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概要編集

Zen3の後継であり、2022年に発売した。日本では第5世代Ryzenと呼ばれる。2022年にRyzen 7000 Series Processorとして発表された。コードネームはRaphael

2023年に入ってからは、消費電力を抑えた無印モデル、そしてクロック数と引き換えに3D V-Cacheを採用した製品が発表された(Ryzen 3等の下位モデルは現時点では未発表)。


プロセスルールがTSMC5nm(N5)に変更され、また内部構造の改良によって同じクロックで13%のIPCの向上を実現している。

I/OダイはGF12nmからTSMC6nm(N6)に変更され、内蔵GPU(RDNA2)が搭載。これによりGPU無しでも起動することが可能になった(APUのものとは違い、性能は最低限)。

また、DDR5メモリとPCIe-5.0にも対応。


今世代からソケットが一新され、今までのマザーボードとの互換性がなくなった。

それまでのPGA(CPUにピンがある方式)からLGA(マザーボードにソケットがある方式)に変更され、これによりスッポンを起こしてCPUを破損させる心配はなくなった。


発売時は円安の影響で(ドルベースでは前世代より安くなっているのに)円価格がかなり高くなっており、マザーボードも多機能化による高コスト化で価格が高騰。コストパフォーマンスがかなり悪くなってしまい、当初は価格コムの売れ筋ランキングでもIntelの第12・13世代とAMDの旧モデルであるZen3がトップ争いをしている中、Zen4だけ蚊帳の外状態となる有り様だった。

現在ではDDR5メモリが当初より安くなってきたことや、マザーボードも安価になってきたことにより、コストパフォーマンスの問題はある程度解決された。


製品ラインナップ編集

ここでは一般販売されている製品のみを紹介する。

コードネーム…Raphael(メインストリーム)・Geona(EPYC)

対応ソケット… Socket AM5(メインストリーム)

L2キャッシュ…1MB×コア数

対応メモリ…DDR5-5200(最大)

内蔵GPU…Radeon Graphics(RDNA2/2CU)


一覧編集

  • Ryzen 9 7950X3D
  • Ryzen 9 7950X
  • Ryzen 9 7950
  • Ryzen 9 7900X3D
  • Ryzen 9 7900X
  • Ryzen 9 7900
  • Ryzen 7 7800X3D
  • Ryzen 7 7800X
  • Ryzen 7 7800
  • Ryzen 5 7600X
  • Ryzen 5 7600

モバイル向け編集

CPU単体での一般発売はされていないため、ここには記載しない。

2023年からモバイル向けCPUの命名規則が変更され、なんと2023年以降に出荷されたCPUは、Zen2/Zen3/Zen3+/Zen4と旧世代品を含めた全てのモデルがRyzen 7000 Seriesを名乗るというとんでもないことになってしまった。

それまでは一番左の数字を見れば大体は世代が判別できたのだが、今後は十の位が世代を表す数字となるため、7000番台だからと言って購入すると実は旧世代品だったという悲しい事件が起きてしまう。

購入する際は注意が必要となる。


余談編集

ライバルであるIntelは第13世代RaptorLakeをほぼ同時期に発売したため、競合している。


関連タグ編集

AMD Ryzen

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