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ファン=クーロンの編集履歴

2023-09-09 18:17:19 バージョン

ファン=クーロン

ふぁんくーろん

戸塚慶文の漫画「アンデッドアンラック」に登場するキャラクター。

概要

戸塚慶文の漫画アンデッドアンラックに登場する否定者の集団・否定者狩りのメンバー。


容姿

中華風のパーカーで素顔を隠した小柄な中国人。服の前面にエンブレムと同じ逆さまの不と「八极」の文字が書かれている。


人物

闇競売に乱入したうちの一人で、暗殺一家の翁のような危険な雰囲気が漂う武闘家。寡黙な性格に加え、中国語でしか会話出来ない為コミュニケーションを取るのが不便

古代遺物(アーティファクト)の蒐集を目的とし、自身も多くの古代遺物を所持しているようだが…?


能力

不老 -UNFADE-

言語統一後も中国語を用いるため否定者であることは間違いないが、未だハッキリとした発動の様子はない。

黒競売での戦闘時にはタチアナの装甲に発徑一つでヒビを入れるほどの戦闘力を見せている。


pixivでは

ファンだけならば英語の直訳である関連の作品が多く該当する。

そのためpixivにイラストを投稿・タグ付けするならば、本記事のファン(アンデラ)を使用したり、関連タグとしてアンデッドアンラックアンデラなど合わせて使うことが絞り込み検索を助ける。


関連項目

アンデッドアンラック アンデラ

世界(アンデラ) 否定者 古代遺物(アンデラ)

否定者狩り











































※以下、単行本7巻以降の重大なネタバレを含みます。閲覧注意。






























































──精彩

「俺を超えたか? 愛弟子よ」



正体はシェンの師匠にして、彼の妹・メイを殺害した仇そのもの。

シェンが師事していた頃の姿は70代の老人であったが、黒競売の際にリップが入手した古代遺物「ライフイズストレンジ」の効果によって若返り、再会した当初は顔が隠れていたこともあってシェン自身も気づかなかった。



プロフィール

誕生日10月1日(📅)
年齢覚えてないが170~180だったか…
身長知らん(組織調査では165程度)
体重知らん
趣味修行 強者を求めての旅 自分が満足する為の弟子育成 古代遺物収集(武具系中心)
特技技の開発 武の才の目利き
好物小籠包 酒
能力UNFADE-不老-

📅出典:2023年8月~9月 アンデラ記念月間【否定者たちの誕生日発表】&アイコン配布 - 公式Ⅹ(前代・Twitter)


人物(真)

バトルマニアと呼ばれたシェンを更に上回る戦闘狂(バトルジャンキー)であり、強者との戦いを何よりも楽しむ。そのためなら、課題(クエスト)が達成出来ずに終末(ラグナロク)が到来しても、そこで神と戦うのも良いとも考えている完全な狂人である。


更にファン自身の天下無双を証明すべく、強者を育て上げ自分を脅かす程に強くなったら殺すという外道じみた趣味を持つ。

シェンを弟子にしたのも妹を殺害したのも、絶望によって強くなったシェンを殺す為の下準備にすぎなかった。この時自分を制止しようとしたシェンの兄弟子をも容赦なく殺害している。


また、「大切なものを失い、憎しみと絶望を宿すことで強くなれる」という持論を持っており、作中でもアンディとシェンにそれを強要し、その為だけに風子ムイを殺そうとしている。


UNDERには古代遺物の情報共有を条件に加入している。

前述のとおり加入は古代遺物収集の為だが、最終目標は若返りの古代遺物であり、ライフイズストレンジを入手した時点で彼は目的を達成したと言える。


ちなみに流派はファンの開発したオリジナルの物であり、シェンが弟子入りしたころには名は無かったが今は真八極と称しているらしい。



能力

天下無双を豪語するだけあってその強さたるや、

  • 素手による一撃のみでタチアナのBM装甲にヒビを入れる(※しかもこの時はまだ時系列的に老人の肉体である)
  • ヴィクトルですら貫いたアンディの紅渦拳(ボルテックスフィスト)を笑顔で受け止める
  • 背後からのムイの奇襲をノールックの後ろ足蹴りで返り討ちにする
  • 武術の達人であるシェンを単独で圧倒する
  • アンディの弱点を見抜き一瞬で両腕を脱臼させ機能不全にする
  • リボルバーの弾丸を足指でキャッチする

