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ムッタブラサウルスの編集履歴

2023-10-30 22:21:30 バージョン

ムッタブラサウルス

むったぶらさうるす

白亜紀前期のオーストラリアに生息していた鳥脚類の一種。

発見と命名

1963年、オーストラリア・クイーンズランド州中央部にあるムッタブラという町で、牧場主のダグ・ラングドンが自身の土地を見回っていた際、地表にむき出しになっていた骨を見つけた。の骨にしては大きすぎると考えたラングドンは骨の一部を自宅に持ち帰って、博物館に送って調べてもらった。研究の結果これは恐竜の化石と分かり、ラングドンが見つけた地点で他の化石も掘り出され、1981年に発見場所とラングドンに敬意を表して「ムッタブラサウルス・ラングドニ」と命名された。

その後ニューサウスウェールズ州でも化石が発見されたが、こちらは骨の一部がオパールに置換されていた。

 

ちなみにこの恐竜、オーストラリアでは最も完全な化石の見つかっている恐竜の一つである。

特徴

全長7~10メートル・体重3トンとやや大型程度だが、オーストラリアで見つかっている鳥脚類では最大。

かつてはイグアノドンハドロサウルスに近縁と考えられたが、現在ではラブドドンにごく近い鳥脚類の仲間だったことが分かっている。


最大の特徴は頭部。

アルティリヌスのように高く盛り上がった鼻もそうだが、ビッシリと生えた歯にも特徴があり、イグアノドンの歯が植物を磨り潰すのに適していたのに対して、ムッタブラサウルスの歯は切り刻むのに適していた。顎を噛み合わせる筋肉が発達していたのか、頭骨の眼より後ろの部分は横に張り出し大きく発達していた。

ちなみに鼻腔部は大きく前方に膨らみ中空となっており、発達した嗅覚器官かディスプレイのための独特の声を発するために使っていた可能性が高い。


前肢は不完全だったためイグアノドンのようなスパイク状の親指を持っていたかは不明だが、後肢は他の大型鳥脚類と同様に蹄状のパッドを形成していた。


前述した特徴が角竜堅頭竜類などの周飾頭類に似ていることから周飾頭類の祖先が大型化した種類とする説や、レエリナサウラなどの小型の鳥脚類(ヒプシロフォドン科)が大型化したとする説もある。

なんにせよ、かなり原始的な鳥脚類の仲間であることはほぼ確実。


生態

顎や歯の特徴から、ソテツや針葉樹などを食べていたと考えられているが、小動物なども食べる雑食性だったとする説もある。


その特徴的な鼻から集団生活をして、鳴き声でコミュニケーションをとっていたとする説もある。また暖かい季節の間は南極圏まで渡りをしていたとする説もあるが、証拠は見つかっていない。

※当時は南極も札幌やサハリン程度の気温だったとされており、恐竜も住める環境であった。


フィクション

第5話「地の果て」にて登場。

前述した「暖かい季節になると南極圏へと南下してくる」という生態で描かれている。


2007第3紀から草属性で登場。必殺わざはチョキ、強さ1000。

唯一発掘地の欄にオーストラリアと記載されている恐竜だった。ショルダーネームは「風変わりべジタリアン」。


バトルタイプは2007第4紀+まではハンタータイプ、激闘!ザンジャークと「7つのかけら」ではあいこタイプ。

 

「7つのかけら」では攻略本にこうげきタイプのレアバージョンもいる事が書かれているが、肝心の入手方法は「不明」とのこと。配信かなにかの予定だったのだろうか?

ちなみに「タイプの違うレアバージョンがいるが、入手方法は不明」という恐竜はタルララスリリエンステルヌスもいる。こいつらはいずれも★1(つよさ1000相当)で、アーケード版と違ってブラキケラトプスの鳴き声が流用されているという共通点がある。

 

※バトルタイプが違う恐竜は他にも存在するが、いずれも普通に入手できる。またアクト恐竜はカウンター・ピンチ・そっこうのいずれかが割り当てられており、全12種登場するうち通常版と同じなのはディロフォサウルスイグアノドンアロサウルスだけ。

 

  

関連タグ

鳥脚類 イグアノドン レエリナサウラ

ラブドドン科

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