曖昧さ回避
- ソロモン72柱の悪魔。
- 『メギド72』の登場人物。→グラシャラボラス(メギド72)
- 悪魔城ドラキュラシリーズのエネミー。本項目で解説する。
- ファイナルファンタジーシリーズの召喚獣。本項目で解説する。
概要
36の軍団を率いる大いなる総裁。『ゴエティア』によると伯爵も兼任している。
『ゴエティア』では25番目に、『悪魔の偽王国』では18番目に記載される。
『ゴエティア』ではグラシャ=ラボラス(Glasya-Labolas)、『悪魔の偽王国』ではグラシャ・ラボラス(Glasya Labolas)表記で、間に何も挟まずにくっつけてグラシャラボラス(GLASYALABOLAS)と呼ぶのは、アーサー・E・ウェイト編『儀式魔術の書』に基づく。
『悪魔の偽王国』では別名としてカークリノラース(Caacrinolaas)、カーシモラル(Caassimolar)をあげている。
『大奥義書』では、ネビロスの部下とされ『地獄の辞典』では「ネビロスがときどき乗用に使う従僕にすぎぬとされている。」とされる。
グリフォンのような翼を生やした犬の姿で現れるとされる。あらゆる学問を教え、『ゴエティア』によればそれを瞬時の内に授けられる。友人と敵の心と愛を得させるとも、人を不可視にする能力も持つ。
流血と殺人を引き起こす者であり、『悪魔の偽王国』では全ての殺人者の指揮官(キャプテン)と称される。
『ラッド博士のゴエティア』によると、彼に対抗する天使の名はニトハイヤ(Nithhaiah)。
登場作品
- 悪魔城ドラキュラシリーズ
ギャラリーオブラビリンスにザコ敵として登場、外見は蝙蝠のような羽を持った大きなブルドッグ。ジャンプしながら移動し、毒を含む息を吐いて攻撃してくる。倒すと「ウーッ」と悲しそうな鳴き声を上げて石化して崩れる。
倒すと時々落とすアイテムの内、1つが何故かホットドッグ(言うまでもなく焼いたソーセージをパンにはさんだファストフード)になっている。
基本的には巨人の姿をしている。が、何故か『8』ではドクロのような顔を持つ列車の姿をしている。恐らくは上記の「乗用に使われる」伝承によるものか。
(左が顔)
毒属性のG.F.。「モルボルの触手」「鉄パイプ」「万能薬改」をそれぞれ6つ以上所有している状態で「ソロモンの指輪」を使うと仲間にできる。
攻撃技は「果てしなき暴走」。遮断機で敵の退路を塞ぎ、警笛を鳴らしながら走ってきたグラシャラボラスが敵を撥ね飛ばす内容で、ダメージと同時にありとあらゆる状態異常を相手に与える追加効果を持つ。
アニメ版「悪魔くん」にて登場。
サタン王国四天王の一体で、イースター島の鳥人祭において地獄の使者が刈り取るとされる死者の魂の横取りを目論むが、秘めた力を解放した鳥乙女ナスカのピンクハリケーンに敗れる。
なお、容姿は地獄の辞典におけるナベリウスそのものであるが、これは『小学館入門百科シリーズ 65 悪魔くんの悪魔なんでも入門』にてグラシャラボラスにナベリウスのデザインを使用したためである。
種族「魔獣」の悪魔として登場(「堕天使」ではない)。
アステカ文明の石像を思わせる姿をしており、仮面のような顔は回転する。
一人称は「我」で、自分を透明化させて襲いかかる能力を持っているようである。
これ以前には「デビルチルドレン 光の書・闇の書」に登場しているが、こちらは鎧で武装した緑色の狼の姿をしており、本家メガテンよりも元ネタに近い容姿となっている。
余談
近年のオカルト書籍では犬種がマルチーズと名言・限定されている。
参考書籍
- イーグルパブリシング出版『萌え萌え悪魔事典 side黒』(記載と擬人化による挿し絵がある)
- 幻冬舎コミックス出版『図説 天使悪魔辞典』(記載はないが『有翼のマルチーズ』の挿し絵が描かれている)
関連タグ
グラシャ(舞台仮面ライダー斬月):『舞台仮面ライダー斬月-鎧武外伝-』の登場人物。