概要
APFSDSとは、徹甲弾の一種である。Armor-Piercing Fin-Stabilized Discarding Sabot(装弾筒付翼安定徹甲弾)を略したもの。
本体となる弾体を「装弾筒」と呼ばれる筒で覆っており、発射されると装弾筒が外れ、弾体だけが高速で飛翔する。これにより戦車などの目標の分厚い装甲を、文字通り「貫く」。弾体はダーツの矢のように安定翼が尾部に付いており、これによって飛翔中の安定を確保する。
主として現代の主力戦車の戦車砲弾として用いられている。一方、安定翼が風を受けると弾道が逸れるなどの影響があるほか、戦車用以外ではあまり用いられない。