概要
今川さんとは今川義元を元にした静岡市発の非公式のゆるキャラである。
2015年6月30日に浜松市の『家康くん』に対抗すべく、誕生した。
キャラクターデザイン、イラスト、今川さんをとりまくキャラクターのゆるいコミック作品は東京モノノケが手がけている。
静岡市内では静岡浅間通り(静岡浅間神社参道)にある葵煎餅本家にて今川さんのイラスト入り瓦せんべいを販売していたり、缶バッチがあったり、スタジオユーワのチョトプラモシリーズのプラモデルも存在する。
その他公式サイトでも紹介し、
そしてLINEスタンプも登場している。
更に2019年の「今川義元公生誕五百年祭」の公認広報キャラクターになり静岡商工会議所の所報「Sing」とHPにて
を掲載した。
人物
概要でも触れた通り今川さんは「今川義元」をモデルにしたキャラクターであるが、いつも目に涙を滲ませている。
その理由は今川義元の記事(「真の姿」参照)にも触れている通り「海道一の弓取り(東海道で最も強い武将)」と呼ばれ領国経営に優れていたが、桶狭間の戦い(1560年)で織田信長に敗れて以来、400年以上も世間から「阿呆」「公家かぶれ」とバカにされてきたのが悔しくて泣いている。(本人は泣いてないと言い張っている)
しかしその汚名を返上すべく2015年に生まれ変わり(?)、今川義元の功績と知名度を上げるために「家康くん」や「直虎ちゃん(井伊直虎をモデルしたキャラクター)」に対抗すべく反撃ののろしを上げ、静岡市内の祭等のイベントで奮闘中!
身体はプラモデルで出来ており、首を落としても死なない。
大きく分けてトップ画像のような公家姿(イベントもだいたいこの姿)と甲冑姿と二通り存在する。眉の形は麻呂眉っぽいがお茶の葉をイメージしており、弓矢を持っている時は矢の先に東海一の静岡おでんを付けている。
愛刀は今川さん専用のビームサーベル『ビーム左文字』。今川義元の愛刀だった義元左文字(宗三左文字)を21世紀の技術で超再現した白兵戦用兵器である。
今川さんをとりまくキャラクター
※こちらも史実を取り入れつつ、ユーモアたっぷりにアレンジしている。HP紹介順
- 太原崇孚雪斎【たいげんすうふ(そうふ)せっさい】(太原雪斎)
今川家の家臣で臨済宗の僧侶(禅僧)。今川さんのお師匠さま。古風でいかめしい。電化製品は叩けば直ると思っている。
- 寿桂尼【じゅけいに】
今川さんのかーちゃん。バイタリティと愛情に溢れる今川家最強の人物。温泉が大好き。
- 今川氏真【いまがわうじざね】
今川家の跡取り息子。ポジティブシンキングで、蹴鞠(というかサッカー)が大好き。頭(耳?)の羽は気にしてはいけない。
今川さんの兄(庶兄)。目立たないが、誰よりも今川家の行く末を案じている。幽霊ではない。足もちゃんとある。
- 定恵院【じょうけいいん】
(トップ画像右下の下段中央のピンクの髪の女性)
今川さんの正室。すごく猫っぽいけど弟は甲斐の虎。父に頼んで今川さんに相応しい刀を渡す。それが先述の「ビーム左文字」である。
- 朝比奈泰能【あさひなやすよし】
今川家の重臣。かっこいい狼煙を上げることに生き甲斐を燃やす。満足の行く狼煙を上げた時は少年のような瞳をしている。好物は朝比奈ちまき。
- 岡部元信【おかべもとのぶ】
(トップ画像右下の左端の甲冑姿の男性)
今川家臣団きっての武闘派。今川さんへの忠誠心が有り余って常に暴走気味。その暴走が意図せず手柄を上げる事も。ある意味首(今川さんの)を取ってきてくれた。愛刀は真剣だったり、後述の武田信虎のおかげでビームサーベルになったりする。
- 武田信虎【たけだのぶとら】
定恵院の父上で、お隣の国・甲斐の元国主。虎そのもの。今川さんとの謁見後、「左文字セーバー」の回で量産型ビーム左文字を贈り、岡部元信も使用する事になる。
(トップ画像の屋根の上の女性)
今川家の姫で、徳川家康の正室。なかなか素直になれないけど、今川家を誇りに思っている。