CV:畑耕平
概要
作中に登場する関西系の巨大極道組織「天王寺組」の戦闘部隊の一つ・城戸派の中心戦力の一人。
人物
敵対組織の人間を捉えて拷問にかけ、口を割らせながらも反故にする形で手にかける凶暴な性格。
その一方で意外にも一般人を巻き込む事を控える傾向があり、空龍街のシノギのルートを見せた時に城戸が該当するルートへ地雷を置く様に提案された時は先にカタギが吹き飛ぶという理由で反対した(もっとも、暴対法が制定された時代や天王寺組の性質からすれば、カタギに手を出せば警察組織が黙っていないと判断したからだろうが)。
同じく中心戦力として恐れられている苅込とは仲良しのようで、九重組抹殺の際にチームプレーを披露している。韮澤曰く湯葉は美味い。
また、謎掛けが好きらしい。
能力
日本刀と拳銃を同時に操る実力者。片手で重量のある日本刀を余裕で振るうパワーと相当なスピードで早撃ちできる技量の持ち主。
中でも反応は凄まじく、自分から逃走した者をノールックで銃撃する、殺気に気づいて銃撃を躱す芸当を見せた。
複数ある戦闘部隊での中心戦力に恥じない実力者であり、交戦していたある人物からも「運が悪かったらやられたのは自分」と評価していたが、意外にも幹部では無いとのこと。
活躍
天羽組から調査依頼を受けた伍代千隼の口からその存在が言及される。彼と苅込は東海地方の制圧を行っており、構成員100名を抱える武闘派組織の九重組を二人で撃破したとされる。
彼は銃と日本刀を同時に使う二刀流で、正真正銘の猛者として紹介された。
「雑魚と書いてゼロと読む」
「名古屋コーチン!お前ら轟沈!九重組と書いてチキンと読む!」
- 2022年9月23日付の動画(小峠華太)
羽王戦争では舎弟2人を拉致して拷問、理不尽な物言いの末1人を殺害して小峠抹殺に動き出す。韮澤から逃げ切った宇佐美が小峠と合流する前に小峠を強襲する。いきなり小峠の視界を奪い暴言と共に小峠を圧倒。
このままトドメを刺そうとしたその時、通りに一台のタクシーがやってきた。水差された事に悪態を付きながらもやり過ごそうとしたが、そのタクシーが自分に向かって一気に加速する。
まるで自分を見るや否や、タマを取ると言わんばかりにタクシーが突っ込んできたのだ。
宇佐美「韮澤ぁぁああっ!!」
痛めつけながらも逃げ切った宇佐美が何故かタクシーを運転していた事に驚きを隠せなかった韮澤。ギリギリで反応した韮澤は啖呵を切って避ける体制に入るが、その隙に視力を取り戻した小峠に照準を向けられてしまう。
それでも小峠の銃撃を超反応で躱したのだが、それに気に取られたせいで宇佐美のタクシーに対応しきれなかった。
「ゴォオオオオオオオ!!?」
宇佐美「うぉおおおお!! 死ねぇええ!!」
勢いよく轢き飛ばされた上に地面に叩き付けられたことで内臓は破裂、痙攣してしまった。
マトモに動ける状態ではなくなった所に小峠のチャカを向けられた韮澤は断末魔の叫びを上げながら蜂の巣にされ、果てた。
「クソッタレがあぁぁああっ!!」
こうして、武闘派集団の中心戦力の一人は敵対する極道を追い込みながらも、自分が逃がした末端に足元を掬われて最期を迎えた。
だが逆に言えば、宇佐美をしっかり仕留めていたら小峠を討ち取ることが出来たのもまた事実であった。
関連タグ
冨樫宗司、海瀬将悟_関東極道組織天羽組と京極組の武闘派構成員。どちらも組内でも指折りの実力者、敵対者に車で撥ね飛ばされたという共通点がある。但し、冨樫は内臓にダメージを受けながらも死の直前まで戦い抜いた。海瀬は撥ね飛ばされてもダメージを受けず、敵対者を返り討ちにしたという点が異なる。