マロン(ゼルダの伝説)
まろん
概要
CV:水沢潤
ハイラル平原の中央にあるロンロン牧場の一人娘。『時のオカリナ』より登場。
森を出たリンクが初めて訪れたハイラルの城下町で出会う少女。
タロンとともに牧場を切り盛りしており、亡き母に代わって居眠りがちで少々だらしがない父を支えるしっかり者だが、いつか馬に乗った王子様が迎えに来てくれると思っているなど密かに夢見がちなところもある。
歌が好きで、仔馬のエポナを可愛がりながら、幼いころ母に教わったエポナの歌をよく歌っている。
七年後の未来では牧場を乗っ取ったインゴーによって苦労しており、夜になると昔を思い出しながら牧場の広場で一人、歌を歌っている。
しかし、持ち主がタロンに戻った後も、インゴーを恨む様子は見せておらず、むしろ魔が差しただけで本当は悪い人ではないと擁護していた(父親があまりにも怠けていたので、当然と言えば当然だが……)。
『ふしぎのぼうし』でも、ロンロン牧場の一人娘として登場。ロンロンミルクを売りに町に出ている。『ふしぎの木の実』では大地の章にて、父タロンとともに登場。コッコを育てている。
ゼルダ、サリア、ルトとは異なり普通の牧場娘だが、イベントもあって彼女を好むファンは多い。
このときマロンが歌っていたエポナの歌は、後のトワイライトプリンセスなどでもエポナを呼ぶときのメロディとして採用されている。
漫画版では
姫川明による漫画版では、牧場から逃げ出したエポナを探すのが初登場シーンとなる。「もう、あの脱走常習犯。どこ行っちゃったのかしら」と愚痴っていた。
次の話にて本格的に登場。ゴロンのルビーを手に入れたこどもリンクが、マロンの歌声に惹かれる形で出会う。リンクを観光客と勘違いして半ば強引に牧場を案内する。リンクは誤解を解こうとしていたが、マロンの笑顔と差し出された牛乳に誤魔化されてしまうのだった。
二人で満月を見上げながら将来の夢について話していると、ケポラ・ゲボラが現れリンクを連れて飛び去ってしまう。別れを惜しみながらもマロンは、絶対にまた会いに来てほしいと叫んだ。
それから7年後。その言葉は思わぬ形で叶うこととなる。
ツインローバに操られたインゴーとゲルド族に牧場を乗っ取られ、マロンはリンクをおびき寄せるための人質となってしまう。
大人の彼女は夢見がちな性格になっており、「母に早く死なれ、父を助けながら生き、なのに今は囚われの身。いつかきっと王子様が助けに来てくれる」=「子供の頃から苦労してきたのだから誰かが幸せにしてくれるに違いない」と考えている。
リンクのことは特に何とも思っておらず、助けに来たのが昔あった「森の妖精クン」だと気づいても「王子様が助けに来るから」と最初は断っていた。しかし自分を守るために戦うリンクを見ている内に「もしかして彼が私の王子様?」と恋心を抱くようになる。だがリンクがシークとの会話でゼルダ姫を呼び捨てにしていたことからリンクの想いを察し「マロンの恋は短かったなぁ」と独白した。
直後にゲルド族の一人をフォークでドツキ倒すというたくましさを見せた(農場の仕事で鍛えられていたらしい)。
小ネタ
- 『時のオカリナ』の続編である『ムジュラの仮面』では、マロンの子供時代、大人時代それぞれのグラフィックを流用したロマニー、クリミア姉妹が登場する。
- 元ネタが夢をみる島に登場したマリンであることはファンの間では有名。
- 実はゲーム中、父のタロンから「マロンのムコさんにならね~だか?」と言われるシーンがある。
- 彼女のスカーフの留め具をよく見ると・・・?
- 実は乗馬も上手いらしく、障害物レースの最初の記録は彼女のものだったりする。
- 厄災の黙示録ではメーベの町に牧場があり、ミルクや卵などを売ってくれる。マリンとマロンの登場作品を組み合わせた内容となっている。
- 時のオカリナのMODでリンク以外を主役にする場合、大抵はマロンが主役の場合が多い。理由としては、7年前と7年後の姿が存在する・エポナが牧場の馬なので乗馬に違和感がない・背丈そのものがリンクとそんなに変わらない、というわけである。
- トワイライトプリンセスのリンクは古の勇者…つまり時のオカリナの子供リンク及びムジュラの仮面のリンクの子孫であると『ハイラルヒストリア』で言及されているが、『じゃあ誰と結婚したのか?』という事を考えると冒険の後、多くのヒロインとの縁が切れる事や子孫のトワプリリンクが牧童であり、「エポナの歌」が後世まで遺っている事などからマロンが候補に挙がっている。
関連タグ
ゼルダの伝説 時のオカリナ ふしぎの木の実 ふしぎのぼうし ゼルダの伝説のキャラクター一覧
マリン:マロンのモデルとなった夢をみる島のヒロイン。
ゼルダ(ブレスオブザワイルド):原作や漫画のマリンの影響を受けたと思われるキャラクター。
マーロン(BotW):ブレスオブザワイルドやその続編に登場する馬の神。