概要
Intelが発売しているサーバー/ワークステーション向けに展開しているCPUである。
日本語での呼称は「ジーオン」「ゼオン」「キセオン」「クセオン」など様々なものが存在する。Intelの公式Twitterアカウントは2017年に日本語での呼称は「インテル ジーオン プロセッサー」であると回答した。
IntelのCPU製品では最上位に位置するモデルとなる。
特徴
比較的軽いタスクを同時進行でこなすことを求められるというサーバーの特性に対応するため、非常に多いコアを搭載しているのが特徴。その反面、最大クロック数は控えめ。
さらに、複数のCPUを搭載してマルチプロセッサ環境を構築することも可能で、最大で8ソケットに対応している(かつてはXeon MPとも呼ばれていた)。現在は末尾にHが付くモデルがMP対応となっている。
CPUの系統そのものは一般向け(PentiumやIntelCoreなど)と同じだが、性能技術面で先行した機能を搭載している。マルチコア化やチップレット構造等の技術はXeonが先行して実装している。
ラインナップ
ここでは2023年現在展開中のラインナップについて解説する。
Xeon Platinum
ハイエンドサーバー向けの製品で、Xeon E7の後継。
XCCと呼ばれるチップレットのダイを搭載しているのが特徴で、非常に多いコア数を搭載する。
Xeon Gold
ミドルレンジサーバー向けの製品で、Xeon E5の後継。
こちらはMCCと呼ばれるモノリシックのダイを搭載しているのが特徴。
Xeon Silver/Xeon Bronze
エントリーサーバー向けの製品で、Xeon E3の後継。
クロック数や消費電力が抑えられており、一般向けと大差ない低電力で動作できるのが特徴。
Xeon W
ワークステーション向けの製品で、Xeon E3の後継。
XCCとMCCが混在しており、W9/W7/W5といった感じに区別されている。
関連タグ
ライバル→EPYCシリーズ(AMD)