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セイレーン(ちいかわ)の編集履歴

2023-11-06 21:56:47 バージョン

セイレーン(ちいかわ)

せいれーん

セイレーン(ちいかわ)とは、漫画・アニメ作品「ちいかわ」に登場するキャラクター。同作の長編である「島編」のキーキャラクター。

概要

ナガノの漫画作品「ちいかわ」に登場するキャラクター。2023年3月14日よりX(旧Twitter)で連載されている島編に登場する。


ちいかわ世界の中でも、主人公ちいかわたちの種族(ちいかわ族)とは異なる、モンスター(※本記事では便宜上「怪異」と呼ぶ)に分類される大型のキャラクター。とある理由で「島」の住民たちを襲っており、討伐対象とされている。


モンスター(怪異)の中では珍しく単独行動をせず、複数の人魚(後述)を連れている。

セイレーンと人魚の関係性は不明だが仲自体は良好なようで、人魚に対して危害を加えた、またそのような素振りを見せた者に対しては容赦ない態度で襲いかかってくる。


スフィンクスシーサーと並ぶ、神話や伝説がモデルのキャラクターでもある。海辺に住む、歌が得意など、モデルとなったセイレーンと同じ特徴を持つ。


キャラクター像

セイレーン食べてるのッ

外見は猫と魚(あるいは人魚)を合わせたような姿をしており、両手が魚のヒレのような形状をしている。

流暢な言葉を話すタイプのキャラクターで、知能も高い。そのため、怪異としては珍しく、ちいかわたちと会話による意志疎通をしており、すぐには攻撃してこない冷静さを持つ。

困り眉に大きな目、猫口など、読者の中でも「かわいい」という意見が多い。


ちいかわ族と比べて巨大な体格で、「歌声」を介して植物を操る特殊能力を持つ。巨体から繰り出されるパワーと特殊能力を駆使した戦闘力は高く、モモンガに足を引っ張られたためとはいえ、作中最強(討伐ランキング1位)であるラッコさえも簡単に返り討ちにして捕らえるなど、現在の所は作中に登場した怪異の中でも特に強い。

しかし、ちいかわを捕まえた際に持っていたさすまたのトゲが手に刺さって痛がる、口の中に投げ込まれた飴が口蓋垂を直撃して咽せて崖から転落するなど、巨体の割に痛み(刺激)には弱い様子。

学習能力も高く、ちいかわが口の中に投げ込んだ飴玉で一度撃退されたが、再戦時に同じ攻撃を受けたときはしっかり舌で防ぎ、飴玉をおいしく食べていた。

普段は海辺の洞窟に住んでいるが、海から少し離れた集落に平然と現れるなど陸上での移動も得意なようである。


基本的には温和で友好的であり、とある事情(後述)から誤って襲ったちいかわトリオに対しても、介抱・謝罪の上自らの事情を伝え、危害を加えることなく無事に帰している。

その一方、一度敵と見なした相手に対しては容赦がなく、報復は苛烈かつ陰湿。大きな力を持つ者であるという自負があり、ちいかわ族を蹂躙することに対しては躊躇がない。

同時に自身が島民に恐怖を与えている自覚には乏しく、捕まえた相手を食べるために調理するなど、知性がある分過去に登場した怪異とはまた違った意味で恐ろしい、ある種のサイコキラー的な気質も見られる。


島にある食堂「島二郎」の店主の話によると、ある日突然この島に現れ、島民からたんまりもらった料理を気に入り、そのまま居着いたらしい。

島民がどのような経緯で料理を差し出したのかは不明だが、涙目で震えているなど怯えた様子が描かれている。一方で、セイレーンが居着いたあとは歌のおかげなのか島の作物がよく育ち、それが島の豊富な屋台料理や特産品を生んでいたという恩恵もあったことから、どちらかと言えば「畏怖」の対象とされていたようである。

