア数やPCIe数がずば抜けて多く、まさに最高性能を持っている。一方、クロック自体は低いためシングル性能はメインストリームの最上位製品に劣る。


第10世代まで展開が続けられたが、第11世代以降はワークステーション向けモデルのXeon Wに統合されたため、現在Core Xを名乗る製品は登場していない。

このようになった経緯は不明だが、ライバルのAMDも同時期にハイエンド製品がワークステーション向け(Threadripper PRO)に統合されたため、メインストリーム製品の性能向上によってハイエンド製品との差異がほとんどなくなったためではないかと考察されている。


第2世代のみモバイル版にもCore Xが存在し、末尾のアルファベットはXMであった。


Core M シリーズ

Core iシリーズをモバイル向けに特化させた製品であり、小型かつ低消費電力なのが特徴。

主にウルトラブックは小型/タブレットPC等に搭載されていた。

全ての製品が2コア4スレッドであり、HT・ターボブーストに対応。

Core M内でもランクが存在し、m7/m5/m3の3種類に区別されていた。主な差異は内蔵GPUの最大クロックである。

第5世代で初登場し、第8世代まで使われ続けたが、末期の第8世代では最下位のm3を除きCore iシリーズYモデルとなり、以降の世代ではCore iシリーズへ吸収される形で廃止となった。

吸収後は名前を変えながら存続を続け、第12世代ではUモデル(9W)として展開されているが、第13世代では展開されない予定(14世代が控えているため、復活の可能性は0ではない)。


関連タグ

CPU Intel

Intel_Atom Celeron Pentium Intel_Processor Xeon

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