概要
サイバトロン(オートボット、マクシマル)に所属している戦士。ビーストコンボイ(オプティマスプライマル)と同型で、彼と同じくゴリラに変形する。本編には登場していない玩具限定のキャラクターであり、その玩具もトランスフォーマーのファンイベント「BOTCON」(ボットコン)限定という特殊な経歴を持つ。
BOTCON2000版
「BOTCON 2000」にて発売されたメタルスコンボイのリカラー品。そのためビーストモード、ビークルモードはメタルスコンボイと同じ。ビーストモードで特徴的だったメタリックブルーの上半身はシルバーになっている。総生産数は1200個。
このBOTCON内で販売された『リターンズ』が舞台となっているコミックでは詳細な設定が加えられており、所属はマクシマル、役職はビーストメガトロン率いるドローン軍団と戦うレジスタンス組織「レッカーズ」の隊長となっている。
以前は科学者だったため頭が冴えており、加えて高い戦闘力を有している文武両道型。そして特筆すべき点は彼の持っている「武器を転送する能力」。普通に便利な能力だが、その転送されて来る武器は自身の想像が実体化したもの。
つまり自分で想像出来るのならばどんな武器でもコピー出来るという事である。因みにビークルモードのホバーボードも自分でコピーしたものとのこと。
この能力の弱点は想像出来ないものはコピー出来ないという点。だがこの能力を自分のものにしている時点でエイプリンクはメチャクチャ賢いはずなので、あってない様な弱点だろう。
「想像で創造」という最早チートなこの能力は想像力豊かなエイプリンクにはまさに鬼に金棒である。
……笑う所だよ?
BOTCON2014版
「BOTCON2014」にて販売された『トランスフォーマーユナイテッド』版のオプティマスプライマルの仕様変更品。
上記のBOTCON2000版が元になっているためホバーボード(ギミックは『ギャラクシーフォース』系列のもの)が付属している。また、ホバーボードにはサイバープラネットキーが付属しており、差し込むことで大型キャノンに変形する。
設定は2000版のとは違うものの、科学者であり戦闘にも長けているという文武両道キャラなのは一緒。
武器を想像しコピーする能力「トランスファー・インターリンクを持っている点も変わらない。だが、肩書きが凄まじく、かつてのサイバトロン科学アカデミーの主席研究者である。(あんなチート能力が作れるわけですわ…)
更にはディセプティコンの急襲から独力で施設を守り切ったという功績を持っている。
(恐ろしく文武両道でした)
この功績がアルファトライザー(同じくBOTCON2014で販売されたチータスの未来の姿)の目に留まり、サイバトロン騎士団における自身の新チームに招かれ、現在は騎士団専属の科学者として勤務している模様。
実写映画版
CV:デヴィッド・ソボロブ/吹:大塚明夫
実写映画第7作目『ビースト覚醒』にて登場。オプティマスプライマルよりも先代のマクシマルのリーダーで、プライマルと同じメカゴリラに変形する。ただし、プライマルのビーストモードと比べると牙があるなど顔の造形が少し異なり、首の右側には襟のようなものがある。
また、体色は白銀に赤い目とアルビノのゴリラをイメージさせるものになっており、設定上はシルバーバックとされるプライマルよりもシルバーバックらしい姿をしている。劇中でも、プライマルとは父と息子、もしくは兄弟のような立ち位置であった。
誰よりも勇敢で仲間を守るためなら自らの命を差し出すことさえいとわない皆の頼れる存在であり、マクシマルが長年管理してきたトランスワープ・キーを守り抜いてきた。主な武器はビーストモード時に両腕に展開した斧のようなブレード。
演じたソボロブ氏は数多くのトランスフォーマー作品で活躍しており、本作でもライノックスとバトルトラップを兼任している。日本語吹き替え版の大塚氏は過去に『アニメイテッド』でロックダウンを演じていた。
劇中での活躍
※以下、ネタバレ注意
数千年前、トランスワープ・キーを狙ったユニクロンとテラーコンの襲撃を受け、プライマルにリーダーの座とキーを託すと、キーの力を使い故郷から亡命するように指示。自身は時間稼ぎのために、殿として単身テラーコン達を食い止める道を選ぶ。
やって来たスカージを介してユニクロンから、キーを渡せば故郷を捕食対象から外してやると持ち掛けられるも、
「他の星を犠牲にするくらいなら死んだほうがマシだ!」
と一蹴し、スカージとの一騎打ちに挑む。
壮絶な死闘の末、スカージのプラズマクローで右上半身を大きく抉られて致命傷を負い敗れたものの、結果としてプライマル達は亡命に成功し、ユニクロンはその後数千年にわたりキーの捜索を余儀なくされることになった。