なお、島の料理は「味が濃くて脂っこい」とのことで、セイレーン本人の「調理」においてもその味の嗜好が読み取れる。


人魚

セイレーンと人魚セイレーン可愛い

セイレーンと行動を共にする怪異の一種で、サイズはちいかわ族と同じくらい。言葉は話さないが歌は得意。

漫画本編では、2匹がセイレーンと行動を共にしているが、元々は3匹いたらしい。行方不明になった1匹は、セイレーンによると「(島民に)食べられちゃったの」「集落の途中までが落ちていた」とのことで、セイレーンが島民を襲うのはこの報復のためである…が、たんに犯人と目星をつけた相手を襲っているというわけではない。

普段はセイレーンの体についた虫(寄生虫)を食べたり、歌を一緒に歌ったりしているなど、共生関係にあると考えられる。


「人魚」とはいうが顔は人間ではなく、同じく怪異の「虫(ギチギチ虫)」や、ナガノ作品の「もぐらコロッケ」に近いもの(もっとも、作中に現実世界の人間のような顔の生物が存在するかは不明だが)。両手もヒレ状になっているなど、西洋的な人魚というよりも日本古来の人魚に近い。


また、作中世界には八百比丘尼伝説のように「人魚を食べると永遠の命が得られる」という言い伝えがあり、ちいかわ・ハチワレは「永遠の命」を手に入れるために島民の誰かが人魚を食べたと推測している。

セイレーンは「人魚を食べると外見的に何らかの変化が見られる」ことを示唆しており、実際に捕まえた島民の腰みのを脱がしてから調理する、ラッコのマントをめくって何かを確認する、といった描写があることから、下半身に現れる特徴であると考えられる。


セイレーン同様に歌によって植物を操ることもできるが、セイレーンから離れると操る力が弱まる模様(植物の蔓が伸びる速度が遅くなる描写がある)。また、セイレーンの歌にコーラスすることで植物を操る力を増幅できるが、他の歌を聞くとそちらにつられてしまい、セイレーンとのコーラスが乱れるに伴って歌の力も弱体化してしまう。

歯がかなり鋭いらしく、うさぎが放った「びんよよ」の先端の球体を噛み砕いている。


セイレーンと合わせて、各地の人魚にまつわる伝説を混ぜ合わせたようなキャラクターである。


余談


関連タグ

ちいかわ ちいかわの登場キャラクター一覧

ちいかわのエピソード一覧 怪異

島の子たち

セイレーン 人魚 歌姫 不老不死












作中の動向

  • ここではセイレーンの動向や関係情報についてわかりやすく時系列で解説する。漫画の掲載順と異なるためネタバレ注意!
  • ちいかわたちを案内した頭に葉っぱをつけた2人の島民は「葉っぱの島民」、ちいかわたちが訪れた島は「島」と表記する
  • 人魚の動向についても記載する
  • 島民によって配布された、バネの先端にギザギザのハサミのような球体がついた武器については「びんよよ」と表記する







  • 1.セイレーン、人魚3匹と一緒に「島」にやってくる。島民たちが振る舞う料理が気に入り住み着く。

  • 2.海中にある洞窟から人魚が出てきた所を島二郎が目撃する(島二郎がちいかわに語った話による)。

  • 3.セイレーンが人魚と共にイカで遊んでいた所を、たまたま近くにいた島民2人に気づかず、ぶつかってしまう。

  • 4.セイレーン達が就寝した後、1匹の人魚が小石に当たった事で起き、しるこサンドに釣られて食べた所を一枚葉に捕らえられる。

  • 5.セイレーンが人魚のうち1匹が行方不明になった事に気付き、島民の集落の途中まで鱗が落ちていたことから「島民が捕まえて食べた」と考え、犯人探し(と報復)のために島民を襲い始める。

  • 6.島民たちがセイレーンの討伐を計画、詳しい内容を隠して外部からの討伐者を募集する。

  • 7.島にちいかわたちがやってくる(また船から降りた時に島内で歌声が流れているが、住民たちの歌ではなくセイレーンの歌の可能性がある)


