「脱出不可能!危険な罠の時間を止めろ!!」
概要
劇場版名探偵コナン5周年記念作品。
江戸川コナンの宿敵でもある黒の組織が劇場版に初登場し、テロ行為で炎上・倒壊する超高層のツインタワービルを舞台にした作品。
これまでの劇場版作品ではあまり出番がなかった少年探偵団及び灰原哀にに始めてスポットを当てた作品でもある。
また作中内で自分の未来の顔を予測して映し出す機械が登場しており、レギュラーキャラクター数名の未来の姿を見ることができる。このアイディアは、10年後の未来の世界が舞台となったOVA『10年後の異邦人』でも活用された。
ジン、ウォッカ、宮野明美(回想とレコーダーのみ)、トメさんが劇場版初登場。
ストーリー
少年探偵団は、阿笠博士と共に行ったキャンプの帰りに西多摩市に新しく完成した超高層のツインタワービルに立ち寄り、そこで毛利蘭たちと遭遇する。
実はビルのオーナーである常盤美緒が小五郎の大学の後輩にあたり、オープン前に特別招待されていたのである。
美緒の好意でコナンたちも飛び入りで招かれ、広大な富士山と市街地が一望できる最上階ホールに案内される。ビルの景色を楽しんでいる中、玄関前にジンの愛車ポルシェ356Aが停まっていることに気づいたコナンは黒の組織の動向を訝る。その夜ビル内のホテルの一室でタワー建設を推し進めた大木岩松市議が何者かに殺害され、現場には割られた猪口が1つ置かれていた。
コナンと少年探偵団は事件の調査を始めるが、開発したゲームの感想が聞きたいと彼らを自宅に呼んでいたビル会社の専務でプログラマーの原佳明の遺体を発見する。そこにも割れた猪口が置かれていたため警察が連続殺人として捜査を進める。
そんな中灰原は夜中に怪しい行動を取るようになる。それはジンに殺害された姉明美の声が録音された留守番電話との会話ごっこだった。
だが運が悪い事に明美の部屋を調べに来ていたジンとウォッカに会話の一部を聞かれてしまい、ツインタワーのオープンパーティーに参加する事を知られてしまう。
そしてパーティー当日、オープンパーティーの最中に美緒が首を吊るされ絞殺されてしまう。その後、メインタワーの上部と下部で仕掛けられていた爆弾が作動する。
ゲストキャラクター
如月峰水以外のキャラクターの名前はレギュラー声優陣から拝借している。
名前 | 声優 | 職業 |
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常盤美緒 | 藤田淑子 | TOKIWA社長で小五郎の大学の後輩。名前の由来は緒方賢一から |
沢口ちなみ | 久川綾 | TOKIWA社長秘書。名前の由来は塩沢兼人、山口勝平、高山みなみから。 |
原佳明 | 橋本晃一 | TOKIWA専務取締役であるプログラマー。名前の由来は林原めぐみ、山崎和佳奈、神谷明から。 |
大木岩松 | 渡部猛 | 西多摩市の市議会議員。名前の由来は大谷育江、高木渉、岩井由紀子、松井菜桜子から。 |
風間英彦 | 小杉十郎太 | ツインタワービルの建築家。第1作目に登場した森谷帝二の弟子。名前の由来は茶風林と井上和彦から。 |
如月峰水 | 永井一郎 | 日本画家で常盤美緒の絵画の師匠。キャラクター原案は原作者の青山剛昌が担当。 |