ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

石北本線の編集履歴

2023-05-19 23:15:11 バージョン

石北本線

せきほくほんせん

石北本線とは、JR北海道の路線のひとつ。

概要

JR宗谷本線新旭川駅から分岐し、釧網本線網走駅までを結ぶ全長234.0kmの路線。全線単線非電化。後述のように、1961年に新旭川駅~遠軽駅間を結ぶ石北線に名寄本線の遠軽駅~名寄駅間と網走本線の名寄駅~網走駅間を統合し石北本線と称した。


起点の新旭川駅からは、普通・快速列車は2駅隣の旭川駅まで、特急列車は旭川駅(2往復)・札幌駅(2往復)まで乗り入れている。そのほか、普通列車は運行系統が上川駅遠軽駅で分けられている。


上川駅~遠軽駅間を通しで運転する列車は特急オホーツク」・「大雪」計4往復、特別快速きたみ」1往復、普通列車1往復のみと非常に少ない。


冬場にはタマネギを運ぶ貨物列車の運行もあり、特に後者は「玉ねぎ列車」と呼ばれ、特に北見網走近辺の道民や鉄道ファンにとっての冬の風物詩のひとつとして親しまれている。


石北本線の歴史

旭川と網走を結ぶ鉄道路線は、現在の上川駅と北見駅の間に聳える石北峠・北見峠という難所があったため、まず十勝地方にある釧路線(現根室本線)の池田駅から分岐し陸別駅を経由して野付牛駅(現在の北見駅)から網走駅さらに札鶴駅(現在の釧網本線札弦駅)に至る網走本線が開通した。なお、網走駅~札鶴駅間はのち釧網本線に編入されている。


続いて湧別駅を起点とし中湧別駅から遠軽駅を経由し野付牛駅に至る湧別線が開通した。ちなみに湧別線の工事では遠軽と北見の間に位置する常紋トンネルがなかなかの難工事となったが、このトンネルは当時許されていた網走監獄の囚人に重労働を課し、多数の囚人の犠牲の元に建設されたという経緯があり、未だに心霊の噂が絶えない場所となっており周辺に慰霊碑が立っている。


また、宗谷本線の名寄駅から分岐しオホーツク海沿岸まで東進し興部駅に至りそこから南下して紋別駅を経由し中湧別駅に至る名寄線も開通した。のち湧別線と名寄線は統合し名寄本線となった。


その後、新旭川駅から石北トンネルで北見峠を克服し上川と白滝を経由して遠軽駅に至る石北線が開通した。

1961年に元々の石北線と名寄本線の遠軽駅~北見駅(この時に野付牛から改名)、網走本線の北見駅~網走駅間を統合して石北本線となり今日に至っている。遠軽駅がスイッチバックする形になっているのはこのためである。


ちなみに名寄本線及び池北線と改名した網走本線の残存区間はローカル線に転落し、国鉄時代末期に特定地方交通線指定され廃止(池北線は三セク化され北海道ちほく高原鉄道となったがやはり廃止)されている。


停車駅一覧

上川駅~白滝駅間は、在来線の定期旅客列車が運行する路線としては、JR最長の駅間になっている。

  • ●:停車 ▲:一部列車が停車 |:通過
  • 駅番号で( )になっているものは、駅番号設定後に駅から格下げされた信号場

駅番号駅名普通特快きたみ特急乗り換え路線備考
A28旭川駅
  1. 函館本線
  2. 富良野線
A29旭川四条駅
A30新旭川駅宗谷本線(名寄駅方面)
A31南永山駅
A32東旭川駅
A34桜岡駅
A35当麻駅
A37伊香牛駅
A38愛別駅
A39中愛別駅
A40愛山駅
A41安足間駅
A43上川駅
中越信号場
上越信号場
奥白滝信号場
A45白滝駅
(A47)下白滝信号場
A48丸瀬布駅
A49瀬戸瀬駅
A50遠軽駅
A51安国駅
A53生田原駅
(A54)金華信号場
A55西留辺蘂駅
A56留辺蘂駅
A57相内駅
A58東相内駅
A59西北見駅
A60北見駅
A61柏陽駅
A62愛し野駅
A63端野駅
A64緋牛内駅
A65美幌駅
A66西女満別駅
A67女満別駅
A68呼人駅
A69網走駅釧網本線

旅客列車使用車両


関連項目

JR北海道 日本国有鉄道 宗谷本線 釧網本線 北海道ちほく高原鉄道


外部リンク

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました