「宝太郎…!」
演:松本麗世
概要
仲間達が次々と命を落としていく中、この世界線の一ノ瀬宝太郎と共に生き残り戦い続けていた。分岐点は本編16話であるため、仮面ライダーマジェードの力は既に有している。
宝太郎のことは名字ではなく下の名前で呼んでいる。
本編27・28話同様、宝太郎と共にグリオンに囚われたケミーを救うためウロボロス界へ。ケミーを囚われており変身できなかった(※)宝太郎を下がらせ、サンユニコーンの力でケミーの救出には成功するものの、直後開かれた暗黒の扉から現れた冥黒王に致命傷を負わされて倒れ、駆け寄ってきた宝太郎の腕の中で絶命。この時、りんねが最期に言い遺した言葉が宝太郎にとって重荷となってしまい、その悲しみからケミー達はデイブレイクケミーに再錬成され、彼の長きに渡る孤独な戦いを強いられることになる。
※:ウロボロス界に入れていることから本編同様スチームライナーは手元に残っていたと思われるが、ガッチャーイグナイターを所持していないことなどからテンライナーへの再錬成はできておらずアイアンガッチャードの力は有していなかったと思われる。
今際に言い遺した言葉は「まだ、宝太郎と一緒に戦いたい」であり、その強い想いから命を落とす直前にデイブレイクザ・サンに意識を宿していた。以降はデイブレイクケミーカードから何度も声をかけるも、戦いに疲れ果てケミーを単なる戦いの道具として使ってきた未来の宝太郎には20年もの間届くことはなかった。
しかし、過去からやってきたもう一人の自分達はケミーを仲間だと思い続けていたために声が届いており、彼らの説得により遂に未来の宝太郎に届き、相棒との絆を取り戻させた。冥黒王との最終決戦では、ザ・サンの力でデイブレイクホッパー1とデイブレイクスチームライナーをシャイニングホッパー1とシャイニングスチームライナーに進化させ、仮面ライダーガッチャードシャイニングデイブレイクの力を与えた。直後、現代の自分に「宝太郎を支えてあげて」と激励した。
その後、過去へ逃げ延びた冥黒王を追うべく未来の宝太郎と共にデイブレイクタイムロードの力で過去に飛んで行った。最終的には共にこれを撃破したという伝承が伝わっている。
余談
今際のシーンは島根ロケ最終日帰りの飛行機が出る時間一時間前に撮っており、スタッフは現場から空港の移動の時間もあるため現場がピリピリしていた中主演の二人は余計な雑念を捨てて飛行機の時間ギリギリまで集中して入り込んでいたと語られている。