夏目友人帳(アニメ)
あにめなつめゆうじんちょう
全体概要
2008年7月にアニメ化したのを皮切りに、以降シリーズ化し、不定期に制作・放送されている。
2020年現在での最終放送は2017年4月から同年6月にかけた『夏目友人帳陸』(第6期)。
2023年7月1日に第7期の制作が決定。
第1期、第2期は同作と同じ「LaLa」にて連載されていた『ヴァンパイア騎士』と交互(『ヴァンパイア騎士』2008年4月~6月→『夏目友人帳』2008年7月~9月→『ヴァンパイア騎士Guilty』2008年10月~12月→『続夏目友人帳』2009年1月~3月)に放送され、実質分割2クールといっていい形となっている。
放送局は全シリーズ、AT-Xおよびテレビ東京系列全6局とテレビ熊本。
テレビ東京での放送時期と作中の季節が揃えられており、第1期と第3期は「夏」、第2期と第4期は「冬」、第5期は「秋」の話となっている。
テレビ熊本での放送は、放送エリアが作者・緑川ゆきの出身・在住地であり、作品の舞台のモデル地となっている関係からと思われる。放送は原則遅れネット(番販購入)だが、第4期に関してはAT-Xと同時期放送を実施。
第4期まではアニマックスでも遅れネットで放送されている(第5期と第6期も集中放送という形で放送した実績あり)。第1期に関しては鹿児島テレビでも放送された。
第5期からはテレビ放送の他にニコニコ動画などのインターネット動画投稿・配信サイトでの同時配信も開始された(以前のシリーズも同様に動画が有料で配信中である。なお、それぞれの第1話のみ無料で視聴可能)。
2018年4月からは日本経済新聞社系のBSテレビ局・BSジャパンにて傑作選が放送されている。このBSジャパンでの放送は、アニメ化10周年記念企画と銘打たれている模様。
2023年7月1日に連載20周年、アニメ化放送10周年記念に7期の制作が決定された。
制作関連
監督:大森貴弘(1~4期。5期は総監督)、出合小都美(5期~)。
制作:NAS
アニメーション制作:ブレインズ・ベース(1~4期)、朱夏(5期~)。
第5期から制作会社が変更されているが、同社はブレインズベースの第三制作部が分離・独立した会社であるため、一部を除き、制作陣は変わっていない(これまで監督だった大森が総監督に、新たに出合が監督になっただけであとは続投)。
OVA
- 『いつかゆきのひに』
映像特典「ニャンコ先生とはじめてのおつかい」収録(2014年発売)
- 『音のたより』
人気エピソード主題歌・BGMをフィーチャリングしたミュージッククリップ集(2015年発売)
なお、OVAに関しては2016年9月27日にテレビ東京関東ローカルで放送されている。
劇場版
- 『劇場版 夏目友人帳 〜うつせみに結ぶ〜』
2018年9月下旬から全国のシネマコンプレックスにて順次公開された。
- 『夏目友人帳 石起こしと怪しき来訪者』
2021年1月16日より新宿バルト9ほかにて限定上映。
ストーリー
妖を目に映すことができたため人間に疎まれた夏目レイコは、その寂しさからか、妖たちに勝負を挑み、隷属させる証として名前を書かせたという。
その契約書の束「友人帳」を手にした孫の夏目貴志*もまた、レイコの力を受け継ぎ、人にあらざるものを見ることができた。
そして、レイコと同じように、周囲から疎まれる存在でもあった。
しかし、唯一の血縁であるレイコの遺したものを大事に想い、レイコが奪った名を妖たちに返すことを決める。そんな夏目の元にはいつしか様々な妖たちが集い始め…。
妖を見ることができる少年・夏目貴志と、
招き猫の姿をした妖・ニャンコ先生とが繰り広げる
妖しく、切なく、懐かしい 感涙のあやかし譚
(公式サイトより)
制作スタッフ
監督 | 大森貴弘 |
---|---|
シリーズ構成 | 金巻兼一 |
キャラクターデザイン | 髙田晃 |
妖怪デザイン | 山田起生 |
美術 | 渋谷幸弘 |
色彩設定 | 宮脇裕美 |
撮影 | 田村仁 |
編集 | 関一彦 |
音楽 | 吉森信 |
アニメーション制作 | ブレインズ・ベース |
制作 | NAS |
製作 | 「夏目友人帳」製作委員会 |
主題歌
EDテーマ
「夏夕空」
作詞・作曲 - 江崎とし子 / 編曲 - 羽毛田丈史 / 歌 - 中孝介