「あなたにもう一度……会い……たい。あなた……に……。死にたくないなあ……死にたく……ないよお……。」
CV.ジュリーアン・テイラー(ゲシュタルト)/門脇舞以(レプリカント/オートマタ)
……ぼくの概要を見て、別の意味で固まらないといいけれど。
プロフィール
性別 | 男性 |
---|---|
年齢 | 不詳 |
身長 | 132cm |
武器 | 杖、魔法 |
体重 | 0〜1200 kg |
願望 | けっ結婚です! |
困った時 | 爆発します! |
好きなもの | それは<以下略> |
とある出来事がきっかけで、ニーアと旅をすることになる、ガイコツの様な姿をした謎の生き物。
ふわふわと空中を漂いながら強い魔力を操り、ニーアの戦いをサポートする。
(公式サイトより)
見ないで……ぼくを……見ないでえええええっ!(ネタバレ注意!)
「あぶないんです。ぼくの目は物を石に変えてしまうから……」
その正体はニーアの仲間「エミール」である。
エミールはかつて、南平原にある洋館に執事と二人で住む少年であった。
プロフィール
性別 | 男性 |
---|---|
年齢 | 不詳 |
身長 | 前編145cm |
武器 | 杖、魔法(石化の目) |
髪の色 | 金色 |
瞳の色 | うすい紫色 |
その目には見たモノを石に変える力があり、普段目隠しをしているのはそれが理由。
カイネとニーアを慕っており、特にニーアに対しては愛情レベルの好意を抱いており、頭に思い浮かぶのはまずニーアのことである。視覚を封じている分、聴覚に優れており、足音だけで相手の性別や年齢を判断できるほど。
過去に双子の姉・ハルアと共にスノウホワイト計画の実験体にされ、対レギオン用実験兵器となり暴走した姉を止める石化の能力を持つ兵器へと改造された。
実は1000年以上前から生きているはずだが、洋館の謎と共にその話に触れられることはない。実際、ゲーム内で5年が経過しても外見は全く変わらない。
カイネがマモノを封印するために石化してから5年後、石化解除の手がかりを見つけたエミールは、魔王によってさらわれたヨナを探すニーアと連絡を取る。手がかりとは、エミールの暮らす洋館の真下にあった実験施設のことだった。
施設を進んでいくうちに、エミールは自分の過去と正体を思い出していく。
彼はかつてレッドアイと呼ばれる存在を滅ぼすために生み出された兵器であり、暴走した姉の「実験兵器6号」ハルアを封印した「実験兵器7号」だった。
施設最奥部に封印された彼女の力で魔力を制御する為、エミールはハルアと融合するが、逆に吸収されそうになってしまう。ニーアの尽力とハルアの想いによってエミールは生還し、強大な魔力を手に入れたが、少年の姿から骸骨のようなおぞましい姿へと変わり果ててしまった。変わり果てた自分の姿を嘆くエミールを、ニーアは優しく抱きしめ、石化から目覚めたカイネは彼を一目でエミールだと見抜き、ありのままを受け入れた。
村へ帰るなり、デボルとポポルの配慮から「村の皆を怖がらせてしまう」とカイネ共々追い出されてしまうが、彼はあまり悪く思っておらず、むしろカイネと一緒に野宿し、親しく話せることを嬉しく思っている。
なお、この姿になって以降、彼はニーアに対して特別な感情を抱いていることが判明する。
ショートストーリー
公式設定資料集『Grimoire NieR』、およびそのバージョンアップ版の『Grimoire NieR: Revised Edition』にて。
ゲームでは語られないショートストーリーがいくつも載っている。その中にエミールも登場する。
以下、ネタバレ注意。(Bエンドまでの内容を含みます)
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「石ノ花 ver.1.22…」
ハルア視点で描かれる。実験兵器の中で初めて『完全体』となった彼女は、同じように改造されるかもしれないエミールを助けるために自我を保ったまま暴走する。最終的には間に合わず、兵器となったエミールによってハルアは石化された。
「人魚姫 ver.1.00」
『NieR Replicant ver.1.22474487139...』にて追加された人魚姫のシナリオの元となった小説。内容はゲームとそれほど変わらない。主にカイネ視点の描写が細かい。
「狭キ門 ver.1.00」
ポポルに頼まれ、カイネとエミールが村の見張りをする話。祭りでも二人は差別され、村には入れてもらえない。途中からエミールは眠ってしまうが、マモノの残骸を斬り続けるカイネに気づいて彼女を止めた。エミールの純粋な性格が、カイネ視点で描かれている。
「八十日間世界一周 ver.1.00」
Bエンド後に砂漠に落ちたエミールが何をしていたのか、彼視点で描かれる。喋り口調で文章が進み、全体的にネタ感が強い。
『NieR:Automata』に出てくるエミールの雰囲気に近い。
「失ワレタ世界 ver.1.00」
『NieR Replicant ver.1.22474487139...』にて追加されたEエンドの元となった小説。所々ゲームとの違いはあるが、大筋は変わらない。
