概要
ポケモンが進化を始める画面でBボタンを押して、意図的に進化をやめさせること。
進化キャンセルを行うメリットとして、進化前の方が貰える経験値が多い事、レベルが低い段階で強力な技を覚える事、進化前にしか覚えることができない技がある事が挙げられる。また、進化系が通常とリージョンフォームの両方に分かれているポケモンの場合、リージョンフォームに進化させるために通常の進化系への進化をキャンセルさせるということもある(当然であるがその逆も然り)。
進化前のポケモンは進化後のポケモンよりも低いレベルで技を覚えることが多く、中には進化前でないと覚えられない技がある種族(最も極端で分かり易すぎる例がナックラー)もあるため、技を覚えるまで進化させないという選択がある。
逆に進化させるまでは(ハートのウロコを使う思い出し技を含め)進化後にしか覚えない技や特定のわざマシンを使えないというデメリットもある。
また、進化前でしか覚えられない技は原則として技思い出しの対象外なのも注意。例えばキノココ時代にしか覚えられないキノコのほうしをキノガッサへの進化後に忘れさせると二度と使えなくなる。(ただし最初期の形態で覚えられる技はタマゴ技として習得させておけば進化後でも思い出し対象になる。むしろ中間形態でのみ覚えられる技の方がどうあがいても思い出し対象外になるので、大変かもしれない)
例外は剣盾とBDSPで、進化前でしか覚えられない技が存在しない(前述のキノガッサもキノコのほうしを思い出せるようになっている)。外伝作品のポケダンでもれんけつてんで進化前の技も思い出せる。
第6世代以降は、進化レベルに達しているにもかかわらず進化していない場合、貰える経験値が増加するため(1.2倍)、進化させずに経験値を稼ぐという育成方法が主流である。
FRLGでは第二世代以降進化系が追加されたポケモンが進化条件を満たすと全国図鑑にアップデートしていない限りオートで進化キャンセルが発生するというこのシリーズのみの特異現象が発生する。例えばゴルバットを220以上懐かせている場合、クロバットにならずレベルが上がるたびに何度も進化キャンセルが発生する。
LEGENDSアルセウスでは進化キャンセルが存在しないが、その代わりにプレイヤーが、ポケモンが進化に必要なレベルに達してさえいれば任意のタイミングで進化を実行させることが可能となっている。
「進化キャンセル」は非公式用語のように思えるが、初代のゲーム中からしっかりこの言葉は出てくる。例えばORASなら116番道路のどこかにある「お得な 掲示板!」を読めば分かる。
因みにユンゲラーのみ大人の事情で進化キャンセル不可能と言う立派な仕様が施されており、かわらずのいしすら完全に無視されてしまう。
関連タグ
類語・派生語
Bキャンセル:Bボタンを押して行う事が由来。
B連打:絶対に進化させたくない場合に付けられるタグ。