―至近距離の橈骨骨杭(レディウスボーンパイル)による不意打ちも普通に躱す

と、人間離れした絶技の例が絶えない。


流石のアンディでさえも否定能力の類だと疑うほどの戦闘力だったが、これらは能力ではなくファンが磨き上げてきた純粋な技術である




「それまで…老いずに待つとしよう」


UNFADE-不老-


自己対象 強制発動型

発現するとそれ以降一切老いなくなる能力。アンディの能力・不死と似通っているが、彼と異なり死にはするようである。

ファンにこの能力が移ったのは70代の頃であり、体の衰えを言い訳にせず修行する日々に限界を感じ、若さに嫉妬を抱いていた時期だった様子。


老衰も起こらなくなるためその年齢はなんと170歳前後。ちなみにアンディの人格が生まれたのは155年前なのでヴィクトルジュイスを除けば最高齢の登場人物となる。


本来は老人の姿だが、古代遺物ライフ・イズ・ストレンジの効果により150年ほど若返った結果、20歳代の全盛期の容姿に戻った。



使用技

捌廻山靠

鉄山靠を発展させた必殺技。詳しくはシェンの記事にて。

弧撲

両腕で相手の体を軽く押すような動作から人ふたりを吹き飛ばす程の勁を放つ

この技に限らずファンの技は踏み込みによって地面が割れるほどの勢いを持っている。

絶招歩砲

中程度の距離を踏み込みで詰め、その勢いのままに側拳で突く技。

再生によって貫通を防げるアンディの胴をぶち抜くほどの威力を見せた。

随心鉄桿 龍炎武

古代遺物「随心鉄桿」を用いた奥義。後述。


装備

古代遺物収集をしているだけあって複数の古代遺物で武装しており、更に単騎戦闘力が向上している。単騎であれば現時点では人間の中でもトップクラスだろう。


随心鉄桿

ずいしんてっかんと読む。内部に鎖の通った六角棒型の古代遺物であり、

伸縮する他、壱から肆までの4形態に変形する機能を持つ。

壱が棍、弐は双節棍(ヌンチャク)、参は三節棍といった感じに分離していく。

更に各形態にそれぞれ奥義が存在するらしいが、ファンは肆の形態のみは扱いこなせなかったらしい。


龍炎武

壱の形態の奥義と思われる。龍を模った熱エネルギーを纏った棍を投擲、

大人二人の腹を貫通する凄まじい一撃となる。

よく見ると随心鉄桿の各パーツが離れて浮いていることが確認できる。


随心鉄桿という名前は西遊記において、孫悟空のもつ如意金箍棒と互角の性能を持つ偽の悟空の武具「随心鉄桿兵」が由来だと思われる。

なお現在この古代遺物はシェンのもとに渡っている。

死亡遊戯

数珠型の古代遺物。殺した相手を数珠の中に封じ、キョンシーとして復活させ使役することが出来る。キョンシーは痛覚を持たず、数珠の所持者の命令が無ければ動くことが出来ない。

ファンはUNDER加入より前からこの古代遺物を所持していたらしく、自身が殺した兄弟子や他流派の達人をこの数珠に入れていた。


現在は風子に奪取されたのちムイの手に渡っている。

黒斗雲

金斗雲と対をなす黒雲型の古代遺物。乗れる条件などは不明。

ライフイズストレンジ

対象の時間を早めるか巻き戻す代わりに、自身がの10倍の変化を受けるという時間操作の遺物。

リップが死に瀕した際、ファンは彼を蘇生する条件でこの古代遺物を手に入れた。

なお、この効果による「若返り」は有効だが、「老化」は当然否定する。そのため、他者への老化を単純攻撃手段としてノーデメリットで乱発できる。


なおリップが15年も戻され子供の姿になったのは古代遺物の制約などではなくただ自分が150年若返りたかったからなのは想像に難くない。



関連キャラ(真)

UNDER(否定者狩り)

戦闘狂 ド外道 狂人

高性能じいちゃん お前のようなジジィがいるか


東方不敗…生身でMSと戦える超人師匠。

伏黒甚爾…身体に一切の呪力が宿っていない代わりに驚異的な身体能力と極めて鋭敏な五感を持つ超人。

マッシュ・バーンデッド…魔法が全ての世界の中で、純粋な筋肉と格闘術だけで戦う人物。

ダグラス・バレット…個人で“世界最強”を目指し、固有能力を使わず肉弾戦で11人の超新星を軽々しくあしらう戦闘狂。

クローン武蔵…最盛期の若い肉体に老年まで培った記憶と技術を併せ持ち、刀を使わず徒手空拳(剣)でも現代の格闘家(グラップラー)を軽く退ける伝説の剣豪のクローン。

アイザック=ネテロ 郭海皇…同じく高齢の格闘家。特に後者は同じ中国拳法の使い手である。






以下更なるネタバレ注意


































台湾での全ての戦いが終わり、空に大量の花火が浮かぶ中佇むシェンとムイ、そしてシェンの肩に抱えられたボロボロのファン。

兄弟子と妹を殺し、自身をも殺した男。しかしそんな男ともまるで家族の様に過ごしていた時があった。そう言った後シェンは問いかける。


「アンタは どう思ってたんだい?」



「バカが お前は…俺が強くなるための糧だぞ それ以上でも以下でもない」

「俺は一度だって お前たちを 家族などと思った事はない」



新たな不真実の否定者に見つめられながらファンはその言葉を否定した。


愛弟子達を家族だと思っていたのならそれを手にかけるとはどのような心境だったのだろうか。

「大切なものを失う絶望が人を強くする」は自分自身にも当てはまっていたのだろうか。


言葉は反転し分からないことばかりだが確かなこととして、

ファンにとってシェンはただの糧ではなかったのである。



「そっか それが不真実(しんじつ)なんだね」

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