BBC
びーびーしー
曖昧さ回避
概要
1922年に主要無線機メーカー出資の 「英国放送会社」(British Broadcasting Company)としてラジオ放送を開始し、1927年に公共放送として組織変更した。1936年にテレビ本放送を、1998年に地上デジタルテレビ本放送をそれぞれ世界で初めて開始。
基本的には東洋の島国の公共放送と同様もしくはそれ以上にお固いが、はっちゃけてフリーダムな番組を作ることもある。特に、毎年繰り広げられるフリーダム極まりないエイプリルフールのニュースは必見。
下ネタ・政治ジョーク(とてもブラック)・自国の王室ジョーク(かなりブラック)・宗教ジョーク(神を恐れぬほどブラック)...と普通の公共放送では、という以前に地上波放送局では絶対出来ないような不謹慎極まりない物を数々生み出す。
その破壊力は関連タグにおいて存分にご堪能いただきたい。
同じ公共放送であるNHK同様受信料収入で成り立っているが、NHKとは異なり「受信許可制」と呼ばれる独特のシステムを構築している。テレビやビデオデッキなどを所有するために1年ごと、もしくは月ごとに郵便局で受信許可証を購入する。無許可受信は最高1000ポンドの罰金が科せられる。このため、日本におけるNHKと同様、BBCを毛嫌いする英国人も多いようである。
報道姿勢
世界中の社会問題をタブーなく取り上げる報道番組は高い評価を受けている。その一方でその辛口なスタンスが国際問題に発展することもあり、日本のネット右翼の人々からは「反日」のレッテルを貼られがちな局であるが、誤解してはいけない。
全方面(英国やBBC自身を含む)に対し辛口なだけである。
他の報道機関では考えられないことだが、自局司会者の性的暴行事件を暴露したり、自局の男女社員の待遇格差を問う番組すら放送したことがある。これは、各方面に中立であることを徹底する姿勢によるものと考えられる。第二次世界大戦中ですら、自国軍であるイギリス軍のことを、「我が軍」とは言わず「英国軍(British Force)」とあたかも外国から放送しているかのような呼び方であった。
公共放送としての使命か核攻撃を受けた際の予定原稿を用意していた。またProtect and Surviveという放送が流せるようにしていた。
日本社会への影響
BBCの報道姿勢が日本社会に影響を与えた事例として、ジャニー喜多川性的虐待がある。この問題については週刊文春をはじめいくつかのメディアが1990年代以前から何度か報じていたものの、BBCが報じたことをきっかけにようやく社会問題として深刻に取り上げられ、ジャニーズ事務所側が事実を認めるに至った。
またBBCはPixivに対してAI生成によるポルノ画像の観点から、名指しで批判をしている。その影響か定かではないが、2023年7月14日にはiOS版、Android版pixivアプリで写実的に児童を描写したイラスト・マンガが非表示になった。