あずさ(列車)
あずさ号は、東京都の新宿駅と長野県の松本駅間を運行する、JR東日本中央本線(中央東線)および篠ノ井線の特急列車である。一部は大糸線にも直通し、白馬駅・南小谷駅にもいたる。また総武本線に直通して千葉駅に顔を出す列車もあるほか、東京駅発着のあずさ号も存在する。
この列車が登場したのは1966年12月12日。
使用車輌には田町電車区所属の181系10両編成が充当された(上越線特急「とき」と共通運用)
…が、デビューそうそう「第1あずさ(下り)」が甲府駅を出発してほどなく、踏切で農機と衝突、
前途の運転が不可能になってしまった。どうしてこうなった。
そのため、上り急行「アルプス」の編成の一部を切り離して松本まで運行、
上り「第2あずさ」も165系で代走することになった。かわいそうに。
1973年からは183系の使用が開始され、以降この183系が長らく中央東線特急の顔として君臨する。
なお、狩人の名曲あずさ2号がヒットしたのはこの4年後の1977年だが、この直後の「ゴー・サン・トオ」改正により下り列車が奇数に、上り列車が偶数に決められたため、「下りの」あずさ2号は消滅することになった。
同列車の速達タイプとして「スーパーあずさ」が存在する。
また新宿~甲府間の区間運転列車については1988年に「かいじ」として分離された。
使用車輌
E351系:おもに「スーパーあずさ」に用いられる、振り子式の特急車輌。
E257系(0番台):現在の主力で「あずさ」「かいじ」に使用される。