CV:沢城みゆき(リメイク版)
概要
舞台の西部編にて登場するサクセズタウンの酒場”クリスタル・バー”のマスター(CV杉田智和)の妹で美人だが非常に気が強くアグレッシブ。
街で狼藉を働くクレイジー・パンチ一味の3名を素晴らしい銃技で倒したサンダウンとマッド・ドッグに対し街の住人は一味の討伐を依頼するが、失意の旅の途中のサンダウンや独特の価値観を持つマッド・ドッグはなかなか首を縦に振らない。
そこでアニーは隠し金を示唆しながら自分たちも罠を設置する手伝いはするので協力してほしいと折衷案を提示しようやくサンダウンとマッドも重い腰を上げる。
街の住人の中で最初に戦いに志願したためか動作が積極的で罠の設置は保安官に次いで早い。また独自の罠としてフライパンもある。
こうして皆と協力して悪党一味に立ち向かった結果悪党たちの頭数はへり、残りも凄腕のガンマンのタッグで返り討ちに。すると皆の目の前で首領のO・ディオは一頭の馬となって街を去っていった。
そしてその後二人の決闘がすんだあと(決着・延期ルート双方で)、街を立ち去るサンダウンに対しアニーはとあることで彼に詫びる。
じつは街には金なんてなく、自分たちの協力するという姿勢を見せる時につい口走ってしまったことを。
しかしサンダウンはそのことを責めることはなく去っていく。このとき選択肢次第では無言で立ち去ったり、「金ならあったさ」と返し、
「人を・・・守る事を・・・・もう一度教えられた・・・・あんたたちに!」
と逆にアニーたちの勇気により失意の人生に希望を取り戻せたことを感謝している。
余談
上記のように街の迎撃に一番初めに志願し、更には平和が戻った時にとっさのウソを詫びるなど、実質的に街で急遽立ち上げたレジスタンスの主導者的ポジションを担うことになった。
リメイク版では中の人が伝説的怪盗アニメのレギュラーキャラの魔性の女である峰不二子を引き継いだ沢城女史であり、くしくも次元大介役を引き継いだ大塚明夫が演ずるサンダウンや一回きりだがルパン三世を演じた古川登志夫が担当したマッド・ドッグを焚きつける形となった。
とはいえ、銃を持つ相手に非力なりに戦うという意思を表明した最初の一人であり街の人も彼女に同調したため、その行動の結果町を守りきれたことは誇るべき点である。そして焚きつけたことを素直に詫びた時もサンダウンは非難しないどころか選択肢次第では逆にほめてるし、マッド・ドッグはマッド・ドッグで結局町から見返りをもらわず立ち去っていることから二人とも立ち上がったことは評価しこそすれ噓をついたことは責めていない。そのため真逆の経緯をたどり最悪の結末を迎えてしまったシナリオの某王女と違いアニーを非難したり悪女呼ばわりするプレイヤーはほぼ皆無である。
ちなみに英語版では最後のやり取りがアニーがなけなしの謝礼金を渡そうとするものの、サンダウンがあえてそれを断るという展開に変わっている。
なお、西部編では隠しアイテムとして「アニーのシミーズ」という装備アイテム、要するに下着を入手できる。罠の代わりに彼女に渡すとビンタされて没収されてしまう。
リメイク版ではコンプライアンス上の問題か、「アニーの日記」に変更されているが、何故かシミーズ同様に体に装備でき、アニーに渡すとやはりビンタされる(似た例として、近未来編の「妙子のパンツ」→「妙子のヘソクリ」がある)。
なお、サンダウンの初期装備よりも弱く、最終編に持ち込んでもほとんど使い道はないため、没収されても全く問題はなかったりする。妙子のパn……ヘソクリはまだ改造素材にできたのに……。
冒頭、酒場に入った時、マスターに話しかける前に彼女の自室に入ると着替え中のアニーに出くわして部屋から追い出される。
リメイク版では日記を書いている所を出くわすというものに改変された。
どっちにしろ、レディの自室にノックなしに乗り込むサンダウンに非があるのは確かである(鍵をかけてないアニーにも非はあるにはあるが)。