概要
第13世代Coreシリーズであり、2022年10月20日から発売された。
基本設計は前世代のAlderLakeと同じ(高性能コアと高効率コアを利用したハイブリッドアーキテクチャに基づくプロセッサ)で、プロセスルールはIntel 7の改良版であるIntel 7 Ultra(別名:Intel 6)を使用している。
一部のモデルは前世代AlderLakeの構成をそのまま使用している。
特徴
- 高性能CPUコア(Pコア)は新たにRaptor Coveを採用。基本設計はGolden Coveと同じだが、キャッシュ容量が増えており、シングル性能を最大15%アップ
- 高効率CPUコア(Eコア)は引き続きGracemontを採用。搭載コア数を増やしているため、最大で40%のマルチスレッド性能向上を実現
- チップセットは新たに700番台を用意(AlderLake用の600番台でも動作)
- 前世代に引き続きDDR5・DDR4両対応
製品ラインナップ
ここではCPU単体で一般販売されている製品のみを紹介する。
Raptor Lakeベース
対応ソケット… LGA1700
L2キャッシュ…2MB×コア数
対応メモリ(最大)…DDR5-5600/DDR4-3200
内蔵GPU…UHD770(F付モデルはなし)
一覧
- Core i9 13900KS
- Core i9 13900K
- Core i9 13900KF
- Core i9 13900
- Core i9 13900F
- Core i9 13900T
- Core i7 13700K
- Core i7 13700KF
- Core i7 13700
- Core i7 13700F
- Core i7 13700T
- Core i5 13600K
- Core i5 13600KF
Alder Lakeベース
対応ソケット… LGA1700
L2キャッシュ…1.25×コア数
対応メモリ(最大)…DDR5-4800/DDR4-3200
内蔵GPU…UHD770orUHD730(F付モデルはなし)
一覧
- Core i5 13600
- Core i5 13600T
- Core i5 13500
- Core i5 13500T
- Core i5 13400※
- Core i5 13400F※
- Core i5 13400T※
- Core i3 13100
- Core i5 13100F
- Core i3 13100T
※マザーボードメーカーの対応表によると、RaptorLakeベースの製品も混在しているらしい
モバイル向け
CPU単体での一般発売はされていないため、ここには記載しない。
今世代から下位モデルであるPentium、Celeron、Intel_Atomのブランドが廃止され、Intel_Processorという新ブランドになって発売された。構成は前世代のPentiumと全く同じ。
Eコアのみの製品はAlder Lake-Nとして発売されたため、前世代の記事を参照。
余談
ライバルであるAMDは新型RyzenであるZen4が9月27日という同時期に発売したことで、競合している。
関連タグ
CPU Intel IntelCore Intel_Processor
AlderLake→RaptorLake→MeteorLake