ドラマCD
公式ドラマCD『ウシナワレタコトバトアカイソラ』でも、エミールは登場する。
以下、ネタバレ注意。(Dエンド後の内容や、『DOD』の内容を含みます)
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Disc1
新宿にいた頃のエミールが登場。国立兵器研究所で管理されている。
突如としてやって来た由良正義(かつてのテュラン)に強引に連れられ、対レギオンのための兵器として使われる。到着した先で偶然オリジナル・ニーア(のちの魔王)やオリジナル・カイネと出会う。
Disc2
宇宙大戦争
『NieR:Automata』に繋がる前日譚。地球に侵略してきたエイリアンに対し、エミールは自身を分裂させて彼らに挑む。この話を聞き続けていると、段々とこれがネタなのかシリアスなのかわからなくなる。
私立ニーアレプリカント高等学校 体育祭編
まさかの公式学パロ(公式が病気)。
エミールは高校3年生として登場。ニーア(弟)やカイネとは同級生。
ニーア(兄)に一目惚れしており、彼と性的な意味で仲良くしたいらしい。作中にて、おそらくエミールが一番はっちゃけている。
僕の未来ですか……?本当に知りたいのですか……
以下ネタバレ注意
『NieR:Automata』にも登場する。とある事情と、8000年以上にも及ぶ時間の経過により記憶の一部を失っている。
レプリカント以降彼に何があったのかは、彼から依頼されるサブクエストによって語られる。
そして最大の特徴が一度遭遇した後に特売日の旗が付いたオート三輪型ピックアップトラックでキャラソンを大音量で流しながらマップを爆走する点である。一部限定アイテムの販売屋の役目を果たしているが、暴走する車を攻撃して横転させないと購入できない点に加え、実は走行速度で販売アイテムが変わる仕様まである。
更にそのキャラソンは前作の彼のテーマであるエミール/犠牲をアレンジしたエミール/ショップというタイトルであるが、絶妙にわざと音痴に中の人が歌い、歌詞の内容もかなり適当という抱腹絶倒必至の内容である。
レジスタンスキャンプでちゃんとした歌詞あり版を聞くことが出来る。
なおこちらも絶妙に音痴。
更に走行範囲内であれば、本編進行中でも関係無く爆走してくる。シリアスな場面でも大音量でアイテムの宣伝をしながら戦場を横切る姿はまさにシリアスブレイカーである。
他のキャラと違い、キャライラストはネタバレになるとして公表されていない(公式サイトでもモザイクがかけられている状態での掲載となっている)。
アニメ版『NieR:Automata ver1.1a』では、パスカルの村の地下深くに御神体として祀られている。
全く動かないが死亡している訳ではないようで、9Sが解析の為にハッキングを仕掛けた際、彼にレプリカント時代の記憶を垣間見せた。
パスカルがまだ戦っていた頃、偶然目の前にやってきたパスカルに「生きて」とメッセージを送り、それが彼が戦いを放棄するきっかけとなった。
なお、本編後に挟まるミニアニメ「にんぎょうげき にーあおーとまた」ではゲーム版同様のテンションで喋る。
武器物語(ウェポンストーリー)
『NieR:Automata』にて手に入る『エミールヘッド』という武器に、分裂した彼に関わるウェポンストーリーが載っている。内容は以下の通り。
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[12422 09 02]異星人の繰り出した機械生命体がネットワーク機能を再構築している事を確認。また、重力系の操作を可能にしている個体も再発している。
[12422 10 15]一週間前に増殖したのでそれ以前の記憶がハッキリしない。数千年前から行方不明のオリジナルは、今何をしているのだろうか?
[12422 12 14]自分より25番後ろに生まれた仲間の生命活動が止まったことを確認。確かに僕「達」は増殖することで永遠の命を手に入れた。だが、個々の死は変わらず存在する。
[12423 01 19]複製された僕たちの記憶は曖昧だ。今日会った黒い服のアンドロイド……どこかで見たことがある気がする。彼女は何か複雑な顔をしていたが、僕は何も思い出せなかった。
あっ、あのですね!僕が思うに、LoV3ってすごく良いゲームだと思うんですよ!
アーケードゲーム『ロードオブヴァーミリオンⅢ』にカイネと共に参戦。
種族は「不死」、属性は「闇」である。特殊技は「エミールビーム」(範囲内の敵全てに闇属性のダメージを与える)。
カイネを同じデッキに入れた状態で100勝すると、称号「迸ル狂気」を手に入れられる。BGMも「全テヲ破壊スル黒キ巨人」などを含むニーア曲メドレーになる。
なおこのゲームには、ニーア世界と大きく関わりのあるゲームの人物たちが既に参戦しているので、同じデッキに入れると面白いかもしれない。
今、イラストを『守る』ための兵器になれること、本当に感謝しています。
好きなもの