概要
見た目は星型の宝石で、物語のカギとなる「1000年のトビラ」を開くために必要であり、全部で7つ存在する。
今作ではこれらを手に入れるたびに、前作の「星の精のワザ」に相当する新たな「スペシャル技」を習得することができる。
本来スターストーンは、カゲの女王が自身の魔力を増幅させるために天空の星の力を集め、その力を宝石に宿す事で生成したものであったが、4人の勇者に逆に利用され、彼女はスターストーンで封印されてしまう。
その後、1000年の時を経て彼女は復活し、無敵状態となってマリオ達を追い詰めるも、マリオが集めたスターストーンが、これまでの冒険で出会った仲間たちの声援を彼らに届けたことで、カゲの女王の無敵状態は解除されてしまう。
そのため、皮肉にもカゲの女王は、自分の生成した道具に裏切られたことで、マリオに倒されてしまったことになる。もっとも、吟遊詩人テイルワースは「スターストーン自体に善悪はない」と語っており、スターストーンの権能を敵に利用されることを想定せずセキュリティを掛けなかった彼女の傲慢さが破滅の原因であったともいえる。
余談だが、前作でもクリスター神殿に入るために「スターストーン」というアイテムを使用するが、あちらは宝石ではなく石ころのような質感をしている。
スターストーンの種類とスペシャル技の説明
- 「ゲンキゲンキ」
初めて1000年のトビラの前に「宝の地図」を掲げることで、使用できるようになる技(消費スターパワーは「1」)。
アクションコマンドに応じて、マリオや仲間のHP・FPを回復し、悪い状態異常を治すことができる。
前作の星の精チョールの「すっきりそうかい」に近い。
- ダイヤモンドスター
ゴンババに捕食されたノコキチが、腹の中から脱出するとともに持ってきた白いスターストーン。
巨大化したスターストーンに乗って地響きを起こす「デッカクドッカン」が使用できる。
また、難しいがコマンドに成功すれば空中の敵にも攻撃できる(最大ダメージは「6」で、消費スターパワーは「2」)。
- エメラルドスター
プニ族の住む、大樹の最深部にあった緑色のスターストーン。
緑の星が描かれた時間停止爆弾を投げ、相手全体を「ストップ」状態にする「ジカンヨトマレ」が使用できる。しかし、コマンド入力をミスすると自分自身や観客で爆発してしまう諸刃の剣でもある(消費スターパワーは「2」)。
前作の星の精テールの「じかんよとまれ」と同じだが、あちらはコマンド入力が不要である。
- ゴールドスター
ガンスが、自身の強い肉体を維持するための装置に使っていた黄色いスターストーン。
3ターンの間、マリオ達の攻撃力・守備力を上げることができる「ムキムキボディ」が使用できる(消費スターパワーは「3」)。
- ルビースター
オドロン寺院に住むバケモノ、ランペルが持っていた赤いスターストーン。
敵全体を何度も囲んで切り抜くことでダメージを与える「カコンデポン」が使用できる(最大ダメージは「15」で、消費スターパワーは「4」)。
- サファイアスター
コルテスのスカルブラック号の財宝に紛れていた青いスターストーン。
コルテスとの戦闘後、彼がくれた(コルテス曰く、あんま好きじゃなかったらしい)。
前述の「ゲンキゲンキ」と同じだが、消費スターパワーが多い分、回復量も多い「チョーゲンキ」が使える(消費スターパワーは「5」)。
- ガーネットスター
ピカリーヒルズにあるピカリー神殿の奥に置かれていた、橙色のスターストーン。
相手の耐性やコマンドの成功具合にもよるが、敵全体を倒すことができる「イチゲキコロリ」を使用できる(消費スターパワーは「2」)。
前作の星の精ダールの「そしておほしさまに」と似ているが、あちらはコマンド入力が不要な分、スターポイントが手に入らない。
- クリスタルスター
メガバッテン軍団が所持していた青白いスターストーン。
元々はゴロツキタウンに有った物(具体的な場所は不明)だが、メガバッテン軍団が回収して基地に隠していた。
消費スターパワーは莫大だが、簡単に敵全体に大ダメージを与えられる「ズバットスター」が使用できる(最大ダメージは「15」で、消費スターパワーは「6」)。
スーパーマリオくんでは
ゲーム通り、1000年のトビラを開くカギとして登場し、最終決戦でもマリオ達に、これまでに出会った仲間たちの声援を送る役割を果たしている。
ゲームとの違いは、パワースターのような顔があるため表情豊かであり、悪人に奪われても自らの意思で「デッカクドッカン」で反抗し、前述のカゲの女王戦では、彼女の毒の息を合体バリアで反射するなど、ややチート染みた性能をしている(ギャグマンガではお約束だが)。
また、宝石の内部に「触れたものを巨大化(パワーアップ)させるガス」があるという設定が追加され、それによってガンスはマッチョに変身してしまった。