CV:木村涼香
概要
ゲームシリーズ『クラッシュ・バンディクー』シリーズに登場するキャラクター。
初登場は『とんでもマルチバース』。シリーズのレギュラー悪玉であるエヌ・トロピーが開発した並行宇宙の壁を跳躍する「トラベルリフト」で呼び寄せた、別次元における「もう一人の自分」。その関係上、本名は「エヌ・トロピー」となる。
(特撮テレビドラマ『仮面ライダーディケイド』風に言えば女体化したリ・イマジネーションエヌ・トロピーといったところか)。
日本版では男の自分同様、ルー大柴やトニー谷のような英単語と日本語が混じった妙な喋り方をする。それも色っぽい口調のため、かなりシュール。
人物
自分自身でもあるエヌ・トロピーとの掛け合いはほぼ夫婦漫才。
2人のトロピーが色目を使いつつ「自画自賛」ともとれる褒め合いをしている光景を見たココ、タウナ、コルテックスは「ひどい絵面だ」と言わんばかりにゲンナリしていた。
とは言えこちらの方も冷酷であることに変わりはなく、『とんでもマルチバース』に登場するタウナの次元では相当に無慈悲なことを行っていたらしい(彼女の言動からするに、「その世界」のバンディクー種は害獣の対象として処分され、レディ・トロピーに殺戮された様子。タウナの反応や、言語版に於けるレディ・トロピーの発言から察すると、既にクラッシュとココも殺されてしまった可能性が高い。また、彼女はその世界での支配者に近い位置と思われる)。
タウナとの関係は明らかになっていないが、一応、お互いに面識はあるらしく、彼女のことを「フレンズ」と呼んでおり、ある種の好敵手として捉えている節がある。
また、低重力下とはいえタウナを軽々と投げ飛ばしたり、蜘蛛の脚を引っこ抜いて楽しんでいたりなど、厄介さは男性版のエヌ・トロピーを凌駕しているといえる。
ちなみにその性格を「命令する姿もエレガント」「なんとモダンね」など、エヌ・トロピーは高く評価していた。
これまでの活躍
クラッシュバンディクー4 とんでもマルチバース
コルテックスと同盟を解消したエヌ・トロピーと手を組み、全次元を支配する神になることを画策。
彼と共にボスとしてクラッシュ達の前に立ちはだかる。
エヌ・オキサイド(+彼の母星の仲間たち)をムリヤリ配下にして警備を強化するなど、計画は順調に最終段階へ移行していた。
そして先行してきたタウナを打ち倒し、本拠地に乗り込んできたクラッシュらへ彼女を投げ渡して隙を作り、諸共に次元の果てへと吹き飛ばした。
しかし4大マスクの助力によりクラッシュがすぐ戻ってきた事で形勢は逆転。他者を侮る性根が仇となって彼の突撃を食い止めきれず、防衛システムのセキュリティーレーザーを破壊され、自分たちはその余波に巻き込まれて敗北を喫した。
コルテックスからは「こんな簡単なこともインポッシブルだったのか?」と、かつての罵詈雑言を蒸し返されて嘲られ、開業したレストランを台無しにされたディンゴダイルの怒りの一撃を、エヌ・トロピーともどもまともに喰らい、二人一緒に次元の果てへ放逐されてしまった。
ワタクシのビューティフルな語録
「トラ~ベルリフトに近寄るエネミーをチェックね!面倒なお客様はゴーホームさせて!」
(賞賛の言葉を贈ったエヌ・トロピーに)「オフコース!あなたもセイム!」
(タウナに)「どうしたのヒーロー?一人じゃウィークね?」
「ここではフレンドをルーズしたくなかったの。フフ……」
「貴方たちにいったい何がポッシブル?」
「スパイダーの方がまだグッド。引っこ抜ける脚もソーマッチ。」
「おやおや、迷子のドッグがお家をファインドね。」
(かなり追い詰められたところで)「いいかげんにホワイト!!(いいかげんにしろ?)」
(クラッシュを倒した時)「かわいそうな ベイビー」