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概要編集

2000年代初頭、インテルの看板CPUは、『Pentium 4』であった。しかし、この製品はとにかく高クロックでの動作を目指した製品となっており、最高クロックは3.8GHzに達していたものの、発熱や消費電力の問題が深刻化し、当初予定されていたデュアルコア版Pentium4である『Tejas』は開発中止となってしまう。

そこでインテルは、モバイル向けに展開していた『Pentium M』をベースに新たなブランドを開発。まずはノートパソコン向けとして『IntelCore』が誕生した。その後、デスクトップ向け製品として展開するため、新たなアーキテクチャと共に誕生したのがこの『Core2』である。


ラインナップ編集

Meromファミリ(第1世代)編集

それまでのPentiumシリーズと同じ65nmプロセスで製造された第1世代のCore2。2006年に発売。

Core 2 Extreme編集

社内コードネーム Conroe-XE/Kentsfield-XE

ハイエンド・ワークステーション向けのCPUで、『Pentium 4 Extreme Edition』・『Pentium Extreme Edition』の後継。最上位製品である。

最初に発売されたConroe-XEは、Core2Duoとの差異がほとんど無い状態で発売された。これはCore2のイメージを固める事とPentiumからの移行を早める為であった。

Kentsfield-XEは4コア(2コア×2ダイ)製品となり、クアッドコアCPUの先駆けとなった。

Core 2 Quad編集

社内コードネーム Kentsfield

AMDが新製品であるPhenomを発表したため、対抗策として先手を取るかたちで2007年に発売された。

Extremeに続くクアッドコア製品で、4コア(2コア×2ダイ)で動作する。

Core 2 Duo編集

社内コードネーム Conroe/Allendale

『Pentium 4』・『Pentium D』・『Core Duo』の後継で、2コアで動作するデュアルコア製品。デスクトップ・モバイルの両方が発売された。

発熱・消費電力の問題を解決し、熱効率も良くなったため、当時としては十分な高性能製品となった。

廉価版として、『Pentium Dual-Core』と『Celeron Dual-Core』が存在する。

Core 2 Solo編集

社内コードネーム Merom

『Core Solo』の後継で、1コアで動作するシングルコア製品。モバイル向けのみが発売された。


Penrynファミリ(第2世代)編集

45nmプロセスで製造される第二世代(最終世代)のCore2。2008年に発売。

2次キャッシュの増量とクロックアップが実施されている。

Core 2 Extreme編集

社内コードネーム Yorkfield-XE

前世代と同じく最上位製品である。

今回はクアッドコア製品のみのラインナップとなった。

Core 2 Quad編集

社内コードネーム Yorkfield

前世代と同じくクアッドコア製品で、4コア(2コア×2ダイ)で動作する。

AMDPhenomと競合した結果、絶対性能の高さで勝利した。

Core 2 Duo編集

社内コードネーム Wolfdale

前世代と同じく2コアで動作するデュアルコア製品。デスクトップ・モバイルの両方が発売された。

こちらも廉価版として、『Pentium Dual-Core』と『Celeron Dual-Core』が存在する。

Core 2 Solo編集

社内コードネーム Merom

前世代と同じく1コアで動作するシングルコア製品。モバイル向けのみが発売。

SU9000番台の片コアを無効化した製品となっている。


後継製品編集

2008年からは、Coreiシリーズが発売されている。


関連タグ編集

CPU Intel

Atom Celeron Pentium Xeon

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