概要
特定のアジア諸国を指し、様々な場面で用いられているが、ここで解説するのは「現在の日本において広く知られる意味」すなわち中華人民共和国、朝鮮民主主義人民共和国、大韓民国の3カ国を指し、省略されて「特亜」とも呼ばれる場合がある。また近年は関係の悪化や諸々の政治的問題により、ロシア連邦も含むこともある。
この言葉の由来
本来この言葉は2ちゃんねる発祥のネットスラングであったとされるが、産経新聞あたりが活字に持ち込んだと思われ、現在では活字媒体でも流布している。
詳細
現在においてはアジアに含まれるこの3カ国に関しては反日感情が際立って高い、とされており、また、マスコミ等各種メディアもこの3カ国の意見を特に海外の意見として紹介する場合が多かったことも、この言葉が広まる原因となった、といわれる。
BBCの調査
2006年以降BBCが行っている「世界中から最も好ましい影響を与える国」という意識調査では中国、韓国だけ(北朝鮮はそもそも調査不可能)が日本に対する否定的な割合が高かったとされる。
理由
これはこの3つの国が特に自らの正当性を示すために言論の自由が制限されていること、同目的により以前の統治者の業績を否定する反日教育を行ってきたことが主な理由として挙げられている。
因みに他のアジアの中でも同様の行為が行われていた地域や国、例えば台湾などであっても反日感情を大きく表していない事から、特定アジアと称される3つの国ほど制限や教育を徹底してないと考えられる。
賛否と根拠
ただし現代の中国・韓国においても日本文化が広く親しまれており日本人との付き合いがあったり、戦前からの付き合いがあった人も多く、自国の粛清から生き延びた親日も居り、戦前生まれの世代では日本統治時代を評価している人も存在した。
この事から単純に特亜=反日と言い切り決めつける事は出来ない。
反面、日本文化が好きでも日本や日本人が好きとは限らないものであり、中には「日本文化の起源は自国だ」という主張をする者達もいる。他にも日本統治時代を評価した人が殺されたり、旭日旗を戦犯旗と称して国民も政府も過剰なまでの嫌悪感を露わにしたり、日本で起きた事件や災害などに対して天罰と称したり喜びを表したりと、決めつけられる根拠が多々ある以上、特亜≒反日という認識が覆る事はないのだろう。
(≒(ニアリーイコール)…「ほぼ等しい」という意味で使われる記号)