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CV:沢城みゆき

概要編集

夏目のクラスメイト。委員長で眼鏡をかけている。

以前、旧校舎で失くし物を探しに通っていた時、そこで出会った妖の時雨に見つけてもらう。探していたのが亡き実母の形見であるお守りだと安堵して語る間に時雨が姿を消し、礼を言えずにいたことが心残りで毎日旧校舎を訪れていた。

転校生の夏目が何もないとこで驚いたり、一人で何かを話したりと見かけるうちに、人ではないものが見えるのではないかと一縷の望みをかけて問いかけるが夏目からは否定を返された。

その後、肝試しに着いてきていた女子高生ニャンコ先生と夏目のやりとりをきっかけに時雨と一瞬の邂逅を果たす。


原作編集

1話のみのゲストキャラ。夏目に対し強引ともいえる態度に出たのも、旧校舎の取り壊しと自身の転校が決まっていたことで、この肝試しが最後の機会だという焦りゆえの事情があった。義理堅く心優しい少女だが、当初はお堅くクールに接する。


アニメ編集

準レギュラーとしてその後も登場。1期から2期にかけてはしばしば夏目の秘密について詮索するような役回りが多く、その度に夏目の理解者である田沼多軌によって阻止されている。

同級生の北本や西村と一緒に登場する場面が多く、しばしばトリオとして扱われている(2期OPなど)。よく二人の悪ノリを注意しており、特に西村とは何かと憎まれ口を言い合うほど気心が知れた様子も見られる。同性の多軌とは二人だけで出かけたり、CDの貸し借りを行うなど良き友人としての描写もあり、時に彼女の過激な愛情表現の対象となるニャンコ先生について「シュミが悪い」と引く事もあった。

3期以降は学校や登下校でのシーンに時折出てくる以外、物語の本筋にはほぼ関わっていない。5期以降は脇役キャラとしても出番が少なくなっており、1クールに一話程度の登場に留まっている。


転校の設定が消えたことについては2期6話『少女の陣』にて多軌が登場するまで主人公と同世代の人間の異性がいないことのバランスを取るためと考えられる。しかし笹田自身の心残りは解決済で夏目も社交的とは言い難く、関わらせ方も夏目を異性として意識していた、或いはその能力に興味を持ったかのように強引に絡んでくるため、原作の思慮深くクールなキャラとはかけ離れている。特に夏目の友人の西村北本を使い、妖のいると思わしき廃屋に騙し討ちで誘い込むような目の余る行動もあって、原作読者から少なからず批判が集まり、準レギュラー化に対する否定的な意見も多く上がった。

シリーズを重ねる毎に強引な姿勢は鳴りを潜め、近年はあくまで仲の良い級友の一人に落ち着いた理由は定かではないが、安易に触れるべきではない事情だと遅まきながら自己判断したと思われるキャラ解釈の他、上記の経緯や多軌の登場、CVの沢城氏が他作品で主役級の出演を多く抱えるようになったというメタ的状況なども推測される。

なお、原作者の緑川氏はインタビューで笹田の残留については肯定的にコメントしている。


アニメのオリジナルキャラクターという側面が強いため、原作準拠の集合絵などでは描かれていない場合がある。


余談編集

中の人である沢城氏は後に妖怪モノの草分けとも言うべきゲゲゲの鬼太郎(第6期)にて、主人公の鬼太郎を演じた。詳しくは6期鬼太郎を参照。

また、多軌を演じた佐藤利奈はパチスロ「ブラック鬼太郎の野望」で鬼太郎を演じているため、夏目の女友達二人ともが鬼太郎と繋がりを持っているということになる。


関連タグ編集

夏目友人帳 夏目貴志 田沼要 多軌透

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