CV:片石千春
概要
悪魔くんこと埋れ木真吾に仕える『12使徒』の第10使徒。その名の通り鳥の羽が生えた美少女で、ペルーのナスカ高原出身。見た目は天使を思わせるが、実はイースター島の鳥人悪魔族の母と人間の父との間に生まれたハーフである(詳細は後述)。
なお“鳥乙女ナスカ”という名前ではあるが、これは前述の出身地であるナスカ高原から取られたものであり、真吾達からは「鳥乙女」としか呼ばれていない。
人物
正義感や使命感が強く頼り甲斐のある性格だが、少々気が強いのが玉に瑕。
能力
風を操る力を持ち、『ハリケーン』や『タイフーン』という強風を起こす技を使っていたが、後に『ピンクハリケーン』と『ピンクタイフーン』に進化。更に第26話で、鳥人悪魔族としての更なる力に目覚め攻撃力が上昇した。
12使徒の中で唯一ルキフェル四天王の1人、グラシアラボラスを1人で退治しているなど、12使徒の中でもメフィスト2世やユルグに匹敵するトップレベルの戦力の持ち主でもある。
他にも白い鳥の姿に変身する、鳥と心を通わせる、モアイを召喚するといった能力を披露している。
両親について
母は上述の通り鳥人悪魔族の出身であったが、ある嵐の去った日に浜辺に打ち上げられた自身を助けた人間の青年と恋に落ち、彼との間に鳥乙女を授かった。
しかしその後、母は掟を破って人間と結ばれた事で翼を奪われナスカ高原に追放、鳥乙女を生んだ直後に死亡した。そして父もまた、後を追う様に熱病で亡くなっている。なお本作におけるナスカの地上絵は、鳥乙女の母が「翼さえあれば夫の元へ戻れるのに」という思いで描いたものとなっている。
この2人の話は伝説となってイースター島に伝わっている。
こうもり猫との関係
pixivでは劇中で夫婦漫才の様な絡みの多かったこうもり猫と一緒に描かれる事もしばしば。しょげるこうもり猫にキスをした事もあるが、最終回を見るに別に結ばれた訳ではない模様。
そもそも、最終的には正しい判断をしたものの裏切りを繰り返してきたこうもり猫に、人間と結ばれたために一族から追放されて死亡した母親を持つ鳥乙女が本気で惚れる理由が無いとも思われる。
令和版では
本編に登場はしないが、エンディングのミニキャラ同士の会話の中で、こうもり猫の口から語られている。
第6話では「鳥乙女」の単語が登場するが、エピソード中の鳥乙女とはミスコンで選ばれる観光大使の事であり(当代はカルメリタという女性だが、鳥乙女に選ばれるために恋人がありながら市長に擦り寄って関係を持つという、本記事の鳥乙女とは似ても似つかない悪女であった)、鳥乙女本人とは関係なかった。
余談
なお水木しげる氏の漫画版『最新版悪魔くん』では、当初登場していた鳥人(どう見てもバケモノ)が途中から何の説明もなく彼女に入れ替わっていた。氏も気に入っていたのか、こうもり猫を思いっきり尻に敷いて平然と読書するイラストを描いている。
関連イラスト
関連タグ
上述の続編に登場するメフィスト2世の息子。こちらも悪魔と人間との間に生まれたハーフである。