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レオパルト2の編集履歴

2012-11-18 21:29:57 バージョン

レオパルト2

れおぱるとつばい

ドイツ(西ドイツ)の第三世代主力戦車

誕生までの経緯

「レオパルト2」はその名前にもかかわらず、実はレオパルト1の単純な新バージョンではない。

元々はアメリカとのMBT-70(KPz70)の共同開発プロジェクトであったが、双方の要望を盛り込んでいくうちに重量が増大し、さらに想定より開発コストが超えてしまったため、最終的にプロジェクトは中止された。

その後、アメリカと西ドイツの双方はMBT-70(KPz70)をベースに独自に開発を続け、それぞれ「M1エイブラムス」と「レオパルト2」となったのである。


金メッキのレオパルト(レオパルト2開発計画)

純国産の新式戦車の開発は1970年にクラウス・マッファイ社によって始められた。

1年後には新戦車の名称は「レオパルト2」と決定され、元のレオパルト戦車は「レオパルト1」となった。同年17輌の試作車が発注され、16輌が製造された。開発は進み1977年1月に西ドイツ軍は3輌の車体と2基の砲塔からなる量産試作車を発注したが、これらは車体前面により強化された装甲を装備していた。続いて1977年9月に1,800輌のレオパルト2が発注され、5つの量産バッチに分けて製造された。最初のバッチは1979年10月25日に納入された。


性能

当初より、西側第三世代主力戦車の標準装備である「複合装甲」「120mm滑腔砲」「1500馬力級エンジン」を備えている。

初期の外観はかつてのドイツ軍戦車のような台形型の砲塔を採用していた。

A5から隔壁装甲または楔装甲と呼ばれる空間装甲板を砲塔前面及び側面に付加。射撃統制装置を改良し、車長用ハッチ後方に全周旋回可能な車長用サイトを増設したものになった。

A6からは主砲をA5までに搭載されていた44口径120mm滑腔砲から55口径120mm滑腔砲に換装し、専用のAPFSDSを使用する事により有効射程が向上した。


ヨーロッパ・スタンダード

レオパルト1と同じく多くのヨーロッパの国々に採用された。

ヨーロッパでレオパルト2を採用した国は、オーストリアオランダスイスギリシャスペインポルトガルデンマークスウェーデンノルウェーフィンランドポーランドトルコである。

これは、自国で戦車開発をしているイギリスフランスイタリアと、現在もロシア製の戦車を配備している東欧諸国を除けば、ほぼすべてのヨーロッパの国で採用されていることになる。

その理由は、堅実でありながら発展に余裕のある設計でそれぞれの使用国に合った独自の改修ができることと、それらの要望に応じるサポート態勢を備えているところである。

そのため、レオパルト2は「NATO標準戦車」とまで言われるようになった。

ヨーロッパ以外で採用した国は、カナダチリがある。


関連タグ

戦車 ドイツ連邦軍

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