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解説編集

CV:長嶝高士

ハイラル平原の中央にあるロンロン牧場の従業員。『時のオカリナ』より登場。

続編である『ムジュラの仮面』ではインゴーにそっくりなゴーマン兄弟が登場している。


活躍編集

時のオカリナ編集

牧場主であるタロンの元で牧場を切り盛りしているが、だらしないタロンに仕事を押し付けられる待遇に不満を抱いている。

7年後の未来では「リッパな馬を育ててガノンドロフ様にに認めてもらって出世するんだ!」と、牧場を乗っ取っていた。

追い出されたタロンに代わって牧場主となって彼の娘マロンをコキ使う、馬の世話も乱暴になり苛立つと馬に当たる等、悪役に近い立場となっている。

また、その立場は態度にも表れており、不満を愚痴る程度だった7年前と比べると粗暴な口調になっている。

この言動によってマロン曰く牧場の客人はほとんどおらず、旅人や城下町から逃げてきた者がいてもすぐに出て行ってしまうらしい。


ガノンドロフに献上する予定の馬であるエポナを育てているが、自分には懐かずに手を焼いていたらしく、レースイベントでエポナに乗ったリンクに負けた際には往生際悪くロンロン牧場を封鎖してリンクを閉じ込めようとしたものの、リンクを乗せたエポナが柵を飛び越えて脱出した事で失敗に終わる。

その後、改心して愛想良く振舞っており、戻って来たタロンも心を入れ替えて真面目に働くようになった。

なお、直接描かれていなかったものの、マロンによればエポナを失った直後はガノンドロフの制裁を恐れて錯乱していた模様。

平和なロンロン牧場

エンディングではタロンと和解したようで、二人で肩を組んで酒を飲み交わしていた。


時のオカリナ百科に掲載された百科的物語によれば、仕事量と給与が見合っていないことに不満を抱いていたという。だがそれを解消するために動くことはせず、不平不満を貯め込み続けた結果、雇用主であるタロンを憎悪をするようになったとのこと。


漫画版編集

7年後の未来では、ガノンドロフの配下となってロンロン牧場の主に収まっていた。それでもマロンのことは「マロンおじょうさま」と呼ぶなど忠誠心は持っていたようである。しかしカカリコ村に預けておいたエポナをリンクに奪われ、反逆罪としてガノンドロフに処刑されそうになったところをツインローバに洗脳され豹変。タロンを追い出し馬を虐めるようになり、更にはリンクをロンロン牧場におびき寄せるためにマロンを人質にする等、原作とは異なる展開となっている。戦闘ではボーガンを持ってリンクとマロンを始末しようとするが、耳に付いた宝石(洗脳装置)をマスターソードで弾かれた事で洗脳が解けて正気に戻った。そのままマロンと共にエポナに乗せられ牧場を脱出した。

皮肉にもエポナがリンクの手に渡ったことで処刑され掛けたインゴーが、今度はリンクとエポナに助けられるという結果となった。作戦が失敗したことでゲルド族は去り、タロンも帰って来てインゴーもまた下働きとして働くようになった。


ふしぎの木の実編集

水びたしの村に住むツボ愛好家。ストーリーには関わらない脇役として登場。

珍しいツボを欲しがっており、ゴロンつぼを手に入れて渡すと晩飯にする予定だったサカナをくれる。 貴重な壺を魚程度と交換しようと考えているあたり、相当ケチであることがうかがわれる(対価の魚はリンクが次のわらしべイベントで必要だから成立する取引であり、実際だったら貴重な壺と魚とでは絶対に釣り合いが取れない)。


考察編集

時のオカリナの物語上の悪役ではあるのだが、彼が大人時代でリンクに「自分が一生懸命働いたから今の牧場があるんだ!」と言ったように、牧場主のタロンは碌に働かず、マロンもほんの子どもだったため、ロンロン牧場が襲われず、家畜が無事であったのは間違いなく彼の手腕と努力の賜物だと言える。


そもそも、7年後の時点ですでにハイラル王家及び城下町は壊滅、カカリコ村は避難民による人口増加により食糧難、ゴロン族・ゾーラ族は音信不通・・・・・・と、ぶっちゃけ時の勇者が姿を現すまでは完全に希望無き状況である。

また、ガノンドロフの目的がハイラルの滅亡ではなく支配。ガノンドロフに恭順して家畜の飼育能力を生かせば危害を加えられない事、家畜の飼育員は必要不可欠な事、ガノンドロフ自身が馬術が使えて馬への理解や愛着が大魔王にあると考えれば、一市民でしかないインゴーからすれば『ガノンドロフ側に付いて庇護及び馬を育てて役に立つ』という考え方は非常に筋が通っている

実際、本人曰く「ガノンドロフ様がこのオレの腕を見込んで牧場をまかせてくださったんだ」とのことで、生存戦略は成功している。


牧場ではコッコや牛も飼っている。マロン曰く「町の人もいなくなっちゃった」「みんなひどい人になっていっちゃう」と言っている為、元々避難民が牧場にいたようだ。だが避難民を牧場で受け入れ続ければ人口増加が止まらなくなりカカリコ村同様食糧難が発生するのは目に見えている。その為にお人好しのタロンを追い出して牧場のトップに立ち、自ら横暴な言動をすることで赤の他人を寄せ付けない事で食料難・魔物・盗賊からマロンや牧場を守っていた可能性がある。


その一方でマロンは「逆らったら馬たちまでヒドい目にあうから何もしてあげられない」と言っている為、最低でも一度はインゴーのやり方に反対したのかもしれない。

また、インゴーの精神や日常生活は7年前よりもタロン不在からの仕事量の増加(碌に働かないといえどコッコミニゲームができるので最低限の世話はしていたと思われる)、魔王に切り捨てられる可能性の恐怖、客人は受け入れるが避難民は全て見捨てる、牧場を守るためとはいえマロンの親を切り捨てたために相談もできない立場等、多大なストレスを抱えてしまい家畜に虐待をしてしまった、とも考えられる。


ちなみに夜の牧場を訪れると、インゴーがマロンの歌うエポナの歌にうなされている場面がみられる。

マロン曰くインゴーも好きな歌だったようなので、その歌を聴くことで自責の念に駆られてしまってたのかもしれない。



関連人物編集

雇い主。7年後は牧場を追い出し、一時は自分が牧場主に収まる。のちに元の鞘に収まる。


雇い主の一人娘。7年後は一時は使用人にする。こちらも元の鞘に収まる。


ガノンドロフに献上する予定の馬。


ムジュラの仮面』に出てくるそっくりさん。


関連タグ編集

ゼルダの伝説 時のオカリナ ふしぎの木の実 ロンロン牧場 苦労人 社畜

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