「この戦いに踏み入る前に 命はとうに置いてきた!」
CV:稲田徹
巻頭ポエム
己の生に
抗い続ける
己の心に
牙ある限り(62巻)
人物像
護廷十三隊の七番隊隊長。
身長288cm/体重301kg/8月23日生まれ
彼は人狼であり、それを隠すため虚無僧のような鉄笠や手甲を着用し、顔や手を隠していたが、更木剣八との戦い以降は、鉄笠で顔を隠さなくなった。孤独だった自分を死神として拾ってくれた山本総隊長に恩義を感じている。
作中の活躍
尸魂界篇
中盤で登場。親友である東仙要と共に行動する。
後に一護たち旅禍に味方した剣八と対峙、序盤は東仙の交戦を見守る。東仙が敗北したことで彼と交代し、卍解を発動して交戦しようとしたが元柳斎の霊圧を察知して戦闘を中断した。
その後藍染の謀反を知らされた際には一足早く双極の丘に到着し、彼と戦闘を行おうとするも藍染の放った「黒棺」をくらい戦闘不能になった。
虚圏へと去っていく東仙を呼び止めようとするも彼が聞き入れることはなかった。
破面篇
他の隊長達と共に空座町の決戦に参戦。
チーノン・ポウに敗北した一角の救援に入り、卍解でポウを一撃で叩き潰して勝利。(この時柱が壊されて回帰しかけてた本物の空座町をも損傷させてしまった為、今月は赤字となってしまった)
その後は吉良が治療を行っている結界の護衛に回っていたが吉良の説得で前線に立ち藍染側に回った東仙と交戦する。しかし虚化や帰刃をも手にした東仙に圧倒される。止めを刺されそうになるが檜佐木の奇襲によって事なきを得た。そして東仙と和解しかけたが、直後に東仙は藍染に殺害されてしまう。
その後藍染と戦闘を行うが一蹴されて敗北した。
死神代行消失篇
未登場。
千年血戦篇
バンビエッタ・バスターバインと対峙。早期決着を狙い卍解するも彼女に奪われてしまった。戦闘でも劣勢になってしまうが、元柳斎の霊圧を感知して部下を鼓舞し奮い立つも右耳を失う重傷を負った。(後に完治)
第1侵攻後、人狼一族の元を訪れ「大爺様」に一族の秘儀の教えを乞おうとするが拒否され彼と戦闘を行う事となった。
実は狛村が人狼であるのは彼の出生が、生前罪を犯し畜生道に堕ちた一族の出である為。
第2侵攻では山本総隊長の仇討ちの為、一族に伝わる「人化の術」を使用し不死身の体となってバンビエッタと再び戦闘に入る。バンビエッタを圧倒して勝利するも人化の術が切れ、術の副作用によって完全な四足歩行の狼と化した。
復讐心に駆られかつての東仙の二の舞になってしまった自分を卑下するが、射場の励ましを受けてともにユーハバッハのもとへと向かう。その後の動向は不明だったが、射場とともに行動していることが描かれた。
以降はどうなったのかは描かれず、最終回でも登場しなかった。
BLEACH WE DO knot ALWAYS LOVE YOU
こちらでは、隊長職を退き(射場により、戦死したと護廷十三隊には説明された。なお、霊圧の残滓から一部は存命に気づいている模様)、人狼一族の狼子を射場のもとに預け、自身は狼として裏山で生活していることが判明した。
呪いのため、人語は話せなくなったようだが、他の人狼とは意思疎通がとれるため、自らが隊長の器として充分か思い悩む射場を励ます言葉を、うるい、ショウマという二匹の狼子を通して伝えた。「隊長」と呼ばれるのは嫌らしく、射場からは「左陣殿」、うるいとショウマからは「左陣さま」と呼ばれている。定期的にうるい、ショウマと一緒に射場のところまで遊びに来たりしている。
狛村のこの末路は寂しくはあるが、対戦相手であるバンビエッタは仲間である筈のジジによってゾンビ化され奴隷にされ、生きてるのか死んでるのか分からない毎日を過ごしていることを考えると、バンビエッタの末路よりはまだマシなのかもしれない。
- もっとも、死にたくても死ねない零番隊、死ぬと地獄行きが確実とされる他の隊長、狛村の現状のどれがマシなのかは不明である。
斬魄刀
能力解放に伴う形状の変化は無いが、自身の攻撃を巨大化させる力を持つ。
狛村は基本的に卍解を多用するため詳細な能力は不明。
アニメでは黒縄天譴明王の腕のみを召喚する能力になっている。
解号は「轟け」
- 卍解:黒縄天譴明王
リンク先を参照
余談
- 決して弱い存在ではないのだが、対戦相手が厄介な相手ばかりだったこともあり、恐らく隊長格の中では最も敗北回数の多いキャラクターである。顔が犬だけに文字通りかませ犬のような役回りが多い(とはいえ本当にそうなったのは藍染戦くらいで他は粘っているが)不遇な人物である。
- アニメの死神図鑑ゴールデンでは、一般の犬用ブラシをプレゼントされて喜んだり、現世のペット番組に興味を示す等、お茶目な部分も持ち合わせている。
- 人狼一族が現在の立場になった所以は不明だが、尸魂界での彼らの立場から見ても、何らかの罪を背負ってきたことは確実だと思われる。畜生道を体現しているのかもしれないが、実情は不明。また、黒縄天譴明王は黒縄地獄で罪人を罰する存在のメタファーなのではないか、つまり、人狼一族は畜生道に落とされた過去があるのではないか、という指摘もある。
関連タグ
ドギー・クルーガー - 外見(色もとい毛並みは異なるが、同じく犬顔)や中の人が同じだけでなく、立ち位置が似ている(隊を纏める存在として。狛村は部隊長、ドギーは署長)、デカマスターに変身後は剣を武器にするなど共通点が多い。