概要
CV：大友龍三郎（3〜4、ニトロカート、5、ブッとび3段もり！）※『ブッとびニトロ！』での声優は未発表
世界征服を抱いている邪悪な精霊が仮面に宿った存在。アクアクとは双子の兄弟。
火炎弾を打ち出したり、レーザー光線を目から放ったり、氷を集めて巨人として戦う、時空を壁を破るなど、かなりのレベルの超能力を作中で発揮している。
いうなれば、タイムボカンシリーズ『ヤッターマン』のドクロベエ、『逆転イッパツマン』のコン・コルドー会長のポジション。だが、何かとよく部下達をしたい放題に扱うあちらと違い、よく部下からぞんざいに扱われるなど不憫な扱いを受けている。
コルテックス（ネオ・コルテックス、ニーナ・コルテックスともに）と彼の生み出したスーパーアニマル軍団、エヌ・ジン、エヌ・トロピーはみな彼の部下。
彼らの失敗に対しては「このアホども！役立たず！うすらトンカチ！」と暴言をかますあたり、ブラック企業の社長のような性格をしている。
主な活躍
クラッシュ・バンディクー3
初登場作品。遠い昔アクアクによって地下の牢獄に封印されていたが、『2』のEDにてクラッシュとニトラス・ブリオに宇宙ステーション「コルテックス・ヴォルテックス」を破壊され、その破片の一部が大気圏を突破して地球に入り、ウカウカが封印されていた神殿に激突したことで封印が解かれた。
コルテックスとの会話で「2度までもワシの顔に泥を塗るとは…」と『1』と『2』のコルテックスの行動はウカウカの承認も得ていたことが発覚。
だが、どちらも失敗したことで処分を下す予定ではあったが、結果的に封印から解かれたこともあり、エヌ・トロピーが作り上げた「タイムネジネジマシーン」を利用して、あらゆる時空でパワーストーンを獲る計画に加担するように命令する。
コルテックス戦ではコルテックスをサポートする立場として、アクアクと対決。クラッシュがコルテックスを落とした際は拾い上げるなど、口こそ悪いがそれに見合う行動はしている。
真エンディングでは、タイム・ネジネジマシーンの暴走に飲み込まれ、幼児化したコルテックスとトロピーに取り合いをされるという不憫な目に遭っている。
『ブッとび3段もり！』では活躍は特に変わらないものの、エフェクトが弱くなって演じている大友龍三郎の演技がより聞きやすくなった。また、オリジナル版よりもオーバーリアクションなためか、演技のテンションもやや高めで荘厳。
クラッシュ・バンディクーレーシング
コルテックス陣営のアドバイザー及びバンディクーファミリー以外の無敵アイテム枠としての登場。
世界征服を企むウカウカからすればエヌ・オキサイドの計画を見過ごすことは出来ずに部下たちに地球代表として戦うことを命令する。
ただ、ここでも強い命令口調な為、ブラック企業で働くプレイヤーはコルテックス、エヌ・ジン、タイニー、ディンゴを選ばないことを推奨する。
クラッシュ・バンディクーカーニバル
宇宙のどこかにある闘技場にてアクアクと善悪のどちらが上かに決着をつけるべく、次々と部下たちを召喚。ただし、アクアクが人数を平等しろと言われた為、タイニーとディンゴの引き抜きを容認する。
ちなみにウカウカ本人はアクアクと戦う気だったが、アクアクが直接戦うと大宇宙の定が許されないと警告した為、このような形を取った。（そうなると『3』のあれは何なんだよってなるが、「クラッシュとコルテックスの対決がメインでアクアクとウカウカはサポート役としての立ち回りであれば問題なし」と推測されている。）
ゲームのひとつである「ガッチン とけメルト」ではアイテムボール枠として登場。氷のフィールドをビームで溶かしてきたり、ビームに当たった相手を不利な状態にさせるなど、かなり厄介なオジャマ枠として動いている。
コルテックス側が勝利すると、集めたパワーストーンの力を利用して世界征服を実行。ただ、その目的がCDデビューだの、女の子にモテモテだの、慰安旅行に行こうなどと部下のコルテックスとあまり変わらない思考だった。
クラッシュ側が勝利すると、パワーストーンを密かに集めようとしたことがすでにアクアクにはバレており、ルール無視の悪さをした罰として闘技場から追放される。
なお本作では一人称が「私」になっている。
クラッシュ・バンディクー4
オープニングから罵倒からの世界征服の程遠さと称してグラフで表すというブラック企業の上司並のパワハラを全開。
コルテックスがパワー不足を理由にお蔵入り状態だった新兵器であるクランチを補わせる為、魔神を復活させる。
真エンディングでは、コルテックスの不甲斐なさに堪忍袋の緒が切れたウカウカが火球を撃ち出し、それを避けたことで宇宙ステーションが崩壊。
「それを壊してはまずかったのでは…」「全て貴様のせいだ！貴様がよけなければ良かったのだ！大馬鹿者め！」
なら撃つなよ。
そして脱出ポッドで2人で氷河に墜落し、喧嘩していた挙句、『5』のデモムービーにて2人揃って仲良く海に落ち、凍りついてしまっていた。
クラッシュ・バンディクーアドバンス、クラッシュ・バンディクーアドバンス2
『アドバンス』では失敗ばかりするコルテックスにうんざりしながらも地球をアメ玉サイズにする計画を承認。コルテックスの部下を倒したクラッシュに最後のチャンスとして称して、クラッシュと戦うことを命令するが、いつもと変わらないじゃないかと突っ込んではいけない。
『アドバンス2』ではコルテックスを身限り、エヌ・トロピーに世界征服を命令する。
コルテックスとは対称的に仕事が出来ると認めていたが、結局はエヌ・トロピーもバンディクー達にやられてしまったことで「無能な部下にはうんざりだ」と掌を返した。
クラッシュ・バンディクー5
コルテックスとは違い、氷漬けの状態から解放された為、氷を使ったモンスター状態でクラッシュ達と対決。
対決後、アクアクから世界征服の野望をクラッシュとコルテックスの共通の敵である『エビル・ツインズ』に横取りされそうになることに危機感を抱き、一時休戦としてアクアクと手を組みエビル・ツインズの元に向かうが、呆気なく返り討ちにあってしまう。
それ以降はコルテックスとニーナを操作する際に、彼らが受けるダメージから守る役割を担う。
とんでもマルチバース
『3』で飛ばされた時空の果てから、苦労の末に脱出するゲートを開く。
だが、自身は力を使い果たして倒れてしまい、エヌ・トロピーからも用済みと裏切られ、まさかのOPで退場する羽目になった（コルテックスはちょっと気にかけていたが）。
ウカウカもこれで死亡…かと思いきや、実はパーフェクト版の真エンディングでは笑い声とともに追放されたコルテックスの前に登場している。
踏ん張る声や笑い声しかあげていないためか、本作では大友龍三郎による吹き替えはなし。
余談
「ウカウカ」をローマ字に直して逆から読むと「アクアク」になる（UKAUKA → AKUAKU）。
日本では未発売の新生クラッシュ第一弾『クラッシュ・オブ・ザ・タイタンズ』でも引き続き親玉として登場。リアルな髑髏に近くなるなど容姿が変更され、面影は殆どなくなっている。ボスとしても登場する。性格自体は変わっておらず、コルテックスに威圧的な態度を取るのも変わらず。だが、次作である『マインド・オブ・ミュータント』では物語後半にコルテックスに裏切られ、怪しい機械で力を奪われるなど散々な目に遭っている。
