ナーガ(モンスターファーム)

もんすたーふぁーむのなーが

ナーガ(モンスターファーム)とは、PSゲーム「モンスターファーム」に登場するモンスターの１種である。

概要

モンスターファームに登場するモンスターの１種で、名前通りナーガを思わせる爬虫類の外観をしている。

ステータスは攻めに必要な「ちから」と「命中」の伸びが良く、「ライフ」と「丈夫さ」は平均をクリア、「かしこさ」は初期値こそ意外と高いけど伸びしろが絶望的と、典型的な物理型ファイター。(初代では初期値も全モンスター中仏恥義理の最低だった。)

しかし、寿命が短い上に凶暴な＝真面目さが低い個体が多く、スエゾーやラウー以上に育て難い。

ナーガ種がSUBのモンスターは紫色の体色になる。

しかしそのほとんどは寿命が短い、不真面目（ワル）、おまけに強く育て難い早熟タイプ、と短所ばかり色濃く受け継いだ割に、良く伸びるはずのちからと命中の適正は、ほとんど伸びない場合が多いと、何かと扱いにくい。

後述するナーガの最大の強みである技は、SUBだと全く影響を及ぼさない要素である点も痛い。

上述の通り、物理アタッカーであるものの、技持ちの配分がおかしく、大ダメージが期待出来る技の大半が、かしこさ技になっている（概要にある通り、かしこさは一部の派生種以外、基本的に伸びない）。

しかも、かしこさ技で戦おうとすると、隣接距離で攻撃が出来ない。

超必殺技Aの『ドレイン』を覚える為には、切り捨てたいちからを上げる必要があるのも難点。

しかし、前述の難点が問題にならないくらい、ちから技は優秀そのもの……スペックの額面だけ見るとむしろ劣ってそうに見えるのに反し、実態は優れた命中率にスキのないモーションでハメるタイプの技が多い為、ステータス次第では小技で相手を圧倒するのも可能である上、全ての射程に対応している。

そもそも、ちからと命中がどちらも伸びやすい以上、通常プレイでは寿命さえ無駄にしなければ、その小技でさえ余程頑丈な相手でない限り、余裕で削りきってKO連発も容易である。

しかし、唯一の遠距離射程の技にして実質大ダメージ技枠の『ドリルアタック』を習得するには、不要なかしこさを上げる必要があると、前述の『ドレイン』同様に滅茶苦茶な要求をしてくる。

以上の事実から、ナーガは合体による技継承を考慮した、長期的な育生計画を練っておくと、無駄が少なくて済む場合が多い。

また、寿命の短さからあえて本命とせず、攻撃能力の完成の早さと技の優秀さから、低ランク帯での賞金稼ぎ要因としての素質も高い。

続編となる2では元々の短命さに加え、ストレスや修行等による寿命の減少が、前作よりもシビアになったのも相まって、更に育成が大変な種族になってしまった。

しかし、ちから技の性能の高さは健在で、特に『突き』は消費ガッツに対する威力と命中率が高くてモーションも短いと、これだけで殿堂入り（ゲームクリア）まで勝ち進めると断言しても良い程、極めて高い性能を持つ。

短命かつ成長適正もトータルで見ると「優秀」とは太鼓判を押し難いが、攻撃に必要なちからと命中がどちらも伸びやすいアドバンテージはやはり大きく、それ以上に技の最大火力以外（つまり小技をはじめ平均火力は安定して高い）の優秀さが最早ぶっ壊れの領域に達しており

具体的には前述の「突き」以外にも

・高いダメージの割に燃費が良く、ラッシュをかけられフルヒットKOも命中の高さから狙いやすい『しっぽアタック』

・中距離から高回避率の相手を確実に仕留めたい時に、不足しない威力もあって便利な『くしざし』

・超必殺技相応に消費ガッツこそ多いものの、ダメージと命中両方が高バランス（一見すると低く見えて、実は次のランクにわずかに届かないくらいには高い、所謂表記詐欺技）な『回転アタック』

と、いずれも強力かつ使いやすく、そんな技の質で「戦闘民族は伊達じゃない」実態を雄弁に物語るタイプ。

カタログスペックでこそ最大ダメージはＢ止まりだが、平均して高めの命中精度と出の速さによる手数で、確実に相手のライフを削り取っていく試合運びを得意とした、パワーとテクニックをハイレベルで兼ね備えたオールラウンダーとして活躍できるだろう。

尚、かしこさ技に関してはやり込みプレイでもない限り、無視してしまった方が育て易くなるだろう。

移植版MF2のモンスター甲子園では『メタルナー禁止』のルールの中、プレステ版のモンスター甲子園で優勝した実績のあるピーチツリーバグを差し置き、ナーガ種のパニッシャーが見事を優勝を飾った。