概要
(データはギャラクシースピリッツにて判明)
アスガルドの神・オーディーンの地上代行者であるポラリスのヒルダに仕える神闘士の一人にして筆頭。双頭のドラゴン・ファフニールを模した神闘衣アルファローブをまとう。幼い頃から彼女に仕えるヒルダの近衛隊長であり、ヒルダの乱心に疑問を持ちながらも、「命に代えても必ずお守りする」と公言するほど絶対的な忠誠を誓っている。
性格・人間関係
同じくヒルダの近衛兵(ただし経歴はフレア付に近い)であるベータ星メラクのハーゲンとは親友である。また、近い実力を持つゼータ星ミザールのシドとはお互いを認め合っている描写が度々なされた。一方でゼータ星アルコルのバドに対しては嫌悪感を示し、神闘士とは認めないと切り捨てている。また、デルタ星メグレスのアルベリッヒに対しては元から隔意があったのか、野心をあらわにして出撃した後は「見事にやられて氷の像にでもなるんだな」と発言している。
このように人格者ではなく価値観の違う相手に対してはむしろ狭量な面もある。
続編のスピンオフ作品の黄金魂にて、兄のグラニルのシグムントが登場している。シグムントはヒルダがニーベルンゲンリングをはめられる瞬間を目撃したため彼女により投獄され、兄に成り代わって神闘士に選ばれた。
実力
「北欧神話最大の勇者」と称えられ、実力は他の神闘士たちを遥かに凌ぐ。その力量は実力者であるシドが完全に認め、家格を誇る野心家のアルベリッヒすら、出撃の機会が到来するまでは忠実に従い続けた(抑え続けた)ほど他とは隔絶している。
星矢たちとの戦いにおいても星矢を皮切りに一輝・氷河・瞬・シャイナ、そして紫龍を次々に倒し、後述の弱点が判明するまではほとんどダメージを受けることもなかった。
技
- ドラゴン・ブレーヴェスト・ブリザード
両腕に小宇宙を溜め、突き出した両腕から波動弾を二つ放つ。
ブリザードと名前が付くが、凍結技ではない。
弱点
北欧の森に棲む怪龍を退治した際に返り血を全身に浴び不死身になった英雄ジークフリートと宿命を同じくし、不死身に等しい肉体を持つが、唯一の弱点(返り血を浴びたときに一枚の木の葉が体に貼り付き生身となった部分が存在する)も同じくする。神闘士のジークフリートにおける弱点は最大の拳であるドラゴン・ブレーヴェスト・ブリザードを繰り出す際、時間にして僅か10万分の1秒の間、左腕が下がり心臓の位置が無防備となるというものであり、必殺拳に同様の隙がある紫龍によって見抜かれ、星矢によって倒される。
最後
死闘を終えたのも束の間、ヒルダの背後から現れたポセイドンの使者・セイレーンのソレントの口から、太古の時代から北欧アスガルドは海皇ポセイドンの強い影響下にあったという事実が語られる。ソレントがアスガルドを訪れた目的はヒルダと生き残った神闘士をポセイドン神殿へ連れ帰り、アテナの聖闘士を一掃することであった。
このときソレントからヒルダを属国の君主と見下され、神闘士の力量についても「これほどだらしないとは思わなかった」と侮辱され、何よりヒルダにニーベルンゲンリングをはめたのがポセイドンであることが判明したことによって激怒。
ヒルダを正気に戻すべく自身のオーディーン・サファイアを星矢に託し、自分の命を代償にソレントを道連れに天空に消えた。だが、燃え尽きる寸前ソレントの幻術によって隙が生じ技を振りほどかれ、デッドエンドクライマックスを受けて倒された。
黄金魂
ユグドラシルの霧の間でのシグムントとサガとの戦いにおいて、シグムンドがとどめを刺される寸前にアルファローブが現れ、窮地を救う。そして、自分の死の責任に囚われている彼の心を絆す事となる。
別記・表記ゆれ
関連タグ
聖闘士星矢 アスガルド編 神闘士 神闘衣 黄金魂 ポラリスのヒルダ 北極星 北斗七星 オーディーン グラニルのシグムンド
グラムのシグルス:エピソードG.アサシンに登場。北欧神話のシグルドその人である。剣の保持者という意味では黄金魂の神闘士に近い存在。