  • 9.「人魚を食べた犯人が名乗り出てきた」と思ってちいかわトリオを襲うが、島民(=犯人?)ではないと気づいたらしく、3人を人魚2匹と一緒に介抱する。

  • 10.目を覚ましたちいかわトリオに襲ったことを謝罪し、自身の仲間の人魚を食べた犯人を探していることを明かす。また、そのために島民を食べていること示唆する。ちいかわたちが人魚を食べた犯人を見つけて連れてくることを約束した所で解放する。

  • 11.翌日、島民を襲っていると、島民達にセイレーンの討伐を依頼されたラッコとちいかわトリオが遭遇。戦闘になる。

  • 12.討伐以来を拒否したモモンガが放ったびんよよが絡まり転倒したラッコの剣を奪うが、同時に彼に攻撃をされ、捕まえいた島民を逃がしてしまう。島民の味方をしたので、そのままラッコを洞窟へ連れ去り、昆布で縛り吊るす。

  • 13.ラッコの体に人魚を食べた者の体に表れるらしい「証拠」がないことを確認する。彼に、「もし(人魚を食べた)犯人を見つけたら、犯人を狭い檻に閉じ込めて海の底に沈め、未来永劫『永遠の命』を味わってもらう」と語る。他の島民2人を壺で味噌漬けにしていた。

  • 14.ラッコの救出に来たちいかわトリオ、モモンガ、古本屋、葉っぱの島民2人の計7人と出会う。「ちいかわたちが犯人を連れてきた」と思い島民を襲おうとするが、「永遠の命」伝説を知ったモモンガが目の前で人魚を食べようとしたことで、完全にちいかわたち(島外からやってきた面々)を敵視する。

  • 15.逃げるちいかわたちを、歌で植物の蔓を操りながら追いかける。ちいかわ・モモンガ・葉っぱの島民2人をセイレーンが古い吊り橋に追い詰めるも、ちいかわのさすまたが手に刺さり痛かった反動で、葉っぱの島民2人を崖下の川に落としてしまい見失う。そのままちいかわを襲おうとするが、投げてきた飴玉が口蓋垂に直撃し、咽せた弾みで自身も川に転落する。

  • 16.人魚2匹は、ハチワレ・うさぎ・古本屋を蔦を使って追いかける。うさぎが放ったびんよよの先端の球体を噛み砕いて破壊するも、ハチワレがラッコの剣で蔓を切り落したため、足場の岩とともに川に転落した。

  • 17.セイレーンと人魚が合流、崖上に登る。再びちいかわが飴玉を投げてきたため、舌でガードし食べる。飴玉で喉の調子がよくなり、(歌で)蔦を操る力を強めたセイレーンは、ハチワレ、うさぎ、モモンガ、古本屋の4人を捕まえ、洞窟に連れ去る。

  • 18.新たに捕まえた4人を1人づつ昆布で縛り吊るしたが、彼らが暴れたため昆布が切れそうになる。これに気づいたセイレーンは、5人まとめて逃げられないようにきつく縛る。

  • 19.島二郎と出会ったちいかわが、無事だった葉っぱの島民2人と一緒に洞窟に乗り込んでくる。寝ていた上に、島二郎が耳元で波の音を囁く偽装工作をしたため、全く気づかなかった。

  • 20.全員に逃げられた後に起きる。慌てて追いかけるが、再び潜ってきた島二郎に邪魔をされる。島二郎が話すことが(水中で)良く聞こえず、(人魚を食べた)犯人だと疑い攻撃を仕掛けるが、島二郎に反撃されまかれてしまう。

  • 21.再び陸に上がり、ハチワレ達が脱走したことを怒り、(対抗手段として激辛カレーを作っていた)ちいかわや島民達と戦うことになる。

逸れたっっっっセンシティブな作品











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