「キサマ等、逃げる気か!?裏切り者め!」
概要
第50話から登場したゴルゴムの実質的に最後の怪人。ゴルゴムに対する忠誠心が厚く、ゴルゴムからの脱走者や裏切り者を始末する任務を帯びたトゲウオの怪人。いわば「ゴルゴムの死刑執行人」。
水陸問わず高速で動き回る格闘戦を得意とし、敵に突き刺さる頭部のトゲミサイル、何でも切り裂く両腕のヒレと鋭いツメ、爆弾にもなる掌のウロコ等、全身に武器が満載である。
劇中での活躍
ゴルゴム神殿に侵攻してくる仮面ライダーブラックに対して、自ら迎撃に立つことをシャドームーンに申し出るも、その代わりに脱走した怪人達(通称:「脱走怪人」)を処刑する任務を命じられ、彼らをトゲミサイルとウロコ爆弾で処刑。
その後、シャドームーンから裏切り者クジラ怪人の処刑を命ぜられ、クジラ怪人を川へ引きずり込み、ブラックから引き離すことに成功する。
そしてトゲミサイル、ウロコ爆弾、ヒレとツメを駆使してクジラ怪人を圧倒。救援に入ろうとしたブラックはゴルゴムの奥殿へと飛ばされ、映像を介して見せしめとして処刑されるクジラ怪人の姿を見せられることになる。
最期
最終話では傷ついたシャドームーンを逃がす為にブラックの前に立ちはだかるが、そのままブラックのライダーパンチ、ライダーキックを食らい、何もさせてもらえないまま瞬殺された。
脱走怪人
「トゲウオ怪人!見逃してくれ、ライダーはもうそこまで来ているんだ!」
「ライダーは生き返って、前より強くなったって言うじゃないか!」
「シャドームーン様が負ければ、ゴルゴムはおしまいだ!頼む、見逃してくれ!」
第50話で斜陽気味となったゴルゴムから、脱走しようとしてトゲウオ怪人に処刑された3体の怪人の総称。シャドームーンよりブラックを恐れており、シャドームーンが敗北してゴルゴムが壊滅するのを危惧していた。
スーツはそれぞれ、ケラ怪人、サンショウウオ怪人、ヤマアラシ怪人の物を流用している。
余談
ちなみに初登場は第11話で、ゴルゴメスの実をめぐって他の怪人達と争っていた。
シャドームーン復活前に発売されたディスクシステム用のゲーム『対決!シャドームーン』に中ボスとして登場している。
シャドームーンが復活し、改めてゴルゴム帝国の建国を宣言した第36話に他の怪人達と共に再登場。他の怪人達同様に仮面ライダーを警戒する素振りを見せていた。
トゲウオの改造人間とあるが、デザインのモチーフはカカシダイ(イトヒキアジ)である。なお、実際のトゲウオは環境の変化に弱く、絶滅危惧種になったくらいなのでゴルゴム怪人の材料には向かないだろう…(ネーミングは元がマイナーでアジ怪人では弱すぎるのでトゲウオと後付けでつけられたと思われる)
関連タグ
キノコ獣人:先輩分の怪人
メディック・ロイミュード、イゴール(仮面ライダーゴースト):オマージュ怪人