概要
ゲーム中では気弱なキャラなはずのライスシャワー(ウマ娘)が、ヒールキャラ化した作品に付けられるタグ。
どうしてこうなったか
このキャラ付けについては『馬なり1ハロン劇場』の影響力が強い。
元ネタであるライスシャワー(競走馬)は「ミホノブルボンの無敗クラシック三冠達成とメジロマックイーンの天皇賞三連覇を阻止したくせに、その後2年も低迷した」という理由から、菊花賞後や天皇賞(春)後はブルボンやマックイーンのファンからヒール扱いを受け、低迷期は「大記録を阻んだのに情けない」と競馬ファンから罵倒されていた。
この史実を基にウマ娘版は「周りで起きる不幸は全て自分のせいと思い込んでいる、臆病で弱気なウマ娘。」(公式サイトより)と言う卑屈な性格にされた。
逆に馬なり1ハロン劇場版は「金棒を振り回してレコードブレイクをするのが趣味な乱暴者」という開き直った性格にされていたのである。
この馬なり1ハロン劇場の性格をしたライスシャワー(ウマ娘)として、「雑穀」が生まれたと言われている。
ちなみに、ウマ娘のライスシャワーは公式で両刃のナイフを携行しており、雑穀も金棒こそ持たないが刃物を持ったケースは多くみられる。
雑穀は他のたぬきに比べて手足が細く、他には見られない動き(野次を飛ばす観衆に反省を促すダンス、ミホノブルボンのスカートを剥ぎ取る等)をしていることが多い。
顔だけ雑穀で体型や動きが他のたぬきと同じものは「玄米」と呼ばれ区別されることもある。
また、雑穀要素抜きでライスシャワーをたぬき化したものは「純米」と呼ばれる。
2023年5月以降亜種が増え続けており、グラスワンダーは「雑草」タイトルホルダーは「誤認タイホ」と呼ばれている。
水筒と関連付けられる事については、アオハル杯の育成イベント「野良レース、勃発!」を参照。ライスシャワーが日向に置いてある誰かのドリンクを発見し、親切心から日陰へ移動させようとするが、誤って全部こぼしてしまい、ドリンクの持ち主であるリトルココンの怒りを買う……という一連のシーンである。
前提として、トレセン学園公式の青色の水筒は、オープニングムービーでトウカイテイオーが使用している通り、スポーツ用水筒として定番であるスクィーズボトルという飲み口が小さいタイプである。
こういったスクィーズボトルは口を開けっぱなしにして飲み口を斜め下に傾けていたとしてもちょろちょろと少量流れていくだけで、「吸い出す」「胴体を押しつぶす」等しなければ大量の流出は起こり得ない(どちらの場合も「飲む場合」の大量であり、内容量的に言えば大した量ではない)
そのため、悪意無しでコレの中身を全部こぼすのは無理だろうという食い違いが発生してしまい(実際ココン自身が溢された直後ツッコんでいる)ならばと悪役ライスこと雑穀にネタが接続されたのはむしろ自然な流れかもしれない。
- がぶ飲みするために蓋を緩めていたなら別だが、それならばスクィーズボトルを使用する意味がないし、そもそも開けっぱなしにしていたリトルココンも悪い
- また、「アスリートが一度手元を離れた飲み物を口にする事はドーピング検査の事を考えれば大変危険な行為であり、リトルココンにも非はある。
注意事項
ウマ娘の二次創作ガイドラインでは、「モチーフとなる競走馬のファンの皆様や馬主の皆様、および関係者の方々が不快に思われる表現、ならびに競走馬またはキャラクターのイメージを著しく損なう表現は行わないようお願いいたします」という記載があるため、上記のようにウマ娘におけるキャラクター表現からかけ離れた内容は違反行為に抵触する可能性が高い。
加えて、ウマ娘は競馬関係者の協力あって成立しているコンテンツであるため、行き過ぎた表現が関係者の目に留まってしまうとトラブルに発展する恐れもある。
また言うまでもないことではあるが本来の性格からかけ離れて露悪的な表現は人を選ぶ。TPOに十分配慮する必要があることは重々肝に銘じておきたい。
関連イラスト
関連タグ
混ぜご飯危険:こちらのタグではライスシャワーが孫悟飯ポジションになっている。
関連馬
キョウエイボーガン:ライスシャワーが勝ち、ヒール扱いされた菊花賞の「もう1頭のヒール」。逃げ戦法を得意とし、ブルボンの楽逃げを阻止する形となったためこちらも中傷を受けた。