「こォ~の下品なバンディクー!そのパワーストーンを渡すんだ!」
概要
初出は「クラッシュ・バンディクー3」。本名は「ネファリアス・トロピー(Nefarious Tropy)」。
エントロピー(entropy)が名前の由来。本名のネファリアス(Nefarious)は「極悪な、非道な」を意味する。
二度も世界征服に失敗したコルテックスのグダグダっぷりに頭に来たウカウカが呼び寄せた時間博士。その名の通りタイムマシンである「タイム・ネジネジマシーン」を発明する。
I.Q.1061という驚異的頭脳の持ち主であり、身の丈もある大きな音叉から様々な光線を放って攻撃してくるが、その分体力が無い。リマスター版の『ブッとび3段もり!』では攻撃チャンスに「ゼーッ、ゼーッ」と息を荒げるようになり、それがより強調された。
ウカウカの部下の一人であり、コルテックスとは同僚に近い関係だが、あまり仲が良くない。さらに『とんでもマルチバース』を見る限りは、主であるウカウカのことも快く思ってなかったようだ。
一味の中では、事件の黒幕を務めた経験のある数少ないキャラ。しかしどこかコミカルさを含む作戦を立てることもあるコルテックスとは違い、エヌ・トロピーの場合は一転してシリアスな雰囲気になることが多い。
人物
礼儀正しい英国紳士を気取っており、一人称は「ワタクシ」で、ルー大柴みたいな喋り方をする。『ブッとび3段もり!』では相変わらず英語混じりな会話をするが、戦闘時はルー語混じりの高い声から悪役らしい低い声に変化していた。
彼が考える作戦は、「時空バズーカ」や「世界を掃除して神になる」等、傲慢且つ破壊的な側面が強いことから、丁寧な口調とは裏腹にとんでもなく尊大で極悪な性格であることがわかる。本名元の意味を体現していると言えるが、あくまで世界征服(改造や洗脳こそするが破壊はしない)を目的としているコルテックスとそりが合わないのも、当然と言えば当然なのかもしれない。
これまでの活躍
クラッシュ・バンディクー3
OPで不敵な笑みを浮かべて初登場。クラッシュ達が使う「タイム・ネジネジマシーン」の発明者でもあり、定期点検を行っている。
3番目のボスとして登場。エネルギー弾やビリビリウェーブなどで攻撃してくる。
かなり遠方におりこちらの攻撃は届かないが、トロピーの攻撃が終わると彼がいる場所へ渡れる足場が出現し、飛び移ることで攻撃の疲れで動きが止まった彼への攻撃が可能になる。
ライフが減る度に攻撃が激化し、トロピーへ繋がる足場のパターンが複雑になっていく。
彼に勝つと「竜巻スピンアタック」が覚えられる。
なおディンゴダイルと違い、この時点で覚えているはずのない竜巻スピンアタックで穴を無理矢理飛び越え攻撃することは不可能。息切れしていないトロピーには攻撃が一切効かない上、上記の方法で無理矢理接近すると異常な攻撃範囲の串刺し攻撃で返り討ちにされる(しかもこの攻撃はアクアクすら無効化する)。
上記のようにタイム・ネジネジマシーンの開発者であり、定期点検も彼一人で行っていたため彼がクラッシュに敗れたことで機械はいつ暴走するか判らない状態に。
そしてダイヤを全て集めた真のエンディングにおいて、クラッシュがコルテックスを何度もタイム・ネジネジマシーンの中枢部にぶつけたことで遂に暴走を始め巨大なワームホールを生み出し、コルテックス、ウカウカ、エヌ・トロピーの三者はそれに巻き込まれて時空の彼方へと飛ばされたのであった(何故かこの時コルテックスとエヌ・トロピーは幼児化していた)。
クラッシュバンディクーレーシング
隠しキャラクター。
ひたすらトライアルモードの全コースに自分のゴーストを記録している。
自分のタイムに絶対の自信を持っている。
クラッシュバンディクーアドバンス2
今作のラスボス。
ウカウカの指令を受け、腹心の部下であるエヌ・トランスにクランチ、ココ、クラッシュを誘拐させる(クラッシュと間違えてニセクラッシュを連れてきてしまったが)。そして催眠術をかけさせてクラッシュに挑ませ、自分自身は「時空バズーカ」の完成を急ぐ(ダイヤをすべて集めると、ラスボスである彼との戦いになる)。
オープニングで、ウカウカはコルテックスよりトロピーを信頼していることがわかるが、今回期待を裏切ったので、同様の扱いになった。
クラッシュバンディクー5
4番目のボスとして登場。経緯は不明だがブリオとタッグを組んでお宝を探している際に偶然クラッシュと遭遇する。
お宝のありかをクラッシュから聞き出そうとするが、話そうとしないので戦うことになる。この会話で「静かに!」と明らかに誤訳と思われるセリフがある。(直前のセリフから、本来は「喋らないつもりか!?」辺りだったと推測されている。)
クラッシュバンディクー4 とんでもマルチバース
今作では彼の本名らしく極悪さと非道さがシリーズでも特に強調され、アドバンス2ぶりにメイン悪役に抜擢。
『3』で飛ばされた時空の果てから、ウカウカの奮闘で何とか脱出し、その際時空を自在に操る術を発見。パワーを使い果たした主を見限り、コルテックスと消極的な同盟を組んで、次元征服を目論む。そして中盤ではコルテックスとも決裂し、まさかの存在とパートナーを組む事に……。
ワタクシのビュ~ティフルな語録。
「ふん、ヘアボーボーのフクロネズミにしては中々エクセレントだね。
ワタクシの名は時間博士のエヌ・トロピー、君たちが使っているタイムネジネジマッスィ〜ンの発明者なのだよ。
もっとエレガントな会話をエンジョイしたいが、ウカウカとコルテックスがうるさいんでね。
ところでバイザウェイ、パワーストーンは・・・置いてってもらうよ?」
「お~や~?ワタクシの警告を聞く耳ナッシングのようだね。せいぜいパワストーンを沢山集めたまえ」
「あ~!どうやらワタクシの言っていることをアンダースタン出来ないようだね!
OK、特別にレッスンしてあげよう!」
「ワタクシはこれにてグッバイのようだね・・・では、ハブ・ア・グッデ~イ!」
「もうこれ以上アナタのバカげたトークを聞く気はナッシング!ノイジーね!」
「やつらはもう動いていると、ワタクシはシンキング。だが、勝つのはワタクシだ」
「ワタクシは神になる!つまりアナタ(コルテックス)とグッバイ!こざかしいマスクやバンディクーもトゥギャザーね!フハハハハッ!」
「インタレスティン。これはグッド。チャンスをギブして様子をルック!」
「そろそろフィナーレよ。セキュリティーレーザー、ゴーせよ!」
「ええい!あんな汚いアニマルにやられてたまるか!」
「ウハハハハハ!フールだな」
「ふむ…同じことをアゲイン…?」
「5度目の正直があるとシンキング?ヌゥハハハハハ!」
担当声優
関連タグ
ウカウカ:上司
エヌ・トランス:部下