加治木「破滅した世界…ザ・ロストワールドだ…!」
概要
『仮面ライダーガッチャード ザ・フューチャー・デイブレイク』のメインとなる世界であり、一ノ瀬宝太郎が本来辿るはずだった未来。
第16話のオロチマルガムとの戦いで宝太郎の前に仮面ライダーガッチャードデイブレイクが現れ、その後ムーンマルガムを倒すため宝太郎がデイブレイクからガッチャーイグナイターを貰うのではなく自分の手でガッチャーイグナイターを作ってデイブレイクの知らない新たな姿に変身したことで、本編の時間軸はパラレルワールドに分岐した。
歴史
物語の舞台となる20年後の世界に至るまでの歴史は未来の宝太郎の項目を参照。
仲間たちを全て失い、全てのケミーがデイブレイクケミーに変化してから20年間、世界は冥黒王の力を手にしたグリオンに牛耳られた世紀末世界になっており、新しい玩具を手にいれた彼による新たなケミストリーの為に人々は絶望のどん底に陥れられた。
宝太郎は、グリオンに見捨てられた冥黒の三姉妹のクロトーとアトロポス、但馬鉄男をはじめとする生き残った錬金術師や榊一香親子をはじめとする義勇兵と共にレジスタンスを結成、錬金アカデミーの施設を移動させながらグリオンに抵抗している。
そして第35話終盤、ガッチャード世界で宝太郎と共にハンドレッドと戦い、オーロラカーテンを通って元の世界に戻ろうとしていたカグヤとバトラーはその際に時間の流れの混線によりデイブレイクの世界を観測し、それを通して一人戦ってるデイブレイクを見て啞然としていた。加勢に入ろうとするもオーロラカーテンを以ってしても介入不可能となっていたため、カグヤはバトラーに調べさせていた。
そして、ドレットルーパー軍式軍団がガッチャード世界へ侵攻したタイミングで宝太郎達の元に加勢、錬金アカデミーの面々に「これは未来からの攻撃」だと伝え、宝太郎とりんね(+紛れ込んだ加治木)はギガントライナーに乗ってデイブレイクの世界に訪れる。
余談
- 劇中でデイブレイクの世界に着いた宝太郎達がギガントライナーから降りたところは島根県の旧大社駅であり、グリオンのアジトの外観は出雲ドームを使用している。アジトから時空間ゲートが開く演出はライブ会場として使われる出雲ドームのギミックを利用したもの。
- ゴルドダッシュによるバイク走行シーンは日御碕周辺でロケをしているが、同年7月の豪雨災害により道路の一部が崩落しており、現在は通行止めとなっている。
- ゴルドダッシュ2体の並走シーンは、出雲市市長の飯塚俊之氏から「島根でロケをしてほしい」という要望があり、ロケハンで日本海を一望できる日御碕を見たところ、田崎竜太監督と共に「これは活かしたい」と考えが一致した結果ロケ地に決定。撮影に協力してくれた出雲市役所が地元市民と島根県警に掛け合ったことで普段の撮影ではできない公道での撮影が実現した。
- オロチマルガムに苦戦する現代の宝太郎の前にデイブレイクがやって来た時点でバタフライエフェクトが起き世界線は分岐したが、それ以前はほぼほぼ同じタイムラインがデイブレイクの世界でも起きてることが湊陽祐Pの口より語られた。
- なお、冥黒王を倒した後のことはご想像に任せるとのこと