概要
『仮面ライダーBLACKSUN』に登場する市民団体。正式名は「怪人達から日本を守る会」
井垣渉を筆頭とした一般人で構成された団体であり、人間と怪人が人権を向上させつつある劇中社会に反発して日本、ひいては地球上からの「怪人の排斥」を掲げている。
人間至上主義的であり、怪人の人権は認めておらず「浄化」という名目で「侵略者」「ゴミ」などの言葉で非人間扱いを続けている。また、差別対象は怪人のみならず、自分達の思想に反する者ならば同じ人間であろうと怪人と同類扱いしている。
怪人視点の描写が多い『BLACK SUN』における悪の軍団の一つとも言えるが、
- 構成員の中に怪人に友人や家族を殺されたりした者など怪人に対して恨みを持つ人物がいる
- 怪人側が「500万年前から人間より先に地球にいる」と(後に劇中で確定する)デマを流している
- 町の区画を違法占拠していること
- 劇中で描かれる範囲でも怪人が事あるごとに先に暴力行為及びテロ行為を行っている
などなどから、心情的にその主義主張に共感する人々は多い。
「アンチショッカー同盟」的要素もあるが、劇中では反怪人団体側人物の心情やバックボーンがほぼ描かれない。
その為、明らかに行き過ぎた差別発言や暴言を連発する事もあり、描写的に明確な目的を持たず、怪人に対する差別も「自分達の優越感を満たしてくれる都合の良い免罪符」程度にしか認識していない、有り体に言えば“世論を盾に差別を正当化して好き放題騒いでるだけの愚連隊”の、面々にしか見えない。
一般的な若者や警察内などにも支持者がおり人数面の不利は感じない。が支持者を含めた構成員の人数と規模そのものは社会全域に影響力を持つにしてはさほど大きくなく強大なコネクションや優れた技術・戦力の類など何も持ち合わせていない。国家の裏の面や歴史の真実、ひいては上位の怪人の存在もほぼ知らない。あくまで職や生活を持った一般人の寄せ集めでしかないので社会的なリスクが高いテロリストに成り下がることも無い。と戦力としては人数と国家の法と警察や自衛隊頼みである。
関連タグ
倉田軍団:同じように異種族を虐殺や排除しようとする軍団
人間解放軍:同じく反怪人を掲げる人間の組織だが、リーダーを筆頭にメンバー達の殆どは極端なまでに怪人(やそれに味方する人間)を敵視・迫害するなど、半ば愚連隊も同然な有様となっている。
シンクネット、EXE(仮面ライダーW)、オーディエンス:似たような集団。
双頭の蛇(手塚治虫作品):ある意味「反怪人団体の可能性の1つ」と呼べる架空の組織。
マウンテンピーナッツ:掲げる思想こそ正反対であるが、やり口の過激さは反怪人団体に勝るとも劣らないエコテロリスト達。
KKK、ツイフェミ、マスク警察、シオニスト:現実世界における似たような過激派。
在特会、レイシストをしばき隊:↑の中でも特に元ネタの最有力候補と目されている組織。恐らくこの2つの争いがモチーフではとも考えられる。